海の物語・・ホームマリンアクアリュウム

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時代劇とヒーローもの その55・・福本清三さん 時代劇の衰退を考える

2017-01-31 19:11:35 | 時代劇とヒーローもの
 
時代劇ファンの丸の内さんのお勧めで「太秦ライムライト」をYOUTUBEで見ました。

考えさせられることが多かったです。


特に脇役の切られ役で見事な演技を続けておられる福本清三さんの演技や生ざまにも感動しました。

福本さんの演技やその人生にはすでに絶賛が寄せられているので今さら私が賞賛を言ったところで表現は異なるにしろ同じような論調になると思い、視点を変えて映画の中でも押し寄せる時代劇がすたれる理由を考えてみたく思います。


端的に言うと、衰退の原因は時代劇のバックボーンの考え方についてゆけない人が多いからと感じます。

少し箇条書きで書いてみても

・仇討みたいな私的復讐劇を理解できない。
・封建制度そのものが嫌。
・主君の為には命を懸けるというのは北朝鮮と同じでいやだ。
・斬首などイスラム国ではないか。
・時代劇には男尊女卑がみられる
・主君の使命で運命を惑わされる様相に耐えられない。
・ちょんまげがダサい。
・着物が田舎臭くて洗練されていない。
・見るから特に冬は寒そうである。
・刀の斬られ方は残酷である。切腹なども。
・時間の進み方がおそろしく緩慢で退屈。まどろこしい。
・ところどころに出てくるセリフの意味が解らない(上意とか蟄居とか)
・殿様とその家来の扱われ方が差がありすぎて民主主義の世界では考えられない。
・結局は兵力と軍事力の差で物事が決まってしまう世界である。
・刀での戦法は古い。今は銃の時代だ。
・師匠と弟子の関係が堅苦しい。
・劇に出てくる巻物や筆でしたためられた文字が読めない。難読である。
・幽霊とか怪談ものもあり、怖い。
 

以上のようなことなので人々の意識にも変化が見られ、時代劇は人を奇妙に束縛するからいやだ。それならディズニーのアニメの方が美しくて見たいということになります。

唯一時代劇で現在の若者の心をとらえるのは アクションシーンとラブシーンでないかとおもう。これならゲーム感覚で楽しめるしゲームの中のことだから安心。ラブシーンは古今東西永久のテーマであるから分かり合えるわけですね。
 
 
 
現在はつねに「わかり合えるシチュエーション」でないと時代劇であろうがなんだろうが取捨選択される厳しい時代になっています。スポンサーの視聴率志向を考えるとさらにややこしい。それゆえ時代劇は孤立した空想小説の世界ということなのでしょう。
 
私の手元にある真刀や居合刀もそういえば抜いていないし手入れもしなくてはいけないかも。
 
時代劇は剣道をやっていた私のような人間でさえ身近に衰退を感じるのです。時代は容赦なくどんどん過ぎてゆきます。
 
 
 
 
 太秦ライムライト  福本清三 山本千尋
 ※「この動画はYOUTUBEでご覧ください」の箇所をクリックしてみてください。

時代劇とヒーローもの・・ 追悼 松方弘樹さん

2017-01-27 21:33:24 | 時代劇とヒーローもの


松方弘樹さんがお亡くなりになられた。

時代劇ファンにとっては衝撃の大ショックでした。

松方さんのお父様はあの剣豪大スター近衛十四郎さんです。お父様は繊細かつ豪快な剣さばきで実に素晴らしかった。松方さんはその血をひいておられ、立ち回りも上手かったと思うし、役者としてのすごみもあったと思います。


たいがいの時代劇に出演されていたので知らない人はいないし、お茶の間番組でも役柄とは裏腹に人懐こい愛想の良いおじさんとして人気も独占しておられたと思います。

個人的には時代劇というよりヤクザの方がすごみがありました。東映映画の悲しき運命に高倉健さんや菅原文太さん、そして松方弘樹さんらも足をつこんで考えようによってはめちゃくちゃにされたけれど、いずれの俳優さんも会社の方針を理解し役柄を全うされたのはただただ脱帽です。

松方さんの時代劇では遠山の金さんが良かったかな。押し出しがあり、この金さんには男の色気もあった。

美男子ではないがヤクザではなく渋い役どころもこなしておられた名優であったことには間違いないと思います。若くして亡くなられたのは残念ですが日本の映画界での金字塔の一つに輝いておられると感じます。 合掌

 


時代劇とヒーローもの・・その54 内田良平さん

2017-01-15 11:34:54 | 時代劇とヒーローもの

       (十三人の刺客の時の明石藩の家老役。剣の腕も見事で13人を苦しめる)

悪役は単に悪だけでなく色々な要素つまり 陰湿 とか 助平 とか強欲とか マイナスのイメージがつきまとってその悪役を構成しているとも思えるのですが、 ひとつ ニヒル を考えて選んだのが私の場合 内田良平さんと思います。

 

      (笹笛お紋の浪人役。以前平手造酒の役もやっておられたのも印象にありこれも良かったです)

この人 ニヒルです。ニヒルの代名詞は 田村正和さん のように思うのですが 田村さんはちょっと優しい二枚目なので 悪役と言うよりニヒルな正義マン。内田良平さんはニヒルな悪役専門の方が良いような気がします。

        (東映がヤクザ映画に手を染めだしたので主演をやるからといってやらされたとおぼしき喧嘩辰)

プロフィールを見ると若い時は現在劇の二枚目もこなしておられたようですがその後 ニヒルな浪人役とか喧嘩辰とか東映のヤクザシリーズにもでておられたようで結構幅広い方だなと感服します。


(こういうショット好き!よらば斬るというのが侍の矜持)

         (以前もこのショットとりました。燃えよ剣)


      (松竹映画の現在劇も。)


        (おまけ画像:燃えよ剣で見ていたら出てきた 和崎さんの近藤勇 これもしぶいなー。)


内田さんは心筋梗塞でなくなられたとか。60歳の時らしいです。私の方が長生きになってしまいました。笑



時代劇とヒーローもの・・その53   川合伸旺さん

2017-01-03 21:41:00 | 時代劇とヒーローもの

 

 

  

 しぶい二枚目役もあるんだねーー。

 

新年早々悪役のご尊顔が出てくるのは考えようによってはいかがなものかと思えますが、毒は毒をもって制するのであればそれも厄払いになり良いかもしれませんということで 川合伸旺さんを。

先般アルフレックス製のフィギュアが皆さんに好評でしたが、悪役は何といっても「越後屋お前も相当悪じゃのう」のセリフにおいて他にないでしょう。

私も時々、表面はニコニコしていても裏では逆のことを考えていたり、策略をはりめぐらす人にはこのセリフを使って指摘します。笑

 

さて川合さんですが悪代官役などで大活躍。TVで出てきて また悪い代官成敗されよったわ と胸をなでおろすなにか 精神安定剤みたいなところがストレス発散のネタになったりと役者さんていうのは大変だと思います。

 

川合さんのプロフィールはWIKIで見てください。

 

顔に似合わず意外なといっては失礼ですが、繊細な人で柔らかく楽し気な「童画」を描かれるのがすばらしいです。

 

 

 役柄では悪代官役をやらせたら右に出るものはいないというのは同感です。世の中面白いもので、私の職場にもご尊顔が強面の何人かおられますが腰の低いいい人たちばかり。(笑)

川合さんは人は見かけで判断しちゃだめだという良い見本ですね。 

 

ひょうきんな悪役。笑

 

こんな記事も見つけました。お気の毒に同志の皆様の援助にかかわらずなくなられたんですね。役者さんてストレスの塊ですね。

※写真はお借りしたものばかりで申し訳ないです。ありがとうございました。


時代劇とヒーローもの  川合伸旺お代官様 おまえも相当悪じゃのう。w

2016-12-15 19:41:26 | 時代劇とヒーローもの

以前からうちで悪い笑みを浮かべている川合代官様です。なんども成敗されて殺されてました。w

 

 

うふふ おぬしも悪じゃのう・・・www

弥七が悪代官を成敗! 成敗してくれるわ!

 


時代劇とヒーローもの   中谷一郎さんのフィギュア 弥七

2016-12-14 20:58:34 | 時代劇とヒーローもの

ヤフオクで売っていたので買いました。このフィギュアなぜかったかというと・・・先般亡くなった知人の若い時にちょびっと 似ているから。中谷さんよりやさしい感じでしたが顔が四角いところが良かったわけです。笑

 

 

後ろに悪代官も持っています。 色々な付属品はついていて着付けがややこしいんです。w でも、これちゃんと ふんどし までついていて至れり尽くせり。笑 代官の刀奪って 着流し浪人にしました。 


ミラーマン45周年記念!

2016-12-09 20:15:21 | 時代劇とヒーローもの

ミラーマンは本年12月5日で放映45周年記念となりました。1971年放映から45年経過しました。

私のサイトではミラーマンを中心に情報を交換したり個人で楽しむ程度(収益化はしていません)のファン向けの動画を配信し皆さんと共に楽しんできました。

動画サイトでは3年前配信の「ミラーマン点描」が20500回を超え、続編や和崎俊哉さんや工藤堅太郎先生のご紹介サイトもUPし。少しづつですが視聴回数は増加しています。ご覧いただいている皆様には感謝いたします。

 



手前味噌的なコメントはさておき、ミラーマンはウルトラマンシリーズと並んで語られることが多く、ウルトラマンは続編が続々と生み出され半世紀にわたってその時代のファンを育ててきた功績はありますがミラーマンはこれ1本のみで続編は存在しません。

続編が色々作成されると宣伝効果はあるかもしれないですが次第にありがたみ?が薄れてき(経済学でいう限界効用逓減の法則といいます)ファンの共感も世代で異なるので続編シリーズは一長一短があります。その点ミラーマンは1本のみで失うものがなく、そのファン層が思い出とともにこれからも大切に賞賛を育てて行ける特撮TVと思います。

 


ウルトラシリーズの他に、下手な評価は致しませんが、色々「○○マン」TVが出てきましたが、DVDで再販されるような人気シリーズはあまりない気がします。(知らないだけかもしれませんが)しかし、ミラーマンの世界は独特で、ドラマ性と人間の葛藤を描き出す特撮番組という点が後程高い評価を受けることになったのは間違いないです。(当時は視聴率だけで勝負する番組が多かっただけに特殊という意味です。)

キャストもベテラン俳優と新人俳優の混成であった点も良く、特に主演の石田信之氏と言えばミラーマンと固定化されているのはウルトラセブンの森次浩司さん 初代ウルトラマンの黒部進さんなどと同様で、これだけでも大変価値があります。

 


主演の石田信之さんは現在闘病生活を送っておられ、自らのブログで癌のインベーダー撲滅作戦を宣言されました。同じように罹患されている人々と共感の下に頑張っておられます。これからも共演者の皆様と共にいつまでもお元気でいただきたいものです。

45年のミラーマンがその後100年経過してもミラーマンとして語り継がれる名作になれば一ファンとしてこの上ない喜びです。

 

 

ちょっと肩の凝らない動画作ってみました。ミラーマン45周年記念 ミラーマン面白塾


時代劇とヒーローもの・・その52   北大路欣也さん

2016-11-27 21:43:41 | 時代劇とヒーローもの

時代劇ファンの皆様、しばらく知人の逝去やその一連でばたばたしておりご無沙汰でした。

 

今回は北大路欣也さんにさせていただきました。

 北大路さんといえば現在は携帯モバイルのお父さん役のCMで有名です。しかし、WIKIなどを読むとお父様=市川歌右衛門さんの七光りがあったにせよ結構な努力家で時代劇やら現代劇などで活躍した名俳優さんでおられることは確かです。

 

時代劇では宮本武蔵とか子連れ狼とか数えきれないほどの名役柄を一手に引き受けられている感があります。

 

立ち回りは・・うーーん 印象ないですねぇ。やはり近衛十四郎さんやアラカンさんの立ち回りを見ると・・・ねぇ。 

 

 

私の印象では時代劇ではありませんが映画の「八甲田山」の神田大尉の役が良かったですね。高倉健さんの隊と北大路欣也さんの隊で神田大尉の隊が全滅。最後に「神は私たちを見捨てたか!」と叫んでいく姿が強烈でした。

 でもご健在でご夫婦で有料老人ホームでお過ごしとかですのできっと楽しく余生を過ごしておられることでしょう。

 

     (悪いおっさんたちの集まりのCM。www)

丸の内さんの情報でミラーマンが12月8日で45周年ということですので動画も考えた特集を組みたいと考えております。よろしくご覧いただければと思います。

映画八甲田山のテーマ

哀愁を帯びた美しい曲で芥川也寸志さんの作曲です。


時代劇とヒーローもの・・その51   勝新太郎さん

2016-10-07 05:55:52 | 時代劇とヒーローもの

 

忘れていたわけでないのですが、昭和時代劇のヒーローは市川雷蔵さんとこの人、勝新太郎さんと思います。

 

東宝は三船敏郎さんのような国際スターがおられ活躍されていましたが大映といえば雷蔵さんと勝新太郎さんで間違いないと思います。(東映は多すぎてわからないです。)

 

勝新太郎さんは長唄の名門杵屋ファミリーとして期待されていましたがご本人はその道に進まず、俳優の道に進んだのは異例ではないかと感じます。

 

お兄様はあの若山富三郎さんで,新太郎さんはお兄様よりは上品なお顔立ちで、若かりし頃はかなりの二枚目スターでおられたと思います。しかし座頭市シリーズが空前のヒットとなって勝新太郎=座頭市という構図ができてしまいそのころから二枚目というより怪しいおじさんになってしまいました。笑

 

 

 

かなり破天荒な御性格のようで監督にはかみつくし、監督の指示に従わず衝突して制作途中で身を引いてしまうとか、麻薬パンツ事件など一筋縄ではいかないキャラクターが光っていました。

 

しかし、何か憎めないところがあり奥様の中村玉緒さんは主人に振り回され、大変だったでしょうが奥様として主人を支えたのはきっと勝さんにあふれる魅力があったからではなかったでしょうか?

 

座頭市は映画では約30本程度作れたと聞きます。どれもが印象的でしたが、デビュー作は天地茂さんとの共演で鮮烈でした。YOUTUBEで座頭市と調べれば海外のサイトで座頭市がザクザク見れますのでご覧になると良いと思います。

 

まぁ、私的に強烈なのは 御用牙 とか かみそり半蔵 あたりで、これはエロもすごいものでちょっと紹介するのも引けますが・・・かなり面白いので見ていない人は一度見たら・・・やめられないかも。笑

 

この大御所は65歳でガンでおなくなりになりました。酒の飲みすぎでしょうか?破天荒な生きざまではありましたが昭和の歴史にふさわしいキャラとして私には思い出深い俳優さんです。

 

かみそり 半蔵 1972

19分20秒ぐらいからは ああ!みちゃだめ!

 

 


ミラーマン動画その後 和崎俊哉さん健闘す。

2016-09-22 19:51:11 | 時代劇とヒーローもの
 
 
 
ミラーマンの脇役俳優さんの中でも光っているのが和崎俊哉さんと工藤堅太郎さん(先生とお呼びすべきですね)。
 
動画UPしますとお二人のデッドヒートが見られます。どちらも大ベテランでおられるので優劣などとコメントするのは愚の骨頂です。
 

和崎さん、工藤先生もデビュー時は今から60年前ぐらいですので知らない人も多いです。
 
 
しかし、村上チーフの和崎さんは人気がありますね。工藤先生はいまでも舞台でご活躍ですが和崎さんはまったく音沙汰のないのは残念ですがこの人気ぶりはどこから来ているのか気になります。
 
 
動画の閲覧数をみると和崎さん、工藤先生、石田さん、の三人の中でも和崎さんがダントツです。とくに英語バージョンは7400回以上再生されており、私の作成した動画の第六位に食い込むすばらしさです。また、このブログのファンの皆様からの応援で作成した動画もいつのまにか和崎さんの方が工藤先生の視聴回数を上回っており、時代劇での多数のファンは和崎さんを応援しておられるのでしょう。
 
もうWIKIIによると78歳になられたので高齢者でおられます。お元気にお過ごしでできればご尊顔を皆様で拝見したいものです。
 
 
 

 YOUTUBEで和崎さんみましたのでご紹介とSCショットお借りしました。いつもしぶいですねーーーー。

破れ奉行 18分30秒ぐらいから


時代劇とヒーローもの・・ 番外編 小林昭二さんのインタビュー YOUTUBE

2016-09-18 21:44:28 | 時代劇とヒーローもの

YOUTUBEを見ていますと小林昭二さんのインタビュー特集をUPしてくださった方がいたのでシェアさせていただきました。

仮面ライダーやウルトラマンのエピソードなど満載です。24分程度あります。

 


時代劇とヒーローもの・・ その50 高橋元太郎さん

2016-08-27 09:56:22 | 時代劇とヒーローもの

 

先般、水戸黄門の中谷一郎さんを取り上げさせていただきましたが、風車の弥七の子分といえば うっかり八兵衛 こと高橋元太郎さんと思います。

水戸黄門をTVで見ていると脇役の個性がそれぞれにうまく配役されそれぞれのファンに満足が得られるように構成されているのがわかります。決して脇役だからといって卑下されることもなくそれぞれの個性が光る構成には驚かされます。

そのような中で うっかり八兵衛 のキャラは風車の弥七とならんで小市民的なところが愛されるキャラで多くの人に高い評価を受けられていると思います。お団子が好き、おっちょこちょい、憎めない存在、ちょっと弱い、どこででもいるいるようなおじさん・・・というのは安心感があり刀を振り回す助さん格さんより身近で自然と話しかけたいなと思えるような役で高橋元太郎さんはきっとご本人も我々に身近な方ではないかと感じます。

高橋元太郎さんは講演会などとくに福祉関係の講演会にも精力的に出ておられ公式サイトもお持ちのようで詳しいQ&Aでも感謝の意を述べられるなどそのお人柄も偲ばれます。

多くの名俳優さんが高齢になられるという現実はいたしかたないにしても、その輝かしい軌跡は心にとどまり、懐かしさと良き時代に思いをはせられるのは俳優さんの我々へのプレゼントとつくづく思います。

 

 

 


時代劇とヒーローもの・・ その49 中谷一郎さん

2016-08-07 11:26:01 | 時代劇とヒーローもの

お盆が始まる皆様には暑中お見舞い申し上げます。今回は中谷一郎さんにさせていただきました。

 

TVの水戸黄門できらりと光った役者さんは数多いけれど、脇役の中で光り輝いていた人は 中谷一郎さん に異論はないでしょう。

風車の弥七は中谷さんのはまり役で多くの人が弥七は知っているけれどその俳優さんの名前は知らないなどと言う本末転倒の事態もあったようでした。

 

しかしあの四角いご尊顔はシンボルマークで誰もが一度見たら忘れないキャラでしょう。

ご本人はインテリで仏文科を中退し俳優座で合格したので俳優になられたとか。

 

主役級はなく明らかに脇役専門でおられますね。こうみると俳優さんでなにかの番組で主役を獲得するというのはかなり難しいのではないでしょうか?

弥七の他には悪役や兵隊役(独立愚連隊)で岡本喜八監督に可愛がられていた俳優さんかと思えます。

しかし、この方も病魔には勝てず73歳の若さで癌でおなくなりになりました。

 

脇役は主役よりもある意味ではそれを上回る偉大な存在といつも思います。

 

 


時代劇とヒーローもの・・番外編   「シン・ゴジラ」鑑賞

2016-07-30 17:39:33 | 時代劇とヒーローもの

昭和29年作品の初代ゴジラから62年経過したゴジラ映画「シン・ゴジラ」を家内と見に行ってきました。

 夫婦でいくと二人で2200円ということもあり時々映画を見に行きます。先般は「仮面ライダー1号」を家内が藤岡弘さんのファンでしたので見て満足でしたが今回はゴジラと言うことでどうなのか心配でした、が結果はこれまた家内も満足で帰ってきました。

ストリーを詳細に書くとネタバレになるので避けますが東京湾に現れたゴジラがどんどん進化してとんでもない化け物になり日本が打倒ゴジラを模索する話です。

今回のゴジラは以下のような特徴があります。

・進化する

・物理的兵器の攻撃をまったく受け付けない。

・放射能火炎といわれるゴジラの攻撃火炎が意表を突く出かたをする。

の3点ぐらいでとどめておきましょう。笑

監督はエヴァンゲリオンあの庵野秀明さんです。それゆえ、見せどころが監督の味付けになっていますので 巨神兵 が好きな人はたまらないはず。ストリーはあの福島の原発事故でのてんやわんやを再現したような部分もあり考えさせられました。歩く放射能のゴジラが東京を進撃するとどのようになるのかの現代シュミレーションパニック映画みたいでしたね。自衛隊の兵器もいろいろ出てきますのでその手のファンにはこれもたまらないでしょうね。

キャストは若手の長谷川博己さんや、竹内豊さんらが頑張っておいででしたが、ひときわ変わった中に個性派の女優さんがおられ、これは鮮烈に印象に残りました。このひと市川実日子(みかこ)さんというファッションモデルの女優さんです。すっぴんのどちらかというと汚いお顔で出ておられましたが、クールでオタク系な存在でセリフも ぼそぼそ系、クール系、ながら他の俳優さんをちょっと圧倒する雰囲気があり目を引きました。

 

 

 なにかエイリアンシリーズのシガ二―ウィーバーさんと同じような雰囲気があり、これから期待したいです。上のような写真ですとファッションモデルさんらしいですね。個性派美人ですね。

 

ゴジラも初代から60余年とは私も歳をとるはずです。笑