
第15話 部屋でステーキまつり

こうして、スペースセンターの見学を終え、 私たちは北へ、 ビキニの美女の待つデイトナビーチに向かいました。
IS1号線を北上し、夕方デイトナビーチに到着、ここはカーレースサーキットの街、とにかく若者の街です。 マイアミは今や老人の保養タウン、 若者はここに集まります。ビキニのお嬢さん達が自慢げに街を歩いています。
ユースホステルに転がり込む。部屋は地下にあり、えらく汚い。 ムシムシして暑いし、床の隅ではゴキブリが運動会をやっています。 でも、旅をしているという気分の部屋なのでOKと言えるのです。 それに部屋には自由に使えるキッチンが付いています。
今日の夕食は自炊で行こうと、相棒のつよし君と近くのスーパーで買い出しです。
フランスパン 1本1 $
牛肉2Kg (一人1kg) 7$
メロン 1個 1$
塩こしょう $
合計 10$
「アルバイトらしいレジの女の子が話しかけてくる
「パーティやるの?」
「オフコース!」 と笑って答える。
部屋に戻り、さあ料理するぞ!」 「ん?フライパンがない。」「仕方ない」
部屋にあったアルミ製の洗面器のようなものを代用してステーキを焼きました。

(鍋ステーキ写真)
ほこりだらけで、ゴキブリの足跡が残っているテーブルに料理を並べる。
紙の皿に盛ったステーキ(デカイ)、 半分に分けたパン、半分に切ったメロン、 ビール (当然バドワイザー)。
ディナーだ、ディナーだ」と笑いながら食べる。テレビでは大リーグのナイトゲームをやっています。
食事が終わって、紙の皿を持ち上げると、 なんと皿の底がそっくり無くなっていました。 私は、 ステーキを切りながら、皿とほこりだらけのテーブルを削っていたのでした。


(部屋でステーキまつり)
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