海の物語・・ホームマリンアクアリュウム

海水魚飼育を中心に飼育方法や意見交換の場。小型水槽嗜好。ECOSYSTEM ECOMINIで挑戦中 

時代劇とヒーローもの その70 峰岸徹さん

2017-12-22 20:33:15 | 時代劇とヒーローもの

(TVの新選組から 土方俊三かな??)

今回は峰岸徹さんを選ばせていただきました。

この方は時代劇から現在劇、コメディもやりこなせるちょっとめずらしい二枚目俳優さんです。

 

(どちらかというとアウトローでヤクザのような役の方が似合う気がします)

峰岸さんはちょっと危険な風な男性で、カッコ良く、若い時は赤城圭一郎のようだとも言われていました。また和製のジェームスディーンとも言われ、いわゆるもてる男だったのです。

男の目からしても格好が良く、持てる男はつらいねーー。と冷やかしてみたいものです。

 

(ゴジラVSビオランテ の自衛隊の隊長役。ゴジラにバクテリア弾を撃ち込む)

自殺をした某アイドル歌手との交際で時の人となられましたが、真相は不明なようでした。特撮物のゴジラシリーズなどにも出演され結構注目を浴びておられました。

 

(かとおもいきや・・このようなシーンもお得意なようで・・やっぱりもてる男はいいですねーー)

65歳で癌でお亡くなりになりました。65歳ていうとまだ若いなと思います。もしお元気でおられてジジィになっても結構渋い役をこなされていたのではと思います。惜しい俳優さんでした。合掌

 


時代劇とヒーローもの その69 工藤堅太郎先生 TV「水戸黄門」出演

2017-12-01 20:00:11 | 時代劇とヒーローもの





俳優の工藤堅太郎先生がTVに出演されると丸の内さんからお聞きして早速拝見させていただきました。

工藤堅太郎先生は今年で76歳になられてはいますが、舞台などにも精力的に出演される一方でと若手の俳優さんの講師もしておられるスーパーシニアです。

 


(時代劇もまず多くこなしておられたことだけに着物の着こなしも板についておられます)

さすが俳優座出身の上、数多くのTV・映画出演の経験がおありで、昨年はその集大成ともいえるべき
「役者ひとすじ」「続 役者ひとすじ」などの出版物もあり、こちらも大ヒットでした。

今回はひさびさ BSTBSの「水戸黄門」でご出演。悪者親分という役柄でしたが永年の演技の迫力は衰えず工藤ファンは熱い視線を投げかけています。



(この悪そうな役柄!いかにも悪そう。あまりにも悪い悪いと言えば・・工藤先生は本当に悪くなってはいけないのでこの辺で 笑)

 

(武田鉄矢氏の水戸黄門とはね。笑)

工藤先生と言えば今までここのブログでご紹介してきましたミラーマンの藤本武役は本当に素晴らしく40余年を経た今でも新鮮で、熱いものを感じます。見方を変えれば工藤先生が藤本武という架空の人物を育てたという感じを受けます。これはすごいことではないでしょうか?

(村上チーフを守る工藤先生。SGM藤本武!)

 

 ジャンボフェニックスのパイロット役。これも格好良かった。

(40年前の工藤先生。二枚目堅太郎兄貴といった感じで機敏なアクションが身上でおられました)


いつまでも若いパワーと夢を与えてくださる 工藤堅太郎先生に乾杯!これからも皆様共々応援したいと思います。


時代劇とヒーローもの その68  草刈正雄さん

2017-11-10 21:58:07 | 時代劇とヒーローもの
 
 
草刈正雄さんと言えばそのソース顔の甘いマスクで侍役よりスポーティな現代劇の方がと思えがちですが
近年はご年齢も相応にとってこられましたので侍大将役などもこなされ時代劇も定着しつつあります。
         
草刈さんはお父様がアメリカ人でお父様は朝鮮戦争で戦死されていることとのこと。事情によりお父様の顔もわからない
らしいです。幼少のころはそれゆえ苦労され新聞配達などをされて生計をたてておられたのでした。

       
1977年の新撰組始末記では沖田総司役をされ、長身で甘いマスクで多くのファンが魅了されました。おそらく漫画の新選組イメージは草刈さんで確立されたのではないでしょうか?


2016年のNHKドラマ真田丸だけでなく意外と多くの侍役をこなしておられるのも特徴的ですね。
毛利元就(1997年) - 桂広澄
義経(2005年) - 平知康
篤姫(2008年) - 阿部正弘
江〜姫たちの戦国〜(2011年) - 本多正信
真田丸(2016年) - 真田昌幸

このショットは映画「復活の日」から。人類が生み出したビールスで絶滅の危機が訪れるというSF映画。
 
しかしバイクライダーズの中でも伝説となっている映画と言えば「汚れた英雄」において他にないでしょう。
カリスマレーサーの興亡の物語としてこのカテゴリーの映画ではダントツに支持が多くいまでも語られます。
 
 

時代劇とヒーローもの その67  印象に残る時代劇映画三本

2017-10-14 03:09:49 | 時代劇とヒーローもの
 
今回は時代劇でいままで特に印象深かった映画を3つほど上げることにいたします。

時代劇と言うとすぐに「七人の侍」とか「椿三十郎」など名映画と評されることが多いですが、カメラワークなどの映画鑑賞眼が必要です。評価のわりにはこれらは全体的にアクション映画で味付けは洋風。個人的には日本の時代劇としてはいつもなにか違和感がつきまとっていました。
 
そこで私的な見地で印象に残る3本の古い時代劇映画をあげてみます。

1 赤穂浪士(1961年)

 
 
娯楽性と日本人の心情をよくあらわした忠臣蔵は映画やTVに幾度となく放映されました。
しかし、この1961年の作品は時代劇のオールスター性と演技で秀逸です。東映映画が何と言っても出色のできばえと今になっても思います。後に「赤穂城断絶」のようなシリアスな忠臣蔵もあったようですがこちらの作品の方が適度に肩がこらず、受け入れやすいのではと思います。特に、近衛十四郎さん、片岡千恵蔵さんなど東映の時代劇の大御所がスクリーンで悩み、叫び討ち入るシーンは圧巻でした。ドタドタと討ち入るシーンもありますが清水一角(近衛さん役)と浪士の一騎打ちなど見どころもきちんと丁寧に盛り込まれています。いつも思いますが、吉良の殿様が悪役になり赤穂藩の殿様が正義のようなステレオタイプは心情的にはすんなり受け入れやすいものですが、歴史的には吉良の殿様は名君で赤穂藩の殿様はパラノイア的で違うんじゃないかという論争が繰り返されているのも面白いです。私的にはどっちもどっちで吉良の殿様の聡明さに潜む「たぬき親父」的なところのいやらしさ、赤穂の殿様の尻の青さが家臣を不幸に陥れた悲劇など考えさせられるところが多いです。若い時に一度見て、還暦になってもう一度見るとかなり自分でも見方が変わるものだと思います。

2 十三人の刺客(1965年)
 
(上二枚の画像には中央に若き日の和崎俊哉さんが映っています。若いですね~)

忠臣蔵とは裏腹にこちらは勧善懲悪のために命を投げ出すサムライの話。七人の侍は農民の為に野武士と戦うでしたがこちらはただただ極悪非道な殿様は許せないから抹殺するという正義の侍の物語です。相手は大勢こちらは選抜隊とはいえたった13人。明らかに状況は不利ですが色々な仕掛けで追い込み目的を果たします。人間と言うのは権力の構造に弱いもので殿様は極悪非道でもそれを支持しなければならないような運命の家臣たちがいるのは歴史を見ても繰り返していますね。(ミサイルを打ち上げる国みたいに)この映画ではそのような運命を負った殿様の次に偉い家老は悲劇ではあるもの主君を守るという意思をつらぬく気概は敵ながらあっぱれです。この敵の家老を演じていたのは内田良平さんです。家老職などは偉いばかりで総じて弱く、家臣に守られる立場にあるものですが、内田家老は剣さばきはみごとで頭もさえており、家臣たちは家老を実は殿様よりひょっとしたら尊敬していたのではと密かに感心していました。ミラーマンの村上チーフ役の和崎俊哉さんも出演しておられ伝令役ではありましたが最後の突撃シーンは印象的でした。

3 主水之介三番勝負(1965年)
 
上の二作は誰かをまもるためでしたがこちらの作品は師匠の仇討、秘剣破りの物語です。美男子大川橋蔵さんが殺された師匠の仇を討つため苦悩する物語で、敵役の近衛十四郎さん(松方弘樹さんのお父様)がなんとも憎らしい敵役を演じておられました。竜尾の剣という頭を打てば尾で返され、尾を打てば頭で返されるという魔剣に立ち向かう主水之介、その剣で師匠は絶命、道場仲間も片腕を失い、道場も乗っ取られようとするあからさまな悪業に立ち向かう。魔剣だけにそれを打ち破るのは至難の業。剣豪小説を見ているようで剣道を経験した個人的な視点からは娯楽性もあり面白かったです。師匠は絶大なもので親と同等に大切なもの。その想いが映画でも込められておりこれは侍として生きるバックボーンであるということです。これに気付いている人は少ないのではないでしょうか?
 
他にもいくつかあると思うのですが自分の視点から選んでみました。印象に残った映画やTV時代劇ドラマがあれば語っていただければと思います。
 

2011年2月15日の謎・・・和崎俊哉さんがすでにお亡くなりになられている?

2017-08-23 05:38:10 | 時代劇とヒーローもの

 

WIKIを調べていると衝撃的な事実といいますか、フェイクであってほしいと思った記述がありました。

それは俳優さんの年齢の記述で 1938年の生年月日のところに 2011年2月15日に大腸がんで逝去と書いてあるのでした。

WKIはだれでも書けますので悪戯もできるので鵜呑みは避けるべきと思います。

しかし人の生死についてはそうそう悪戯もできないと思うのでこれは本当だとすると実に悲しむべき事実でしょう。

2011年といえば6年前ですのでこの私のブログの立ち上げ前にすでにお亡くなりになっているということに。

とくにガンなどの病気は伏せる傾向にあるのでそれを批判するようなことは避けたいものですがなかなか気持ちとしては難しいものです。

色々なご事情があったのだと思えます。もしWIKIが正しければ遅ればせながらご冥福をお祈りしたいと思います。

 

しかし、画面の中の和崎さんはいつまでも俳優として和崎さんなのですからこれからも応援したいと思います。

 

 


時代劇とヒーローもの その66  石田信之さんお元気!

2017-08-17 05:17:13 | 時代劇とヒーローもの

 

 

今回はひさびさミラーマンのことを
 

『ミラーマン』石田信之、がん再発で「余命20~30ヶ月」

と大きな見出しで衝撃的に報道されたのは2015年でした。その当時タイトルでは余命20~30か月とされているのですからこれが正しければ石田さんはすでに鏡の国に帰っておられたと思います。しかしながら、ネットでもご本人がかかれているのかどなたかが代筆されているのか存じませんがお元気で体の中のインベーダーとまだまだ戦っておられます。

多くの俳優さんがガンでお亡くなりになり、中には宣告から急死される方もおられる中で石田さんは数度の大手術にも関わらずお元気でお暮しです。

これは驚異的でもあり、ガンは気持ちの持ちようでもかなり縮小するものかもしれないと考えられます。

ブログでは語られないご苦労が沢山おありかもしれませんが、いつも敬服するのはファンに対する思いやり、サービス精神に満ち溢れておられることです。

1昨年前にイベントで来阪されたときもお元気で インベーダー撲滅作戦 を高らかにファンの皆さんの前で宣言されていました。


そういえば ミラーマンのエピソードの中で体の中にエネルギー時限爆弾をインベーダーから植え付けられるストリーがありますが 御手洗博士がその爆弾を体の中から取り出せないと悲観的に語るシーンがあります。

しかし鏡京太郎は「エネルギーがある限り戦えるし、お父さんからもらったエネルギータイマーがあるから大丈夫です。立派に戦って見せます!」

と御手洗博士に笑顔で語るシーンが印象的でした。

今になってもそのシーンを現実で見ているようで感動してしまいます。


インベーダーは撲滅する!


そう信じつつこれからも頑張っていただきたく切に願います。


石田さんのブログはこちらです。

 

 

ミラーマン石田信之氏来阪 癌のインベーダー撲滅宣言 (トークショーとサイン会) 2016年


時代劇とヒーローもの 65 ・・ 山形勲さん

2017-07-25 19:11:18 | 時代劇とヒーローもの

 

(浪人役や家老役もすっぽりはまるこの男ぶり。いいですねー。)

 

今回は山形勲さんとさせていただきました。プロフィールはウイキでどうぞ。

東映の時代劇の大御所です。

しかし大映の座頭市シリーズなどにも出ておられましたね。

(座頭市海を渡るの山賊の親分役。体格が良くておられるので迫力ありましたねー。)

悪役も多いのですが 普段は囲碁をたしなむ紳士でおられ高齢になられてから勲章も受けられた実績のある俳優さんです。

低いドスの効いた声で迫られると・・ハィ としか言えなくなってしまいます。笑

(フンドシ一丁で腹をたたいて・・・なんという野蛮な・・・でも似合っているから面白い)

 

 

かと思えば・・このようなダンディーな役柄もきちんと備えておられますね。(写真おかりしています。)

 

極めつけはこのウルトラマンAで長官役をされたとのこと。

この長官、地球の危機を救うために嵯川哲朗の隊長に特攻を命じたのが嵯川隊長がキレて長官をぶん殴るという名場面があったとか。

見てみたいもんです。先輩を殴るなんて嵯川哲朗さんは嫌だったでしょうね。

 

80歳でお亡くなりになったそうですがその貫録と中年の魅力あふれる演技には素晴らしいものがあると思います。


時代劇とヒーローもの 和崎俊哉さんの町人、悪役TV

2017-07-01 22:17:36 | 時代劇とヒーローもの

 

 

 

ミラーマンで村上チーフを演じた和崎俊哉さんですが、WIKIでみると色々な時代劇に出演されているのがわかります。

 

 

脇役俳優さんではありますが準主演のような役柄も数多くあり、ファンの皆さんはご覧になられると「あ!和崎さんだ!」と声をあげられるでしょう。

 

いつもは侍の役それも近藤勇とか渋い役多いですが、もともとは時代劇俳優さんですから江戸の町人なども軽くこなされる力量もお持ちです。

 

調べてみると数多くはないですが 座頭市 とか 大岡越前 などにも出ておいでですね。 

今回はいくつか挙げてみました。

80歳近くになっておられるようですがいつまでもお元気でお過ごしいただきたいものです。

 

Zatoichi tv Series  S03 E18 1978 「こやし道」 和崎さんが悪党詐欺師になる役柄。

 

大岡越前 第9部 第3話 34分ぐらいから大岡越前に取り調べられて・・・


時代劇とヒーローもの 64 加藤剛さん

2017-06-24 11:22:12 | 時代劇とヒーローもの
 
 
加藤剛さんといえば 「大岡越前」という定番イメージがあると思います。


イメージとしては何か強い裁判官のような感じで刃を使ってバッタバッタと悪人を切りつける
というより悪人どもの捕獲は下の腕っ節の良い岡っ引きや同心にまかせて、縄がかかった悪人を
そのシャープな目で「打ち首獄門を申しつける!」「島流しを申しつける!」
など冷静に言いわたすシーンが印象的です。


加藤さん自身は俳優座の出身で演技はうまくておられるのですが、役柄が 真面目な役が多く
はめをはずした役柄はあまり見た印象はありません。時代劇の悪役は見ていないし、結婚詐欺師
みたいな役もないですね。ひたすらクリーンな感じ。

先生役とか灯台守とか・・・ひょっとしてラブロマンスはあったかもしれませんが。

でも時代劇はなんといっても大岡越前です。WIKIによれば約30年間大岡越前の主役でがんばって
こられたのですからこれは本当にすごい。勲章も授与され栄誉に輝かれました。


いつも思うのですが役者さんはその役になりきるのが使命。
そのためには歴史の勉強もされるだろうし時代背景とかも頭に入れておかれるのでしょう。
そうすると現代人というより江戸時代の人になってしまい現代人
としての葛藤はないのかなど余計な事を考えてしまいます。

「打ち首獄門!」と普通の人ならなかなか言えませんよね。(隣のおかしな国の将軍には即刻言いたいけれど)

せっかく俳優座を出られた名優さんですから羽目を外す役とかもやっていただきたかったし、メガネをかけて
ミラーマンの御手洗博士役などをやればクールでよかったかもとふと思います。

現在も活躍されていますので末永く時代劇のために頑張っていただきたいものです。

 
豪華キャストだったんですね。
 
 ニヒルな人も熱演されてました。
 
 

時代劇とヒーローもの 63・・ 平幹二郎さん

2017-06-08 19:50:40 | 時代劇とヒーローもの

先日YOUTUBEを見ていますと・・「獣の剣」が出てきました。その際 あ!ここにも時代劇俳優さんおられた!と思いました。

この人もニヒルですね。三匹の侍では着流し浪人の役でニヒルで女性といつも いちゃいちゃ している人でした。

腕は立っていたのだろうと思いますが、どちらかというとラブロマンス派であったような。

背がすらっとされている人でしたので着流しの侍姿がカッコよかったのでした。

 

現代劇にもでておられましたね。近松心中の主役で評価が高かったようにも思います。

 

不思議なことに新選組関係の役柄は回ってこなかったのかなと思います。沖田総司役などは良いと思いますが。

 

 平幹二郎さんはカミングアウトされたんでしたね。〇呂誉さんが恋人だったとか。でもそれでもいいんです。

格好はよかったから。笑

 


時代劇とヒーローもの 62・・ 中田博久さん

2017-05-23 20:58:25 | 時代劇とヒーローもの

この前黒部進さんを取り上げさせていただきました。ウルトラマンのおじさんですね。

 

ウルトラマンの次はウルトラセブンになって森次晃嗣さんが主役を演じられました。そのウルトラセブンの後にたしか「キャプテンウルトラ」とかいう特撮物がありましたがこれは 中田博久さんが主役だったと思います。

 

キャプテンウルトラはバンデル星人の侵略から地球を守る話だったと思います。エリンギのばけものみたいなバンデル星人はちょっと気色悪かったけど音楽は冨田勲さんのような有名なアーティストだったらしい。

  

時代劇も多数出ておられるようですが、私の中では中田さん=キャプテンウルトラでした。

時代劇は悪役代官のような役柄が多かったようですね。しかし上の左の写真などは大変ダンディでロマンスグレーも決まっていて素敵なおじさまに仕上がっています。

時代劇の決まり役は失礼ながらないとも思えるのですがしかしどちらかというと個性派二枚目男優さんで多くのマダムの心をとらえておられたのでしょう。

これからもお元気でいただきたいものです。

 

 

 

 

 


時代劇とヒーローもの 61・・ 黒部進さん

2017-05-05 05:12:57 | 時代劇とヒーローもの

 

 黒部進さんを時代劇に組み入れるかどうか・・ちょっと迷いました。なぜならこの人 ウルトラマン だから。笑

 

しかし、幼少のころ見た黒部進さんはウルトラマンそのものでした。かっこいい若いハンサムなお兄さんという位置づけでした。とはいうもののハヤタ隊員はいつもウルトラマンに変身して、あとから隊員に「どこへ行ってたんだ?」と糾弾される終わりが多かった。それゆえ中間のストリーはもっぱらほかの役者さんがフォローしていたのがまるわかり。笑

 

その後、俳優さんはずっとウルトラマンばかりやっておれるわけでないので黒部さんも時代劇に突入されてようですね。

 

年齢を重ねてこられると悪代官などの役がはまりやくで詳細に見たわけでないのですが何回か黒部さんの悪代官みました。

 

黒部さんはWIKIによると富山県の出身らしく上京した来た時は靴磨きをやって生計をたてておられたとかで山本嘉次郎監督が黒部さんの素質を見てバックUPされたようです。これは黒部さんの自叙伝かなにかで読みました。

 

(これは怖い!こんなのはじめて。)

現在77歳の大変素敵なお爺様になられましたが、いつまでもかっこいいハンサムなお兄さんの面影を残しておられるのは素晴らしいと思います。こんなシニアになりたいものです。(あと私16年先ね。)

 


時代劇とヒーローもの その57・・ 東野英治郎さん

2017-03-28 20:23:53 | 時代劇とヒーローもの

 

東野英治郎さんは水戸黄門でお茶の間の人気俳優さんとして親しまれてきました。

私も映画やTVでおみかけすることは多かったけれど 東野さん=水戸黄門であることは間違いないです。

WIKIで見るとやはりオールドファンのみが知りえる俳優さんで生まれが1902年だからもし生きておられれば115歳!!86歳で1994年にご逝去なさったのでした。

活動期間は1934年書いてありますから32歳ぐらいからが人生のテイクオフだったのでしょう。その間は戦時中でしたので激動の人生を歩んでこられたわけです。

劇団は当時はいわゆるプロレタリア=左翼(ていっていのか・・)で活躍される人が多く東野さんもそのおひとりだったと思えます。左翼と言っても今のような変な左翼でなく当時の世相を反映した純粋な抗議活動であったと思えるので味噌も〇も左翼はいけないということではないと理解しています。

 

 

 

若くして色々な役柄をこなしておられたようでみると「人斬り以蔵」の役もされていたなどは見てみたかったですね。しかし、戦時中の「新劇弾圧で治安維持法違反で検挙され、8月23日に劇団は強制解散される」とありますから劇の活動とはうらはらに当時のご苦労はいかばかりかと察します。

しかしその後情熱はさめやらず、「俳優座」 を設立し活動されたことから日本の俳優さんの「父」ともいえるべき偉大な人物であったと伺えます。

きっと俳優であることの誇りや気概もさることながら苦労、ノウハウを身に着け哲学的のようなものもお持ちであった故、思い出すのは・・工藤堅太郎先生を映画界に強く推薦されたのはその眼力で工藤先生の力量を見抜いておられたのだと痛感します。


主役というより脇役でがんばっておられたところを見ると脇役の重要さ、そして少し陽が当たらないつらさなども良く感じておられたので脇役俳優さんにもおそらく優しかったのではと想像します。

 

水戸黄門の黄門様の役は14年続いたというのはこれまたすごい。381回というのは快挙です。やや老齢になられて主役というのも考えようですが、あの味わいのある笑いで人々に強烈な印象を与えて黄門様=東野英治郎さんという金字塔を打ち立てられたのは見事です。

 

そういえば 1975年:紫綬褒章 1982年:勲四等旭日小綬章などの勲章も受勲されたのはその偉大な功績への最大のプレゼントでしょう。もうすでに亡くなられたのは自然の摂理であり致し方ないですが、作品はいまでも見ることができるのは我々にとって幸せと思います。

きっと天界でいまでも高らかに「カッカッカッ!!!」と笑っておられると思います。

※写真はお借りしております。ありがとうございました。


時代劇とヒーローもの その62・・・ 日本刀についての考証

2017-03-11 10:07:04 | 時代劇とヒーローもの

(師の勧めで30代の時購入した二尺三寸の現代刀。「関」ものの系統でよく斬れるとか。)

今日は俳優さんでなく時代劇に使用される日本刀について私の知る範囲でお話させていただければと思います。

剣道は約15年間していました。学生時代からではなく社会人になってからですので技の冴えなどは学生選手から頑張ってこられた皆さんとは比べ物になりません。師匠はもう亡くなっており、その意思をついだ師範代の先生が現在引き継いでおられます。しかし正直なところ体力的にも衰えていますので年に1~2度程度挨拶程度しか顔を出さず練習はしておらず疎遠になりつつあります。

 

剣道はいまでは競技になってしまっていますが、昔は生死を決める格闘技であったわけで、むしろその意味では日本刀による居合の方がより実践向きではなかったかと思います。亡くなった師は単に剣道のみの練習を良しとせず、居合も必ず練習すること、真刀を1本持つことを勧めていました。

持つだけでなく藁などの試し切りの経験もあるので日本刀のすごさある程度理解しているつもりです。

TVや映画の時代劇はたいていは事故をさけるためにジュラルミンの刀を使っておられるようですが本物の刀はずしりと重く(2㎏弱程度)、振り回すには相当の練習と丹力が必要です。自分の真刀で居合(大森流)を1年半練習しましたが、とにかく刃の部分に触れないようにするのが冷や汗もので、不注意から他の門下生の先輩も手や足を斬ったりとか散々でした。笑

TVなどのチャンバラを見ているとやはり虚構だなと滑稽に思うのはこの辺にあります。実戦では振り回すというより居合の抜き打ちでズバーッと一刀両断したり、グサリと突き刺したりというような戦闘になります。

時代劇俳優の高橋英樹さんも認めておられますがTV映画の殺陣はどちらかというと日本舞踊。本物の実戦ではすぐに決まってしまい絵にならないだろうとコメントされたのは正鵠を射ています。

日本刀の破壊力は想像を超えます。二次大戦の実戦で生死をさまよった師の話によると人間の腕などは大根を斬る程度のもので、巻き藁の30センチ程度のものが人間の胴体の柔らかさとのことで、いずれにせよ、日本刀の刃の一撃にかかったらまぁ、命はないものと思えます。

そのようなことなので、時代劇はこと殺陣については虚構も多く、俳優さんやスタッフの皆様には大変な敬意を払っていますが、所詮は画面の中のショーだと私は理解しています。


時代劇とヒーローもの その56・・・ 横内正さん 

2017-02-27 20:58:09 | 時代劇とヒーローもの

 

いままで時代劇ファンの皆様と見てきた俳優さんは以下のようでないかと思います。

 (敬称略・順不同・思いついたまま )

石田信之・工藤堅太郎・和崎俊哉・福本清三・松方弘樹・内田良平・川合伸旺・中谷一郎・菅原文太・北大路欣也・勝新太郎・小林昭二・高橋元太郎・三船敏郎・若林豪・片岡千恵蔵・桜木健一・千葉真一・藤岡弘・宇佐美淳也・石黒達也・小杉義男・中村梅之助・成田三樹夫・東山紀之・勝野洋・大木実・山城新伍・伊吹吾郎・伊吹剛・若山富三郎・花園ひろみ・天津敏・嵯川哲郎・栗塚旭・杉良太郎・藤純子・五味龍太郎・伊達三郎・天知茂・松山容子・市川雷蔵・萬屋錦之助・西村晃・大友柳太郎・里見浩太郎・高橋英樹・近衛十四郎・遠藤太津朗・大川橋蔵・市川歌右衛門・仲代達也

ではなかったかと思います。まだ大御所でおられるのでUPしていない方は 東千之助、東野英治郎、横内正、加藤剛、藤田まこと、平幹二郎、黒部進、森嗣浩司 由美かおる など 

おいおい!この方を忘れちゃ困るという方がありましたら教えてください。

 

そこで 今回は 水戸黄門で格さん役を8年間続けておられた 横内正さんを。

横内さんのプロフィールはWIKIでご覧いただくとして、横内さんのイメージシンボルは低音のナイスボイスではないかと思います。黄門様が印籠とともに悪人たちを凝らめる名セリフの 「一同控えおろうっ!」という決め台詞は里見浩太朗さんよりも迫力があり印象的でした。(と思う)

そういえば立ち回りも里見さんはあくまで綺麗さが流れていましたが横内さんのはかなりワイルドではなかったかと感じます。青い股引が裂けんばかりに足を延ばしてキックされていましたけ。笑

 

しかし格さんはボディガードの真面目な役柄なので大それたことはしなかったので色気めいた話はなかったような気がしますね。

助さん格さんはボディガードでしたが故郷には奥様がおいでだったのか、それとも独身をとおして実は助さん格さんはホモセクシアルで愛し合っていたのかと疑ってみたくもなりました。笑

いずれにせよかっこいいボディガードでしたね。