Max爺のひとり言

のこり少ない日々の記録
~でもまあ いろんなことをやってきたなあ~

最後の仕上げ ラップ塗装

2015年05月28日 | Rod Craft

3日ほど館山に行っている間に、これまでのヴぁーニッシュ、ラップのニスは乾いておりました。

現在は最終仕上げのラップ塗装の途上にあります。

が・が・が・・・いろいろと細かい点が気になり始める段階でもあります。

ニスの手塗りですので・・・

・ぼつぼつが入ったり
・塗り損じ個所が見つかったり
・埃が一筋乗っかっていたり
・ラップの糸目が消えなかったり
・お焦げがニスを吸収してその部分だけ光っていなかったり
・ラップからニスを竿の上にうまく落とせていなかったり
・ラップの表面が平らに塗れていなかったり
・ラップ表面をヤスリすぎて糸もヤスってしまってやり直したり

・・・と、この段階になると、なにか問題が山積のような気がしてくるのです。

竿師のもっとも憂鬱な段階なのです。 

 

ニスの場合、完全乾燥した塗面の上に塗ったニスは爪でこすると剥がれちゃったりするんです。  食いついていないんです。

部分補修の方が難しいので前回の塗装まで剥がしてやり直したりすることは何度かあるんです。

1000番のサンドペーパーで塗装を剥がすと、研ぎカスをいくら綺麗に拭き去ったとしても、次に塗装するときに塗面から古い塗面の一部がはがれて出てくるのです。  これがぼつぼつの原因なのです。

だから竹面まできれいに剥がしとってやり直さないと、なんどやっても極小のぼつぼつ出来てしまうのです。

剥がしたらもう一度塗面を完全に拭き、乾燥させねば、浮だしは無くならないんです。

そんなこんなで何度も何度も塗り直しをするんです。

ドブ漬け、引き揚げ、なんて気の利いたやり方をするには、たった1本の竿のためにウレタンニスを1リットル近く無駄に使わねばなりません。  もったいないですよね~。  手塗りだと1回でウレタンニス、薄め液を各10㏄程度しか使いません。  

さて、ご多聞に漏れず今回も、1か所だけ刷毛が届いていない部分を見つけちゃいました。  そこだけニスが乗らなかったんです。  で、1回剥がして塗り直しをしちゃいました。

自分の竿なら多少のぼつぼつは気にせず使いますが、ご注文を受けたロッドではそうはいきません。

完成するまで・・・何度でもやり直すのです。

あと1~2回かな~

 

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ラッピング と ラップ接着

2015年05月18日 | Rod Craft

ラッピング(ガイドやロッドに糸を巻くこと)は細かい作業だけれど・・・楽しいのです。

六角のロッドに、一筋づつ糸を巻いて行き、コルクやコルクチェックの末端、飾りラップ、フェルールの末端、ストリッピングガイドやスネークガイドの脚、トップガイドの末端、を隠すと同時に、飾りとします。

そしてその上から薄めたエポキシ樹脂を塗りこみ、ロッドとラップを接着します。

接着の目的は、

・ガイド類の脚がラップから容易に抜けないようにする
・塗装中にラッピングの糸(特に端っこ)が動かないようにする
・糸目を埋めて次の塗装の一助とする
・擦れてもラップの端の糸が擦り切れたりしないようにする(これは主に塗装の役割だが、その手始め

ことです。  人によっては、エポキシ樹脂でそのまま塗装を重ねる人もおります。

一本の棒が、次第に飾り付けられ、ロッドの形になってくるのは楽しみでもあります。  1か所1か所丁寧に糸を巻いて行くのです。  気の遠くなる作業ではありますが・・・

今回は赤い糸でラッピングしました。

ガイドの前後には、注文通り、お焦げ(フレーミング)を作ってあります。  その上を赤い糸でラップしていきます。

エポキシ樹脂をのせると、揮発油がさっと糸の間に入り、赤黒い色に変わります。  乾燥すると元の赤い色に戻るのですが、お焦げの上に乗った赤い糸は下の黒を透かしだして、微妙な赤黒模様を作り出しました。  う~ん、いいね!

8ft 2pcs DT#5 WF#6

Tip top & Butt Ferrule

ということで、ラップのエポキシの乾燥待ちです。

次は、いよいよ最後の仕上げ・・・ラップのウレタン塗装ということになります。

館山の芝生の管理とキス釣りの後かな・・・完成は・・・ 今月中には発送できるんじゃないかな・・・

 

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ウレタンニス 乾きましたぞ~

2015年05月16日 | Rod Craft

先日、ウレタンニスが乾燥しなかったため塗装を剥がしたところまで書きましたが、

その後、濃度を薄めにして塗装したところ乾きました~。  ホッとしました。  塗装は恐怖なんですよ。

あまり濃いニスを厚めに塗って早く仕上げようとすると、却って時間の喰うものなんですな~。

過去に何度も同じことをしているのに何度やっても学習しませんね~。  

二回目の塗装からは乾燥が早いので朝塗装して午後には乾いておりました。

小回りの利く塗装システム

さっそく用意してあるガイド類の取り付けと、ラッピング(ガイドを糸で巻きとめること)の塗装を始めます。

これが終われば・・・Kさんのフライロッド・・・完成で~す。  丁度良い季節に間に合いそうですね。

でも塗装だから・・・1週間くらいはかかりそう・・・何度も乾いては塗りを繰り返すから・・・

 

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フライロッド 塗装中~

2015年05月12日 | Rod Craft

Kさんのフライロッド塗装中です。

塗装中のお焦げロッド

じつは昨日から2日もかけて2回の塗装を剥がしたんです。

なぜか・・・ウレタンニス(2回目)が固まらなかったの。  爪でこすると剥げてくる・・・

厚く塗り過ぎたのか、はたまた、ニスが古いのか・・・揮発分が飛んでかなり濃くなってます。

2回目の塗装だけを剥がすことができないので、結局元の竹の状態にまで剥がしたわけです。

竹に傷をつけないように気を遣いながら2日もかけて・・・

また親指の付け根に痛みが・・・

明日はテストピースで塗装をしてみて固まらなければ新しいニスを買うことに・・・

 

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ようやく竿の形に Kさん用フライロッド

2015年04月29日 | Rod Craft

フェルールのすり割りをチューリップの形に成型して部品がそろいました。  コルクチェックも旋盤回して製作完了。

これらを取り付けます

リールシート金具は本職の宝飾職人のJasseさんが昔作ってくれた純度99.9%の銀です。  錆びると銀は黒く変色しますが、それを磨くとさびの利いた銀の光沢が出て、これまたいいものです。  時々磨いてくださいね。  Max Rod Craftの刻印入りです。

リールシート・インサートは樺コブに上朱合(じょうしゅあい)漆を何層も塗ったもの。  赤みを帯びた深みのある半透明・・・コブのい模様が透かして見える・・・

手の込んだリールシート、Valuableですよ~

一昨日から2日間でグリップの成型が完了。  なぜ2日もかかった?・・・

コルクリング12個で作ってみたところ・・・ん~ちと短い・・・

8フィートのロッドとなると結構先が重くなる。 重心がグリップよりも前にくるので、一日中ロッド振ってると手首が痛くなる。  場合によっては腱鞘炎、関節炎になったりする。

一つの手としては、リールシートの端にカウンターウエイトというおもりを入れて重心がグリップの方にくるように調整する方法がある。  バランスは良くなるが竿自体が重くなる。  

で、これは重い目のリールを使ってもらうようにして調整してもらおう。  DynaRodで重心をグリップに持ってくるための理想的なリールの重さの計算もできています。

も一つの手として、グリップを長めにして、手首が疲れたら前の方を握ってもらう、というのがある。  今回はこちらの方法をチョイス。  指のかかりをよくするため、ワシ独特の形に成型した。  少しでも手首への負担を減らすための方策で、単なる好みではない。 (好みもたぶんにありますが・・・)

コルクリングを1個追加して接着したので乾燥に1日余分にかかった。

昨日はグリップの成型。  粉だらけになったけど完成。  取り付けたのがこれ・・・

バオバブ?いやウエスタンという形

写真写りが今一ですが、キレイに出来てます

つづいて、塗装、ガイドの取り付け、と行けば完了するのですが・・・

Kさんからは、ガイドラップの周辺にお焦げで模様を入れよ、とのご注文なので今日はそのための予備実験をいたしました。  

竹にお焦げの模様をいれるのを、フレーミング等と申しますが・・・通常は丸竹のあいだに表面をバーナーで焦がします。  全体をい色合いにする場合も、お焦げで縞模様を入れたりもします。

ワシの持論として竹表面の強度は落としたくない、というのがあり、丸竹の表面を焼くと、Butt部はいいんだけども、Tip部はかなり表面強度に影響がある(筈だ)と考えております。

表面から同じ深さまで焼きが入ると、0.8㎜とか0.9㎜の厚みに削るTipの先端部は折れるリスクが高くなる(筈だ)。

そこでTip先端のお焦げマークは入れないか、煤(すす)か墨汁でごまかそうと思っている。

で、ロッドが完成してからガイドの位置を決定し、ガイドの周辺をローソクで焼いて模様をいれようという魂胆なのです。  Tip先端部の煤(すす)による模様も付けられそうです。

明日からは倅の別荘の草刈りにでかけます。    接着剤の乾燥期間として・・・竿の再開は来週ですね・・・

 

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フェルール作成

2015年04月26日 | Rod Craft

注文しておいた工具、FPゴールドリーマーが届いたので早速フェルール作りました。

快削洋白(ニッケルシルバー)の丸棒をサイズにちょん切り、ドリルで下穴を空け、リーマーで内壁をきれいに削ります。

さすが、リーマーを掛けると内壁は、磨いたほどではないけれど、ドリルの螺旋傷も消えて均質な面となります。

ドリルの下穴は0.2㎜ほど小さめに開けておき、目標サイズのリーマーで薄く内壁を削り取る訳です。  切削油を入れ削りくずをこまめに出し慎重に慎重に工作するのです。

穴あけ完了

穴が空いたら、今度は外側の成型です。

肉厚0.3㎜とか0.4㎜とかに削るのです。  

つかみ方が難しいのです。

丸棒のようにチャックに力いっぱい咥えられないのです。 あまり締め付けるとへこみます。
程よい力加減でチャックに加え、薄く薄く何度も削っていきます。  厚く削ると、いつクンニャと行くか分からないのです。  神経を使います。

今回は失敗もなく1回で完成しました。

削ったらバフをかけて磨き、メタルソーですり割りを切りこみます。

出来上がったのが下のフェルールです。

フェルール完成

明日は、すり割りをチューリップの形に加工をしてブランクを削って接着の下ごしらえです。

 

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げげっ 曲がりが・・・

2015年04月21日 | Rod Craft

芝張りで中断したロッド作り、再開してますよっ!

先週、仕上げの矯めをやってから芝張りにいったのだが・・・帰ってみると・・・ロッドの曲がりが戻っているではないかっか!

バンブーロッド作りでは、6本の正三角形断面のストリップを張り付けることから、竹の節の配置についていろいろな方式があるのです。  その節の散らし方をスタッガリング(Node Staggaring)といいます。

ランダム・スタッガリング:
6本のストリップは、節を10㎝程度づつずらして並べ、123456と番号を振る。
さらに153624の順に並べなおして接着する。  

2x2x2・スタッガリング:
6本のストリップを、3つのグループに分け、節間の3分の1づつずらして並べる。
2本の節が反対側になるように並べる。

3x3・スタッガリング
6本のストリップを2つのグループに分け、節間の半分づつずらして並べる。
3本の節が1つ置きに同じ位置になるように並べる。

スタッガリングは、ロッド全長に対して硬い節の部分を分散させ、あるいは、折れやすい節の部分を分散させ、他の節間部分で補強する、という意味をもつのではあるが・・・

矯め、という観点からは次のような特徴がある;

ランダム  
節がロッドの周囲をランダムに散らされるために、節周辺の竹の癖もあちこちに分散する。
ロッド上に細かい曲がり癖があちこちに現れる。
最も矯めにくいスタッガリング。
6本均等に節をずらすので、竹の使用効率(捨てる部分の長さ)が最も多い。 つまり、より長い竹が必要。

2x2x2
節が反対側に対になるので、同じ節の癖(たとえば2本とも右曲りの節)が互いを打ち消してロッドとなった場合は曲がりが出にくい。 矯めやすいスタッガリング。
同じ位置に節がくるのでランダムに比して節の強度の影響が出る。
竹の使用効率は2番目。

3x3
節が3個同じ位置にくるので、節部と節間部のロッド部分の強度に差がでる。
ロッド上で曲がりが出る個所が最も少ないので、矯めやすいと思われるが、節の癖が競合しやすいので効果は不明。
節に強度の問題がある場合は、もっとも影響を受けやすい。
竹の使用効率はもっとも短い。 

と、まあ、こんな感じなのではあるが、

今回はランダム・スタッガリングを採用しているので、ロッドのあちこちに節の曲がり癖が出現している。

・・・

う~む、ここ数日の雨で湿気が入り曲がりがもとに戻ってしまったようだ。

再び、矯め(曲がり直し)を行う。  塗装前にも最後の矯めを行う予定だ。

竹は生き物だから火を入れて矯めても湿気が入ると元に戻ろうとする。  これを防ぐのが塗装だ。

塗装後でも曲がりが戻ることはあるんだな。  和竿でも定期的に矯め直しをして竿を真っ直ぐにしてもらうことはある。

 

さて、そろそろ仕上げに入ろうかい、 と、部品をチェック。

グリップ: すでに接着して成型を待つのみになっている

リールシート: 準備済み、ロッドに接着するのみ

ガイド: 準備済み

フェルール、コルクチェック、は作らねばならない。

#16サイズのフェルールって、これまであまり使うことがなかったのか、そのサイズのリーマーがない。

リーマーってのは、ドリルで深穴を空けたあと、穴壁をスムースにするための切削工具のこと。  リーマー処理しておかないと、フェルールを接続するときにスムーズに入らないのだ。

フェルールの完成品を買うか・・・工具を買うか・・・悩む・・・あと何年ロッド作りをつづけるのかなあ~・・・

で結局工具を注文してしまった・・・4日ほど工具待ちの状態だわ。・・・安くないのよねぇ~工具も・・・

 

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曲がり直し 完了

2015年04月10日 | Rod Craft

竹片を接着して接着剤を剥がすと、次に行うのはブランクの曲がり直し。

 

バンブーロッド作りでは、同じ竹のことを工程にしたがって次のように名前が変わっていく・・・

 

丸竹   丸いままの竹

 

スプリット  丸い竹を裂いた竹片

 

ストリップ  スプリットと同義、あるいは正三角形の削った竹片

 

ブランク   ストリップ6本を接着した竿部分

 

ロッド     ブランクに部品を付け完成した竿

 

曲がり直しは重要な作業で、上記の竹のどの状態でも行われる。

 

ここではブランクの曲がり直し。

 

ブランクの曲がりは2通りの観点から検査をする。

 

面: ブランク6面のフラットを透かして見て曲がっていないか。  この観点は後に取り付けるガイドが1直線上に並ぶかどうかにかかわってくる。

 

山: 六角の各山を透かして見て曲がっていないか。  この観点は竿が実際に曲がっているかどうかにかかわってくる。

 

曲りを見つけたらその部分を熱してタメギで曲がりを直す。  この作業は竿作りでは矯め(ため)といい、そのために使う道具を矯め木という。

 

Buttの矯め

 

Tipの矯め

 

かくして真っ直ぐになったブランクを最終の長さにカットして部品の取り付け工程へと続いていく。

 

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接着・糸はずし・接着剤剥がし 完了

2015年04月09日 | Rod Craft

右肩の痛みを押して接着後の糸はずし、接着剤剥がしが終わりました。

 

接着時に使う糸のことなんですが・・・

 

スクールでは、ダルマ印の漂白麻糸を使うように指導されたが、この麻糸、火入れ用のバインドには向いているが接着バインドで使うと、糸はずしの際に苦労する。

 

糸が太いのでTipのバインドには不向きである。  また、竹表面と糸との間に接着剤が入り込み、乾燥後に残る固化した接着剤が多く残る。  また、麻糸に接着剤がしみ込んで乾燥すると糸はずしでブツブツと切れる。 スムーズに糸を外せない。

さらに、その接着剤をヤスリでこすり落とす際に、麻糸がボロボロになり綿のようなゴミが沢山出る。  あちこちにくっつきまわって扱いにくいのだ。

 

そこでワシの場合は、接着バインドには絹糸、あるいは綿糸を使っている。  絹糸に接着剤がしみ込むと透明なナイロン糸のようになり糸はずしの際に引っ張ると一本の糸としてするすると外せる。  また竹の上に残る接着剤も低く薄い。  綿糸でも糸はずしでブツブツ切れることはないし、出るボロボロゴミも少なくて済む。

 

特に細いTipのバインドには絹糸か綿糸が向いている。  

糸を外して竹表面に残る接着剤を、ミニスクレーパーで粗く落とした後、単目の金属ヤスリできれいにこそげ落とすのである。  その際竹表面に残るエナメル(竹の皮ですな)の残りもこそげ落とし竹表面が見えるまでにする。

 

そして完成したのがブランクと言われる六角の竿材となる。

 

接着剤を落としたブランク

 

上: ルアーロッド 6ft 2pcs 5gルアー用
中: 餌木ングロッド 8ft 2pcs 20g餌木・ルアー用
下: Kさんの注文ロッド 8ft 2pcs DT#5 or WF#6

 

曲がり直しをして研磨すれば、あとは塗装、部品を取り付けて完成という段取りになる。

あと少しですよん。

 

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接着作業 終了

2015年03月26日 | Rod Craft

今日は昨日のButt3本に引き続きTip3本を接着しました。

バンコードバインダー・・・接着時の具合はこんな調子です;

Butt  3㎜φのバンコードの山掛けだけだと接着剤で滑ります。 したがって空転します。  ハンドルを回しつつ、竹の方は左手でちょっと回転を助けてやると同じ幅で同じ強さでバインドできます。  Tipと同じようにバンコードを竹に一巻きすれば手で竹を回転させる必要はありません。 一巻きさせる場合はバンコードの長さを変えねばならんのでワシは手で回転させます。

Tip  1㎜φのバンコードを一巻きさせるとビンビン巻いていきます。  竹がコードで曲がることはありません。  竹とバンコードは真鍮の丸棒1本の上に乗っかって回転しますので竹が曲げられることがないのです。

 

昨日接着したButt3本は、接着剤がやや固まり、表面はまだ少しベタベタしてます。 完全硬化には最低24時間かかりますが、完全硬化前に曲げたりすると剥がれることがあるのでしばらくの間養生します。

 

完全に乾燥するまでしばしのお休みです。

 

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