公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

やめたい、っていう中学一年生

2014-11-29 | 現在の教室運営
六年生入会の中学一年生から「やめたい」と泣きが入りました。
「ダメだよ。」と断固拒否。

当然、親の「続けさせたい」との希望あっての事ですが。

当人も私に言えば「止めさせてもらえないだろう」の見当はつくので
まず、親に言い、親子げんかに発展するところを
親が相談に来た、ということでした。

そもそも、小学生時代に遊び倒しているので
勉強体力がついていないのです。
今やるべきことを優先するのでなく、やりたいことに流れる癖がついているわけです。
それを、中学入学までに数学だけでも自信を持たせようと
ハイペースで進めてきて、
何とか学年の真ん中ぐらいの順位にはなっているのですが
そろそろヘタってきたのですね。

面談中に、高校生の、小1の頃からの生徒が入室してきたので
「やめたいと思ったことある?」と振ってみました。
「あるある。何度もありますよぉ、今日だって来るのが億劫で」
「それでも、続けてるってことは、どうなのかな」
「止めないで良かったと思ってます、絶対」

というわけで、「続けなさい」というのに何よりの≪事例≫があって。

ま、国語力も弱い子なので、私の説明では納得しきれず
おうちへ帰ってから、またぞろ親子の間で蒸し返される可能性はありますから
母親に
「目先の事にとらわれず、ここは≪鬼≫になってください。」とお願いしました。
さて、昨日の今日、教室へ来るかな。



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