二次創作
宇宙戦艦ヤマト2205ー新たなる旅立ちー
第五話
「山岳エリアは放棄!」
「第308ブロックから319ブロックを閉鎖!」
「総統!思った以上に敵の侵攻速度が早く、後退を余儀無くされています!」
通信クルーからの報告が旗艦「ネオ・ガミラス:デゥスーラー級戦闘空母デスラーズⅠ世」ブリッジ内を飛び交っていた。
「タラン参謀。首都バレラスを中心に半径50ブロックを絶対防衛線とせよ。」
「全艦を後退せよ。」
「首都で避難誘導中のヒス首相を呼び出せ。」
「ザーベルク!」
百戦錬磨の攻撃型の布陣でガミラスは対抗するも、奇襲により戦局は悪化、郊外エリアを失うまでに追い詰められていた。
「総統。ヒス首相と回線、繋がります!」
「うむ。」
「ヒス首相。第75ブロックから第50ブロックまでを閉鎖、臣民を50ブロック以内に避難させよ。」
「今から第75ブロックから50ブロックまでは最前線と成る。」
「避難を急がせろ。」
「ザーベルク!」
「タラン!全艦、艦首そのまま、機関逆進いっぱい!」
「全艦!後退しつつ、デスラー戦法隊形!」
「第一空母へ!全攻撃機隊を発艦!発艦と同時に敵艦隊を陽動せよ!」
「第二空母へ!急降下爆撃機隊全機発艦!発艦と同時に瞬間物質転送波エリアへ!」
「第三空母へ!雷撃機隊全機発艦準備!」
「デスラー機雷を打ち上げろ!」
【デゥスーラー級戦闘空母デスラーズⅠ世】
「転送波座標、突撃してくる敵前衛艦隊上空!」
「…総統!それでは戦力が分散され、本来の奇襲攻撃になりません!」
「タラン君。我がガミラスは、不利な状況なのだよ。」
「急降下爆撃機隊に推進機を狙わせ、間髪入れずに、雷撃機隊にブリッジを狙わせろ。」
「この状況を打破する!」
「ハハッ!」タランは右手を胸の前に当て、腰から約15度で体を曲げた。
「転送波、座標入力完了!」
「攻撃機隊、全機発艦!」
「つづいて、急降下爆撃機隊はデスラーズ前方30メートル転送波エリアへ!」
「転送後、各個に敵艦艇推進機を狙え!」
「つづいて、雷撃機隊全機、発艦へ!」
目まぐるしい程に指示とクルーたちが動き回る。
後退しつつ、撒き散らしたデスラー機雷に暗黒星団帝国ガミラス星侵攻前衛艦隊は、速力を落とせざる得なかった。
「第一波転送開始!!」
第六話へ
つづく。
この物語りは私設定が混ざった《宇宙戦艦ヤマト2205ー新たなる旅立ちー》の二次創作です。
使用している画像はイメージです。また一部、Ps版「宇宙戦艦ヤマト・ イスカンダルへの追憶」等の設定資料から引用。拾い画を使用しています。
つづく。
この物語りは私設定が混ざった《宇宙戦艦ヤマト2205ー新たなる旅立ちー》の二次創作です。
使用している画像はイメージです。また一部、Ps版「宇宙戦艦ヤマト・ イスカンダルへの追憶」等の設定資料から引用。拾い画を使用しています。