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バンドを終えて

2013-05-26 14:52:40 | 無題
昨日初めてバンドに参加した。


参加したっていっても、練習でだけど。

それでわかったことは、

やっぱり好きな音楽が合わないと一生懸命なところまではがんばれないってこと。


音楽全般好きだけど、

やっぱり音を出すなら、

普段自分が聴いていて楽しいなって思える曲じゃないと、

どこか無理が生じてくる。


転職活動中で他にやることで埋まっていた私は

ほとんど準備できないでいった。

一番まずかったのは、

課題曲を聞き込んでいなかったこと。

せめてそれくらいはできた。

でも私の携帯音楽プレイヤーは先週壊れてしまって。

移動時間の合間に聴くということもできなかった。


年代の違う人たちとのずれ。

初めて聴いた曲ばかりだった。

雰囲気はわかっていたけど、

私にとって気分がノルような曲ではなかったから、

聴くとなると集中して聴かなければならなかった。


ほとんど弾けない、本当に誰も見つからなかったときの

補欠要員でお願いしますといって申し出た。


私は本当に弾けなかった。

簡単な曲が少し慣れて、リズムにのって弾けるようになったと思っていた矢先、

ギターの人にもっと簡単な和音でいいとか、

裏乗りだよとリズムが間違っていることを指摘された。

そのあとなおしたつもりだけど、

音の聴こえ方は言われる前と変っていなかった。

なおせていないのか、最初から本当は裏でリズムが取れていたのかわからないけど、

そのあとも間違っていたのに言わないでいてくれたのなら―

どちらにせよ気まずかった。


終わったあと、

打ち合せと称してごはんと飲みにいった。


お酒は苦手だ。

でもみんな楽しい人たちで、

なによりもその募集を募った人が、

2年前に一緒に学机を共にした人だったから、

ひさしぶりにお話したくて、ついていった。


本当は練習のときから消えてしまいたい気分で、

途中ですみませんといって帰ろうかとも思っていた。


でもこんな機会でないと、なかなかそんなひさしぶりの人

―しかも年が離れた人だから

ご一緒する機会もないだろうと、

私は苦手なタバコの中、2件目もご一緒した。


すごく楽しくて、

最初はできなくても大丈夫だよとみなさん優しい言葉をかけてくれた。



でもやっぱり平気ではなかった。

すごく咳き込んでしまった。

帰るころには全身が痒くなっていて、

タバコの煙に巻かれたときにいつも出るミミズ腫れのようなものも出ていた。


でもタバコ苦手なのでーとはみんなの前で言い出せなかった。

すごく楽しそうだし、

楽器も下手で、あまりにも下手だから難しい曲では歌ってと言われたけど、

聴き込んでこなかったその初めて聴く洋楽は、

練習中に4回も聴かせてもらったのに、歌えもしなかった私に、

練習中も楽しみの一環として吸うタバコをやめてほしいなんて

言える勇気が沸いて来ない。言えなかった。

私のためにみんなががまんするなんて。


私がバンドをやめた方がいいと思った。


やめる理由はタバコだけど、

他にも実際にやってみて思うことがあった。



音楽は普段聴いている曲をやった方がより楽しいかも。

音楽の方向性の違いっていうけど、

やっぱりそういうのあるんだなぁと思った。

方向性違いっていうほどずれていたわけじゃないのに、

それでもあまりにも普段聴かない曲で、

自分がキャッチーに感じてのれる曲じゃないと、

長くやっていく上で無理が生じるなと思った。

これをずっとやっていくんじゃつまらない。


でもやっぱりタバコがなかったら、

捉え方も違ったのかな。


それでもやっぱり誘ってくれた人意外の人達は、

なんで来たの?という感じがたまに見てとれて、

大変申し訳ないなという気持ちと、

消えてしまいたい気持ちが先行して、

どんなに大丈夫だよゆっくりやっていけばと言われても、

続けていく気持ちが沸かなくなった。


みんなもう既にだいたい演奏できて、

おかしなところなんてなかった。

ベース、ギター、ドラムだけで成立していたし、

課題曲自体元々キーボードがない曲だった。

それでも募集を募った人はおしゃれバンドなるものをやっていきたいということで、

それにはどうしてもキーボードがいるのだとか。

レベルが違いすぎる上に、

足手まといだと感じているというのが少なからず伝わってきたし、

それでも必死にがんばっていきたいというほど、

そのみんなが共通して好きな曲が、私にはそんなに熱中するものでなくて、

練習中も、

これだったら1人で黙々と作業している方が楽しい。

そう思った。


自分でも驚いたのが、

帰って来てパソコンを広げ。

気が向いてちょっとデザイン関係の手直しをやったことだ。

楽しかった。

コレだよ。―そう思った。

そこで私はハッとした。

楽しい。1人で、だれにも迷惑をかけずに

クリエイティブに向かうという作業。

これだったんだ。


バンドセッションもそれなりに楽しいものだった。

でも私は、

自分が思う程心が頑丈でないことを知った。

人に迷惑がかかっていないか、

みんなの顔色、

タバコで自分の体が保たない、

そこまで好きになれない曲、

そんなちょっとしたことが重なって、

私には重荷になるのだった。


転職活動中の私は、

社会と接点がなくなりつつあった。

このままじゃいけないなぁと思っていた矢先、

募集がタイムラインに流れて来た。

ひさしぶりに会いたい人からだった。

私は人恋しかった。

なによりその方が、私にとって特別な時期や空間、集まりを共にした人だった。

学友というか。

自分が自分らしく出せる人の数少ない内の人の一人だった。


だから体的には無理をして、

くっついていってしまった。


飲みながら、小さい頃習っていたのはクラシックピアノだった話になった。

ジャズはやらないの?と聞かれて、

そうだ!と思った。

私はジャズが弾けるようになったら楽しそうだなぁと強く思っていたことがあったのだ。

ジャズやボサノバが好きでよく視聴もしていた。

即興で気持ちのいいメロディーを弾くってどんな感じだろう?

いいなぁと思っていた。


そうでなくても最近、会社に通いながらでも通いやすいピアノのレッスンの広告を

ネットで見かけて、

就職できたらここでピアノを習おうかなと思っていた。

そこは他の楽器の人とセッションする機会もあるようだった。

それでそういう発表会もあったらいいなぁと思っていた。


そうだ―私はまず黙々と自分でなし得るになろうと思っていたんだった。

質問をされたときそれを思い出して、

自分が今少し無理をしていることに気づいた。


家で録音して歌った音源をアップするのもやってみたい。

そういうのもあった。

音楽に対しては、まだまだ1人で挑戦してみたい課題がたくさんあったのだ。

みんなの足をひっぱったり、

目の前で恥をかきながら、

気まずい思いをして役に立てないことを重にに感じる必要のない、

そんなジャンルが私は。


私はマイペースが一番なのだ―…


小学校の通信簿のコメントの欄に、

マイペースですと書かれたことを思い出した。

結局そういうことなのだ。

それがよいことなのかわるいことなのかは、

人によって違うだろうけど。

原点はマイペースで。


マイペースできることが、

植物が水を得て風に靡くように、

私にとって自然でいれる状態なのだ。


それがバンドに参加してみてわかったことです。







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