今週の世界は、軽薄で、流動的で、人々の不安の内に過ぎていく。
オバマ大統領の訪日が一日ずれたことは、リーダーシップが能率を超えた概念で
あることを示す。Kanter,R.M. の変革型リーダーを思わせ登場したオバマ大統領
は、その後、共和党の側から、リーダーとしての資質に問題があると指摘されたが、
ノーベル平和賞を授与され、と目まぐるしく状況は変化し、今や、状況の不確実性に直面し、
人々に予期せぬことが起る偶然性についての、コンティンジェンシー理論を思わせるに至ったが、
変化対応型リーダーシップを採用していると観るべきだ。それは、「テロの犠牲」と言う名の歴史の
為せる業に由るのであるのだろうか。「たとえ僅かでも、この世界に希望は持ち続けよう」
9・11テロの三日後のフランスの詩人、イヴ・ボンヌフオアの言葉 アメリカ合衆国屈指の
反戦活動家として半生をすごしたハーグ世界平和会議の会長であるコーラ・ワイズ氏は9月12日
「今までの自分の人生で、これほど殺伐とした時代はかつてありませんでした」と語った。