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臀部慢性膿皮症

 何やらややこしい名前タイトルを書きましたが、私が尿管結石と共に、二十代から三十代あたりに悩まされたものです。

 簡単に言えば、お尻あたりに出来る「オデキ」で、毛穴などから黄色ブドウ球菌が入り込み炎症をおこした状態です。表面にあればニキビ同様に潰して薬を塗れば終わりなんですが、これが皮膚の少し深い所に出来てしまい、それが大きく腫れてきてしまうんですね。こうなると椅子にも座れなくなるほど痛くなり、まるで剣山をお尻の下に敷いて座っている様に痛くてたまらなくなります。

 放置しておくと、何れ皮膚の一部が破れて膿が出てきて、それが出切れば完治するのですが、それでも根っこの様なモノが残ると、二ヶ月から三ヶ月程で再発するという、誠に厄介なものです。

 結婚した頃、三十五歳の頃には、こらどうにも辛いと言う事で、近所の外科病院に行ったら、即手術室に通されて局所麻酔で切開、約十分ほどの手術をされました。

 その後は基本的に乳腺炎の治療と同じで、切開した傷口は開放のままでガーゼで覆います。私は仕事があるので、1週間毎晩、仕事が終わった後に病院の深夜外来に通いました。私の場合、ガーゼの上から赤ちゃんのオムツを半分に切って傷口を覆っていました。このガーゼとオムツを毎日交換して傷口の消毒をしてもらいました。

 この切開手術はその後3回ほど受けましたが、お陰でその病院の外来看護師(看護婦ね)からは、顔を覚えられてしまい、その後、体調が悪くてその病院に行くと「あら?佐藤さん。今日もお尻ww」等とからかわれてしまいました。

 この時に医者から言われたのは「太ると免疫力が落ちるから、痩せたほうが良い」という事でした。今から考えると、後に書きますが糖代謝異常(糖尿病)も関係していたようでした。原因となる黄色ブドウ球菌は常在菌と言われるもので、人の肌とかに普通にいます。免疫力が正常であれば、何も悪さをしないのですが、免疫力が低下すると悪さをするそうなんです。
 今から十数年前に、健康診断で糖尿病と言われ、治療を始めてからは、この臀部慢性膿皮症は発症しなくなりましたので、やはり肥満というのは無関係ではないんですね。

 私は幸いにして、あまり悪化せずに乗り切りましたが、酷くなると皮膚移植とか、痔瘻に移行した場合には、とても大変な治療になると言われており、それでなくても腫れが進行すると敗血症を引き起こす事もあるとか。私が以前に居た会社の上司も、糖尿病が進行し、この慢性膿瘍になってしまい、結果、傷口がなかなか完治せずに半年以上辛い状態が続いていました。

 一番大事な事は、日々の生活を規則正しく、長寿の秘訣は腹八分目としておく事かもしれませんね。


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