三遊亭円楽、日曜劇場で念願の“悪役”起用に歓喜「やってみたかった」
日曜劇場『グッドワイフ』第5話に出演する三遊亭円楽
落語家の三遊亭円楽が10日放送のTBS系日曜劇場『グッドワイフ』(毎週日曜 後9:00)第5話に出演することがわかった。円楽は主人公・蓮見杏子(常盤貴子)の夫で東京地検特捜部の元部長だった壮一郎(唐沢寿明)が収賄の容疑で逮捕・勾留されるなか、その事件の情報を握る大物政治家・南原次郎役に決定した。“悪役”を演じる円楽は「悪役ってやってみたかったんですよ。だってすごくいい人じゃない、私(笑)」と冗談めかしつつ起用に歓喜した。
家庭を守るため16年ぶりに弁護士に復帰した杏子が法廷で奮闘するなか、収賄について心当たりがない壮一郎は、逮捕の裏には政治が絡んでいるとみて、かつての部下・佐々木(滝藤賢一)とひそかに調べを進めていた。円楽演じる内閣官房副長官を務める南原は、検察庁のOBであり検察に顔が利く人物。今回の事件に関しても、重要な情報を握っているようで…。人のよさそうな笑顔とリーダーシップを発揮する長けた話術を持ちながら、ひと癖もふた癖もある男・南原が持つ情報とは。
「先代の師匠にも言われたんですよ、『悪役は得だよ』って。だっていいことをすればちゃんと了見を入れ替えたって言われるし、悪役からは戻れるけど、善人が悪い役やると『あいつは嫌な奴だな』って言われちゃう。だから今回の悪役はうれしいんです(笑)」と語る円楽。「いろんなところにどんでん返し、そして裏切りもある。人間は表裏一体って言うけど、このドラマも表裏があるなって。そんなドラマの進行が楽しく、先行きが面白くなっていくなって思います」とみどころをアピールした。
東仲恵吾プロデューサーは「前半戦のクライマックス、そしてドラマの後半に向けて大きな鍵を握る大物政治家・南原を、落語界の大御所である三遊亭円楽さんにお願いしました。持ち前の人たらしな笑顔と人柄を見せつつも、腹の中では何を考えているのかわからないという複雑な役を演じていただき、円楽さんの違った一面を垣間見ることができると思います! ぜひご覧ください!」と期待を寄せている。