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新しい職場

2013-07-17 04:26:59 | 無題
新しい職場で働きはじめた。


感想は、

なにも感じていないさなかに、

嫌気が密かにさしている。


たとえば、

社内用ネットワーク。

IPというダサイアイコンの、ダサイインターフェイスのチャットを使い、

メールクライアントはサンダーバードなどをわざわざ設定しなければならない。

カレンダーはまた別にサービスを使っていて、これもまたヒドくださくて、

見にくい。罫線の文字がくっついている。

社内共有事項(経企関係)などは、

フォルダをそのまま共有しているから、下手したら上書きできてしまう。


以前の会社では社内インフラは

Googleがバックグラウンドに使われているサービスを使っていて、

メールもチャットもカレンダーもブラザ1つ立ち上げていればよかった。

操作も直感的にできたし、見やすかった。

使っているだけでもワクワク感があった。

なんといっても見やすいというのは大事だ。



面接では一言も言われていなかったが、

(面接でいうの忘れてたとか言っていた。)

社内で犬を2匹も飼っている。

それはドン引きだ。

私はペットを飼っている職場は辞退してきた。

転職エージェントから紹介された案件もその理由で断ったものがある。

だけどこのありさまだ。

犬はたまに吠え、

社内を駆け回っている。

私が驚いていると、

犬苦手?とそのお世話係に好きでかってでている女性が言ってきた。

得意なほうではないですと答えると、

慣れてもらわないとーなどと言い出して、私の上司と盛り上がっていた。

苦手?どのくらい?餌付けもできない?などとうるさい。

角が立たないように、

まぁ、はい・・・などとぼやかしながら断った。

上司がはっきり最初に言った方がいいよ、いや?と聞くので、

いやですと答えた。

小型犬だから、そこまでイヤではないが、

仕事中に足下に来て、仕事用の服にスリスリされるのはいやだ。

毛や唾液がつくのもいやだし、

噛まれるかもしれないと少なからず用心の気持ちが沸いてしまうものストレスだ。

その気になれば撫でられると思うが、まったく気が乗らない。

犬とじゃれあいに行っているわけではないから。

犬や猫とじゃれあうときは、そういう格好をしているときだ。

ついこの前も馬に乗ったし、

いつかアルパカをなでに行きたいなぁとか思っている。

町で猫を見かければ近づいて行くし、

酒屋の白い猫が軒先で気持ち良さそうにしているのを撫でたこともある。


あれ、そういえば犬を積極的になでにいったことってあるかな?

ないかも。

前は犬の方が好きだったけど、今は猫の方が好きーというほどではないけど、

猫の方が興味がある。

犬はいつなんどき噛み付くかわからない感じがいやなのかもしれない。

賢そうに見えて、急に噛んだり吠えたりするところがだ。

でも別に噛まれて大けがをした経験があったわけじゃない気がするのだが。

忘れているだけだろうか?


とにかくその女性が、

しょうがないしばらく放し飼いにできないーと言い放ったのが気がかりだった。

しばらくって、しばらくしたらまら、放し飼いにするのかよと思った。

もういっそのこと噛まれた経験があるとかにした方が気が楽とか思えてきた。

面接で言われていないのに、

まるでわたしがやっかいものみたいに言われているのがもうイヤだ。

上司も結構なところまで、大丈夫だよとか、言っていたのが。

横の教育係も。

面接言わなかったおまえらが悪いんだろと思わずにいられない。

面接じゃなく求人に載せておくべきだ。

そうしたら応募しなかった。

その犬の面倒を観ている女性はどこかのリーダーという役職付きで、

そのお友達の女性も相まって、非常に偉そうな態度だ。

他の役職付きの男性と違って、

気遣いのかけらもない。

自分の思うように、気に入るようにならないとおもしろくないといった感じが全面に出ていて、

“私の帝国よ”的なところが、うぇーって感じ。私は苦手。

私はああいう風にならないようにしようっとと思った。

お局様ってああいうのを言うんだろうなぁ。

なんと、どうも同じ年くらいらしいので、驚きだ。

私より年上に見えた。

そして年下かと思った人が年上だった。その人は賞をもらっていた。


そういえば、一緒に入社予定だった人が来なかった。

そういこともあるんだねと教育係であるとなりの席の人は言っていたから、

この会社ではめずらしいことみたいだが。

なんとなく分かるような気がする。逃げだすのが。

だって土曜日も出社だし、

(そうだその人はたしか営業で毎週土曜出社だ。

私は月に1、2度ー祝日がある分。)

面接のときに聞こえてきた体育界系のノリの朝会は、

正直、ドン引きだ。

それなのに社内に活気がない。

ビルも古くて、絨毯は汚れているし、

クーラーは弱めで、扇風機を何台も回しているから、

扇風機の音がうるさいし。

私にしてみれば希望の部署に配属されなかったし、

上司の上司は私の前職での実績を面接で見ていないところが、

もう抜擢されないだろうなっていうので、もうダメだなというのと、

自分の部下の能力を把握しようとしない上司はダメだなというのがあるから、

相乗的にもっとダメっていうのがある。

上司は少しは尊敬しているが、

上司の上司には尊敬の念を抱けない。

面接の時点でもうダメだろというのがある。



以前の職場の面接はすごかった。

直属の上司はわたしがどのように考え、工夫したのか、

他のデザイナーよりどの点において見込みがあり秀でているかを、

ピタリと言い当てた。

忙しいだろうに、私が作ったサイトを隅々まで観ていて、

非常に的確でコアな質問をしてきたのだ。

私は驚いた。

し、そしてなにより、その時点で尊敬した。

私は広告やブランディングがやりたくて、

そしてクライアントのためにいろいろ工夫したり、気をつけたことがあったから、

その努力をしっかり観てーというより見透かして、評価したのだ。

しかも面接の場でだ。

何人も、何十人も面接しているのに。

上司の上司もまた一緒だった。

一緒だったというより、さらに広告やブランディングの面でもっとコアな話ができた。

面接の場なのに、もうずっと前から一緒に働いていて、

これからの案件についてどう取り組んで、

どう私のスキルをのばすか、どんな課題があるかを一緒に話している感じだった。

話しているだけで広告やブランディング、そして自分の仕事人としてのスキルが

磨かれて行くような感じだった。的確に考えさせられるからだ。

なにかを指摘して、命令したり、断絶的に否定するわけではない。

言い回しや物腰も絶妙なのだ。

広告やブランディングの知識はもちろんのこと、

論理的で完結な話はとてもすっきりしていて気持ちよかった。

(入社してからわかったが、社内で一番プレゼンのうまい人だった。)

私はその場でこの人はすごいなと直属の上司よりさらに尊敬した。

その面接で話しているときは、まるでチェスをしているようだった。

私はギリギリでなんとか答えながら、

ノーを言われないところをなんとか渡りきったという感じだった。

いや、もしかしたらその上司の上司からすれば、

そんなんじゃダメだと見透かされていたところがあるかもしれいないが。

私はその上司たちの元で働けることを幸せに思った。


上司からいろいろ吸収したい

そう思ったのはそこが初めてだった。

それより以前の職場でも、

ああ、こんなスキルもあるのかぁと舌を巻いたことがあった。

(食事の席でささっと盛りわけ、水がなくなったら、絶妙の案配で、

水どう?とさっとつぐのだ。

その上司は営業上がりだったから、

食事の席ではこういうことをこういう風に

スマートにできるようにならなきゃいけないんだなと思った。

それが1つのビジネススキルなんだと。

だってその上司はとても俺様帝国主義だったから、

それは意外だった。

でも社会に出たての私に見せてくれたのだろう。

上司は嬉しそう満足そうだった。

一応休日を利用して業界の催し物を見に行った場であったが、

上司と食事するのは緊張して、食べるのに私は精一杯だった。)


でもその上司を含め、それまで面接した人は、

どのように考え、工夫し、注意して仕事やデザインに取り組んだか、

注意深くみる人はいなかった。

表面的な装飾、美術的な面や、

よく聞かれるようなUIのなんたらかんたらについての考えを聞いたり、

ざっくりと、制作するにあたってどんなことにいつも気をつけていますかというような、

漠然とした質問をしたりするぐらいだった。

つまりみんななにを質問したらいいかわからないという感じだ。

だからとりあえず面接マニュアルにあるような、チェックリストのような

よく聞かれるような質問をただ漫然とするという感じなのだ。

頭悪いんだろうなと感じる。

容量悪そうだし、頭固そうだなと感じる。

イノベーションとかソリューションとか創造的なことができなさそうだなぁと感じるし、

そのくせ自分の地位だけは偉そうに確保するのにやっきになるタイプだなぁと。


っていうか、おかしいだろ。

自分の部下の能力を把握しないで、

的確な仕事を、適材適所に回すことなんてできないだろ。

その分人件費の無駄になるのに。


面接の時点で人員が足りていない部署の仕事ができるかできないかだけをみるって、

本当にアホとしかいいようがない。

ちょうどそのとき合った人を、ちょうどそのときあった仕事に割り当てて満足し、

後先のことを考えないなんて。

特に移り変わりが激しい業界なのに、

ジョブローテーションがないからと、

他にどんなことができるか把握しておかないなんて、

生き残り意識が足りない。


そう思うんだ。

つい熱くなってしまった。