
第13話 レストランで

7月25日
マジックキングダムで目一杯遊びまくりました。 東京ディズニーランドのアトラクションとそう変わらない施設でしたが、何か決定的に違うことがあります。 それは・・・
髪の毛の黒い人達(日本人)が見当らないこと。 それから、アベックが多くて、 その人達が辺り構わずいちゃいちゃしちゃったり、 抱き合ったりしてくれているのです。 これがまたちっともいやらしい感じじゃないんです。
そんな中で、私とつよし君の男2人ペアは、 ジェットコースターやお化け屋敷の中で、オーッ!オーッ! と楽しく虚しく叫ぶのでした。

(ウォータースライダー)
ここで私は、たとえ男でもつよし君と来てよかったなーとつくづく思いました。 こんなところで一人きりだったら何に乗っても間抜けだろうな~と感じたのです。 女の子と2人ならBESTですね。
ところで、ここで私は乗り物の中にカメラを置き忘れてしまいました。 すぐ気が付いて戻りましたが、当然もう無くなっていました。
夜の12時頃までディズニーワールドで遊び、 夜中にレストランに入りました。
そこのレストランの話です。 日本にある「デニーズ」 のような一般的なところです。 入口に立つと担当のウエイトレスが、
「何人ですか?」と聞いてきます。 「2人」 と答えます。
「たばこは吸いますか?」 と聞きます。 「イエス」
アメリカのレストランではどこでも 「喫煙席」 と 「禁煙席」 が分けてあります。
席に着くと別のウエートレスがメニューを持ってきてくれました。 何にしようかと考えていると、席のすぐ脇で、案内してくれたウエートレスとメニューを持ってきてくれたウエートレスが口けんかを始めました。 「ここは私の案内
したお客よ!」。 「私の担当の席よ!」という感じです。 少しして案内してくれた方がいなくなり、 残ったウエートレスは私たちににっこり微笑んで 「何にいたしましょうか?」ときたのでした。
どうしてこんな事になるのでしょう?、 それは・・・そうです。 もうあなたは気が付きましたね。・・・・ 「チップ」なのです。
アメリカではウエートレスの賃金は安く、 客からのチップが大きな収入になるのです。 だから、みんな多くの客に付こうとするし、より多くのチップを得るために、 愛想がいいのです。
そんなことがあって、 食事が終わり料金は2人合わせて10ドル位。チップをさりげなくテーブルに1$(だいたい料金の10%くらいが普通のようです)を置きました。 このチップはさっき残ったウエートレスの収入になります。
レジに行くと、負けた方のウエートレスが居ました。 単純でちょっとお馬鹿な私は彼女の手に 「THIS IS FOR YOU」と言って、 1$渡しました。
外に出て、 前に止めてある車に乗ろうとしていると、レストランの屋根に取り付けてあるスピーカーから大きな声がしました。
「サンキュー ジャパニーズナイスボーイカムアゲイン!」

(立ち寄ったレストラン写真)
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