ふとしたこと

日々に気づいたことを書きます

京都への小旅行

2014年01月20日 17時49分36秒 | 旅行

 

戦友会は丁度40年前の1月18日にカットオーバーしたシステムの保守に携わったメンバーの集まりだ。

40年前は殆どのメンバーが20歳代だった。

それが・・・・皆、還暦を過ぎたのである。

いや~メチャンコ楽しかったですな。

同期入社45年会なんてのと違って、20歳台の若者が一丸となって

システムの運用をしたのだから話題がまさに共通してるんだね。

しかも当時のメンバーの一人が居酒屋を開いていて

そこで大宴会。

総勢40名程で盛り上がりました。

顔は老けても、声に変わりが無いのには驚いた。

楽しい飲み会の後は・・・・

靴を間違えて履いて帰ったり、手袋を落としたりと様々な老化現象があって

これまた良い風景になりました。

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翌日はゆっくり目に起きて最寄の駅から大阪経由で京都へ。

さぁ~てと。

京都駅へ着いたものの、何処へ行ったら良いのやら?

38年ほど前にふらっと出掛けた南禅寺を思い出して

とりあえず、そこへ行こうと決めたのだが・・・

どうやって行ったらよいのかも判らない。

で、地下の本屋へ行って簡単なガイドと地図が添付された本を買う。

いかにも、京都へのオノボリさんの爺様みたいにして

本を開きながら地下鉄を探す。

流石に京都は観光客が多いから地下鉄に大きな案内所があって

南禅寺へは?と聞けば

烏丸御池で乗り換えて蹴上で降りて下さい、料金は250円です!!

と明快に教えてくれる。

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南禅寺は豪快なお寺だ。

大きな門の向こうの方に本堂らしき甍(いらか)が望まれ

手前の立ち木と門から先の冬木立が美しい。

開花の準備に怠りの無い桜と大きな門の屋根の結構が互いに邪魔にならないのには感動すら覚えた。

自然が生み出した桜の枝と宮大工が作り出した複雑な木組みが

喧嘩しないのである。

正面から右手に入り込めばかの有名な水路がある。

日本離れした景観は写真愛好家のターゲットであり・・・

こちらで写せば向こうが引っ込む、丸でもぐら叩きの如く人がレンズに出入りするのも楽しい。

 この水路の上はどうなってんだ?と思って

よいこらと右手の木立の坂を上り詰めると・・・

この写真のレンガ造りの構造物の上は滔々と水が流れていた!

流れの元にはどうやら蹴上ダムというものがあるらしい。

これは琵琶湖の水を引き込んで溜めているものだそうだ。

このダムサイトから何やら巨大な軌道敷きが遥か下方に延びていて。

明治~大正期にかけてはこの軌道の上を

船を載せたトロッコのようなものが移動して

琵琶湖から淀川まで船を降りることなく人やモノを運搬したのだという。

インクラインと呼ぶのだそうな。

 

平清盛や豊臣秀吉らも、なんとか琵琶湖の水を使った運搬手段を

構想したのだが、当時の土木技術では成し得なかった。

これは明治になって東京へ遷都するに及び地盤沈下が甚だしい京都を

なんとか救いたいと京都府知事の某が実現したものだという。

今の今までこんなこと、全く知りませんでした。

この軌道敷をグダグダと下って再び南禅寺入り口まで戻りました。

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京都と言うところは大変面白い街だなぁ~と実感。

哲学の道をそろそろと歩んで

百万遍という交差点まで辿りつきます。

誰もが想う古都らしいたたずまいがあちこちに散見されました。

なんて言う花なのか、オイラには判りません。

妙に人懐こい猫どもが女性の膝の上で猫玉を成していたり。

入って一杯飲りたくなる料理屋や・・・・

な~んとも可愛い窓のあしらいなど

興味が尽きませんでした。

京都大学ではセンター試験ってんですか?

厭なものをやってましたねぇ。

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また来るぞ、KYOTO!!

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (てつろ)
2014-02-11 22:13:13
ミツマタとちゃうかなあ。加茂川、開いたぜ。
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おや? (ginjiro)
2014-02-11 23:31:03
お元気でしたか?ミツマタね。そうかもしれませんな。

ところで加茂川が開いたって・・・釣の解禁ですかね?

一昨日、土居の遊魚券買って来ました。
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