海の物語・・ホームマリンアクアリュウム

海水魚飼育を中心に飼育方法や意見交換の場。小型水槽嗜好。ECOSYSTEM ECOMINIで挑戦中 

シークロン優等生計画 その10

2011-02-15 21:24:42 | 飼育器具評価


根性がたりなかった私。一度 プリズムのインペラをつかってみたものの音で使い物にならないと評した私でしたが・・・機械の構造を良く見てうまく回るようにすればよかったもののそれをしなかった私。反省です。

コメント欄に TAKUさん が紹介いただいたプリズムのインペラを使用する方法をもう一度検証してチャレンジしてみました。

TAKUさん曰く プリズムのシャフトの径が細いのでその穴を拡大してマキシのインペラ軸を通すようにすればよいとのことでしたが正確な工具が必要と思われ、また力任せになんでもやりたがる性格の私には破損をまねく危険な作業です。そこで、ここはシャフトを他のもので代用し、プリズムのインペラはなにも触ることなく成形してできるのでは?と思い、見てみました。


プリズムのインペラの軸は回転するインペラの支柱にすぎないので他のもの、簡単な 竹串 を綺麗にカッターで寸法に合わせて細く削り取りゴムの頭をうまくかぶせて支えるだけで基本的には大丈夫なはずです。

また、プリズムの羽根の部分がうまくモーターの部分と接合できるような位置を確定するため、回転軸のマグネット側にエアチューブを5㎜ほどかますとちょうど良い位置に収まります。


以上を留意しインペラをモーターに設定し いざ! シークロンに電源をいれると!


ううううむ!なかなかいい!プリズムのインペラは大変な働きをします。
推進力も落ちないし、アワもこまやかで、プリズムはシャカシャカとうるさかったけど
それがシークロンではまったく現れない!




絶品です!いうことなし。

この場で、TAKUさんに御礼申し上げます。



シークロン優等生計画 その9

2011-02-13 15:51:18 | 飼育器具評価
さて GEXマイクロ160 インペラの形状をまねしたインペラですが・・・検証結果は・・・



メリット

・推進力があるので巻き込むアワの量は増大した
・細かなアワはオリジナルより若干増えた程度で大差はない。


デメリット

・オリジナルのインペラは細かいアワと大粒(3ミリ程度)のアワをどちらも放出しそれが改善課題だったが、その悪い部分がまたもどった。




こちらはヨコに裁断し一枚の羽根を三等分にしたものですが


メリット

・こまやかなアワが多い。大粒のアワは見られない。
・トーネードモーションの力が衰えた分アワの本来の浮力が戻りスキミング力が復元する。

デメリット

・推進力は落ちる。
・一旦スイッチがOFFになるとONした時点で水が揚がらない。停電時には要注意。


以上からの推測ですが

おそらく一旦電源が切れてからポンプがONになったときに回復する推進力とアワの放出のバランスがシークロンの最大の課題であったと思えます。推進力の回復の方を優先しないと製品としての機能として根本からなりたたないのでこまやかなアワの放出を犠牲にしたのだと思います。推進力のあるニードルインペラの完成をまってシークロンを販売すればもっと結果が良くおそらくプリズムより評価が高くなったと思え残念です。

そこでシークロンのよさと欠点をうめて新しくデビューしたのがスキムシリーズなのでしょう。トーネードモーションはやめ、アワを下から吹き上げてアワの浮力を最大に活かすように工夫されてはいますがいくらニードルインペラとはいえBP1200ポンプからのアワの量には限界があります。

それゆえ・・・スキム400などはシークロンと比較にならないほどの性能とは言いがたいのでは?と考えます。

シークロン優等生計画 その8

2011-02-12 22:10:24 | 飼育器具評価
いつまでも泣かされるシークロン。




しかし今のところ まぁ・・よごれもとれるし・・・そんなものかというところです。





オリジナルはてんでだめでしたが上のようにインペラを改造してこまやかなアワがオリジナルより20~30%程度出るようになり一安心でした。




上の画像はGEXのマイクロ160スキマーのインペラです。羽根をタテに裁断して針のように
してある代物ですがこまやかなアワがでていたのはみたことがあるので これはいけるかも!
と考えて次の画像のようにインペラを改造してしまいました。




羽根の裁断が不ぞろいですが交互に裁断しているのでヨコに裁断したインペラよりもしかしたら推進力があるかもしれませんのでうまくいけばかなりのアワを巻き込めるかと思います。


大体、MP1200ポンプでも取り込めるアワの量はしれていますのでこのインペラが成功したからといって格段にシークロンの性能がUPするとは考えにくいのですがとにかくこまやかなアワを大量に作るにはどうするればいいかの実地検証です。

明日にでもレポートしたいと思います。






エクストリームX(BY アキュリ)

2011-02-07 20:47:10 | 飼育器具評価


先般エクストリームXの PART A の方を使用して結構良いようなので、微量元素のPART Bの方を購入してしばらく検討することにしました。画像左です。

PART A は カルシュウムCA や マグネシュウム Mg カリウム Kなどの主要元素でしたがPART B は微量元素の ストロンチュウム ヨウ素 モリブデンなどなどです。

これも1週間に1回100リッターにつき10~20ml程度を投入するだけでよいものですので私の水槽ではその半分程度でOKです。私の水槽は50リッター程度なので10ml投入することにしました。これはかなり充分ではないでしょうか?

ま、一瓶500ml入りですので、毎週10mlですと50週分 つまりは 1年程度もつことになりきわめて経済的です。

大体、この手の添加剤商品は価格がやたらと高すぎです。原価はおそらく100円もしないような代物で製造費や輸送費を含めても500円程度のものをたった250mlで2000円もするように金を巻き上げるなど許しがたいと思うのは私だけでしょうか?
 
それが証拠に2000円の商品が1000円でダンピングされていたりする。これは、全く消費者サイドにたったものと思えません。

AZ-NO3などもその典型であのようなわけのわからない液体が3000円もするなんて一体?
だから同じ効用のウオッカをブログですすめるといきなり1980円になったりする。

このような行為はやめていただきたいものです。



SA-2011 レポート7 7ヶ月経過

2011-02-02 20:53:30 | 飼育器具評価





追跡調査。SA2011です。世間ではもう廃盤になってしまいつつある貴重なスキマーとも思えますが、元気で働いてくれています。しかし安かろう悪かろうの部分も出てきているのは事実。

シークロンのオリジナルは出来の良いスキマーではないけれど塩ダレ対策や防水対策などはかなり考えられていたようでこれについてはシークロンのほうに軍敗があがるかもしれません。

SA2011を7ヶ月使用した感では

・アワは強力に出ており、スキミング力は強力

・カミハタのRIO1100よりRIO1400の方が適合し安定した性能を発揮する。その点ではエーハイムのコンパクト1000などは適合ポンプではない。

・ベンチュリー式の構造的欠点であるベンチュリー管の内部のよごれにより泡の出が左右されるので定期的に掃除が必要。

・とにかく水からすぐにとりだし洗浄できないスキマーなのでメンテナンスには大変手間取る。

そのため、水陸両用ポンプなどでポンプ部分を外に完全に出してしまうか、シークロンやスキム400のようにポンプをぶら下げる形式にするか考察が必要です。



一方シークロンは1年前にインペラの羽根を3分の1に裁断したものを使用することでアワがこまやかになりウッドストーンを使用しないまでもごらんのとおり綺麗に汚れはスキミングしてくれています。マキシジェットの掃除をすると出力は100%もどります。







以下の写真は過去の30cm水槽の水景


オゾナイザーDIY2

2010-12-11 17:30:59 | 飼育器具評価


完成しました 自工作オゾナイザーでございます。

秋葉原の若松通商さんのオリジナル?商品で中身の電気配盤を売っておりたった2980円
です。電極はかなりすぐに消耗しイカレル可能性が高いので購入時に電極交換部品を買っておいたほうが良いと思います。

電気盤をマウントするケースを100円ショップで探していました。
タッパーウエアなど色々ありましたが画像の小ケースがちょうど良いサイズのケースで穴をあけやすいのでこれにしました。蓋をあけてメンテナンスもしやすいので見かけはオゾナイザーらしくないけれどこれは自分では良かったと思っています。

さてオゾナイザーはエアドライヤーを通して発生させないと所定の性能がでないのであったほうが良いのですがいまの季節は冬で湿度はひくく、梅雨ではないので発生量は多いのでこれについては今後の宿題としました。


プラグとエアーチューブをつないで運転しますと 想像以上にオゾンの量が多く。部屋がオゾンの臭いで充満したのには驚きました。

ORPで計測しますと当初170mv程度でいったりきたりしていた水の状態が、ものの10分も経過すると200mv程度まで上昇しました。

それでも低いと思われるかもしれませんがORPは各水槽の状態によって変化がはげしいものなので200mvだからといって絶対に少ない!と断定はできないのです。


さてサンダー50mgのオゾナイザーはしばらくお休みをいただいてこの自作オゾナイザーの所定性能の実際をしばらくさぐってみたいと思います。



オゾナイザーDIY

2010-12-09 21:25:08 | 飼育器具評価



いままで色々オゾナイザーを購入しましたが現在使っているのはサンダー50mgのものです。安定した性能ですがこれも永らく使用しており、おそらく50mgも出ていないと思えますので時期候補を選定しなくてはなりません。サンダーのオゾナイザーは取り扱い終了となりましたので壊れたらもうサンダーの代用品はありません。今度は商品が大変良心的なアデックス社かREDSEAのものを購入することになると思います。しかしそう入っても2万円は軽くしますのでホイホイとたやすくかえるものでもないのです。

そこで以前から複数のサイトでレポートのある「自作式のオゾナイザー」を購入してみることにしました。その複数のレポーターの皆様には御礼申し上げます。

このオゾナイザーは基礎基盤のみでACのコードをハンダするだけで機能するというすぐれものです。値段はたった2980円。完成品を購入すると20000円はすることを考えると実に安い!本体カバーなどは100円ショップでタッパーや小箱などで代用できますのでそれほど難しいものでないのです。

性能は30mg/時は出るとされこれは十分な性能です。交換の電極も300円もしないのでこれも良心的。可変ボリュームもついていて出力調整できる構造なのですが結線がちょっとわかりにくいです。

今度の土日には一応の完成を見たいのでまた完成するとレポートしたいと思います。

スキマーの威力

2010-11-22 12:37:04 | 飼育器具評価
スキマーカップをきれいにあらって一日経過したのが下の画像です




まずシークロン。オリジナルインペラをいじくって改造したので細やかな泡が出、オリジナルよろは細やかな泡が出るものです。
エアアシストをするともっとヘドロがたまりますが生体数も少ないし、あまりしすぎると微量成分の排出が高くなりますので
この程度がよいのかもしれません。







こちらはSA2011。こちらはオゾンのエアアシストをしているのでかなりのヘドロが一日でたまります。
オリジナルの自然ベンチュリーでも泡が多いのですがエアーでより強力になっています。生体数も多くBPを行っていますので強力でないと
ORPが下がるのでこのぐらいは必要でしょう。




↑こちらはシークロンの筒です。ごらんのようにかなり細やかな泡が出ていますがそれでもぎっしりというわけでないのでニードルインペラにはかなわないかも。






各サンゴがやっとポリプを出してきました。

カミハタRIO1400購入

2010-11-06 20:08:14 | 飼育器具評価


器具のご紹介。カミハタRIO1400を購入しました。

カミハタのRIOシリーズは結構安定した実力を発揮しています。良い商品と思います。

ディスカウントアクアさんで購入しましたがここは器具激安。1400は定価約4800円だったかと思いますが特別価格2980円!2000円も安い!

SA2011のポンプはRIO1100ですが実力不足ということはなくスキミングを発揮しています。
しかし、インペラにバクテリアスライムなどがつくと弱く、出力が落ちます。 

SA2011の WATERLEVEL の線はポンプを掃除してマウントすると その位置以上に水があがりますが2ヶ月もすればしだいにその線から水量が落ちてきます。

Rio1100は毎分26リッター、1400は毎分28リッターでやや強いのですがこれはスペアポンプです。

しかしながら色々実験したいことがあり吸い込み口にシークロンのエアインジェクターをつけて
アワを発生するとどうかなど試してみたいものです。


大人のおもちゃが増えました。(貴方、AVショップの大人のおもちゃやありまへんでぇ。) 

シークロン優等生計画 その8

2010-11-06 08:07:23 | 飼育器具評価



JETIMPERAを制作して得意げになった私・・・しかし 作品を運転して得たものは・・・もっと改良点があるということでした。

このシークロンにはなかされます。


一応回転はします。しかし

① 推進力が半減。剣山の針の部分にプロペラみたいなものをつける必要がある。

② 駆動軸が摩擦やなんらかの抵抗をうけることに非常に弱く 剣山の部分が一寸本体にふれるだけで騒音と推進力
  が激減する。すなわち剣山のインペラの部分は決して本体に触れてはならない。

という2点がわかりました。この2点をさらに改良する必要があります。

駆動軸とインペラの接着は瞬間接着剤の多用途 吸着力5倍 のバージョンで一応解決しました。


先般も述べましたがシークロンのMP1200ポンプでのエアーインジェクトと排出水量はバランスが悪く細やかなアワがもっとふんだんに欲しい場合は出力UPが必要と推測します。

2chなどのコメントには外掛けスキマーは所詮 エアレーション程度 と口汚く仰せの人もおいででしたがそれはまんざら的をはずれたコメントではないとも思えます。シークロン プリズム と比較した場合 プリズムのほうがジェットインペラを装備してスキミングしているので成果が良いのですが エアーの総量としてはいずれも おそまつといわざると得ないのでしょう。
それゆえ 新製品のスキムシリーズなどもそこそこは良いけど絶対的には役不足と評価されてもいたしかたないといえます。

今日はシークロンのためにまたまた愚痴がおおくなりました。



シークロン優等生計画 その7

2010-11-04 21:27:45 | 飼育器具評価



神の御心により シークロン という駄作を 天使にしなさい と主はおおせられ・・・
しぶとい 私の追及したものは この画像でございます。

(あ、私はクリスチャンでありませんのであしからず。)

プラスチック剣山 で作った JETIMPERA です。いままで オリジナルインペラを裁断したり
ウッドストーンでアワを増強したりと数々の苦難と受難にたえて作り出した作品でゴザイマス。

剣山はご存知のように真鍮でかなり高いです。またそのままそれを他の用途につけるなど不可能。それでネット検索でプラスチックの剣山がそれも小さいのがないかいな?と探した回答がこれでした。

楽天のムラウチホビーさんという店で見つけたんです。価格は2個入ってたった378円です。新潟にある石崎剣山製作所というメーカーさんの販売です。MP1200の軸に合うようなインペラを購入しても6000~7000円しますのでこれは神が与えた福音です。

直径3cmでなんとMP1200のインペラにドンピシャ!金属軸とマグネット本体との同調など調整が大変でした。とくにインペラの回転部分は高速回転しますので回転軸のマグネット軸ががっちり剣山と一体化していないと空中分解するおそれもありそれがまだ充分に補強できていないので これを見たメーカーさんはバカなことをと思っているかもしれませんが・・・そうおもうならもっとましなもの最初から作れよ。もしくはBP1200のインペラをシークロンに販売せよ・・・と私はいいたいのでした。w

いまはまだボンドが完全に乾燥するのをまっていますので運転はできていません。
運転がうまくできて使用に耐えるなら詳細に作り方をレポートし全国の シークロンうつ病症候群 の皆様の福音になるようにしたいと思います。

ご期待のほどを。










シークロン優等生計画 その6

2010-10-31 10:45:31 | 飼育器具評価
昨日はシークロンをこきおろしましたが アホな子ほどかわいいし いろいろ研究して改造しながら良いものを作り上げていくプロセスは楽しいものです。

シークロンはその点で 楽しみを与えてくれてた思えば 神も許すかと。笑

そういえば 小説「氷点」の大家 故三浦綾子さん のキリスト教の教えに 受難を与えるのも神の御心で自分はガンにおかされて人は気の毒というけれど私はそれを受け入れ神が与えてくれたプレゼントと思っている。と・・・すごいコメントがありましたっけ。

私はシークロンのためにガンにはならないけれど、鬱的な気分におかされたのは確か。笑
シークロンは私に試練を与え神の御心にしたがって行動しているといえば・・いいすぎ?

冗談はともかく 私の性格はネチコイので・・・今度は プリズムのインペラをシークロンの
MP1200に搭載すればそれは すんげー ことになるのではと ハタ!とおもいつき 即実行!

やってみました。 予備のMP1200にプリズムのインペラをそのまま差込みSW をオン!すると勢い良く回ります。結構パワフル。よくみるとプリズムのインペラも金属の軸を通す構造になっているのでこれを支えるなにかがあればしっかり固定できるのでは?と思いつき 長めの爪楊枝 を支柱にしたのがこれ ↓








さて。結果は・・・すんげー!!!!! アワがパワフル格段に違う。上の画像の通りアワで真っ白ぎっしり! すんげー!!!これは BINGO!!


しかしぃ・・・・プリズムの弱点が・・・如実に現れこれも ドスゲー!!!

音が 音が  シャカシャカどころでなく うるさいエアポンプ2台ぐらいの騒音

ブ オーン!!!! ゴーーーーオーーッ ガガガッ!!  ゴーゴゴゴゴぉ!! ゴーゴゴゴゴぉ!! グオーン!!


音が格段にうるさいものになり・・・  使い物にならないようになってしまいました。

結論は エアポンプ2台ぐらいなら気にならない人は プリズムのインペラ1600円程度を
購入してやってみる価値はあるかもです。


お粗末様でした。

駄作シークロンを振り返る特集

2010-10-30 20:52:29 | 飼育器具評価
出来の悪いスキマー シークロン100! なにが世界から絶賛だ!あんなもの作りやがって!実力はプリズム以下!アワがあがらない!汚れが取れない!費用対効果ゼロ!折角改造インペラがヤフオクで売っていたのをメーカーがケチつけやがって!

まぁ・・・ならべるとこれほどコケオロシの酷いスキマーや器具は近年見当たらないほどの駄作であったことは・・・確か。しかしスキャンダラスな話題を提供してスキマーの話題を盛り上げてくれたことも確か。TV俳優で言えば 見かけの割に実力のない奴 w


しかし、アホな子ほどかわいい というじゃありませんか。折角買ったのだから冷静に考察し、その弱点やらを穴埋めし、ひょっとしたら絶賛のHSシリーズやバケットなどに勝るほどに劣らない製品だったかもと再評価がうけられるようにじっくり見てみませんか?



さて、上の画像は買ったときのオリジナル。パッケージはその気にさせるパッケージでプリズムよりもスリムでスキマーという感じでした。ポンプもMP1200搭載でマグネットポンプでは最強の部類で毎分20リッターを吸い上げる実力の持ち主でした。しかし問題はそポンプのインぺラ。たった5枚の羽で水をはたきエアーを送り込むという技に限界があったのでした。アワがこまやかに出ない、泡が立たない、水ばかり大量に流れるという現象でした。また空気を送り込む調整が難しく日によってその調整を変えないと泡の出が悪くなるという悩ましい側面もありました。



ヤフーで販売していたと言われる改造インペラはニードル式でこまかなアワをはたきこむすぐれものでしたがナプコ社がそのインペラの販売にクレームをつけ販売禁止となったのでした。これがユーザーの激怒をかってナプコ社の評価は下がったかも。(さっさと自分ところで製作したのを販売すればもっともうかったのにアホ!)

そこでユーザーの間で頭を悩め海外のユーザーが考案した回答が上の写真にあるようなプロペラを裁断し推進力は犠牲にするものの細かいアワが出るというもので現在私はこれを使用しておりそこそこの感触を得ています。





これがプロペラ三分の一裁断のインペラの結果です。オリジナルよりはアワがこまやかになり20~30%程度ほどアワが増しましたが水中ポンプに負荷がかかるので温度上昇が見られ夏には2度
程度上昇しますので取り外し、補助器のプリズムに交換する始末でした。夏に水槽クーラーがなければ確実に水温は30℃を越えるのです。



しかし、良く考えてみると そこそこの結果は見ていますが、エアーの注入の絶対量は少なくHSシリーズやプリズムのようにアワがぎっしりというわけでないのでエアー量に限界があります。またエアーを大量に送り込むとポンプが即刻停止してしまいます。つまりMP1200から送り込まれるエアー量には限界があるのです。ということは・・・もしかしたら・・・ウッドストーンのベルリンエアリフトの方がアワの量が多く、スキミング力が大きいかも!という驚愕の推測の結論に!






上の文字合成画像はウッドストーンでアシストした時の画像です。エアーがぎっしり送り込まれデトリタスの巻き上げも見違えるようなものになりました。おおよそのですが私の改造インペラで送り込まれるエアーの量の5倍はあると思います。(改造インペラのエアーの量はポコポコ♪程度ですがウッドストーンの強制注入ではゴボ!ゴボ!で極めて多いのです)
流量水量は落ちないのでこの方がスキマーの実力としては格段上でおそらくHSシリーズにも勝るとも劣らない実力を発揮したと思います。



さて、ナプコ社がシークロンの弱点をおぎなうべく改良したスキマーがスキム400ですが、スタイリッシュで価格も高くなく実物を見た時は欲しいと思ったものです。しかしケチをつけるわけでないのですが水量循環とエアーの注入量に限界があるので細かいアワがでてシークロンよりは良いけど、かといって絶対実力はさほど変わらないのでは?という推測です。
どことはいいませんがなかなか汚れがとれないとのレポートもあるようです。私はスキムの黒い蛇腹のホースが汚物処理のバキュームカーのホースを連想してイヤです。笑
こちらはBP1200ポンプでシークロンのMP1200とさほど変わらないパワーです。これはBP1700の方が良いかもしれません。



てなことで・・・私のシークロンは アホなコでしたが 優等生になり 「海の叉三郎」などと命名され 海道達磨 や河童さん に後塵を浴びせているのです。笑

器具のチェックなど:CR3・SA2011・EHAIM500

2010-10-16 12:07:54 | 飼育器具評価


さて酷暑も終わりやっとしのぎやすい時期になりましたが、先日はヒーターを設置しました。
そこでヒーターの作動を見ていますと最近は早朝と深夜に作動することも多くなりましたので
CR3をとりはずすことにしました。

CR3は今年も頑張ってくれました。一時期室内温度30℃の時に水温が27.5度まで上昇しましたがフィルターのデトリタスを掃除したりメタハラの照射時間をやや短くするなど改善すると26℃程度をずっとキープしました。10月に入りますとそれが24度程度をキープするようになり手入れさえすれば40リッター程度の水量の水槽には充分な性能であると思えました。ただしさすがに今年の7・8月の暑い時期はエーハイムに氷の保冷剤をまきつけフォローした加減もあり作動時間は多くなり電気代もかさんだと思います。来年はそろそろCPクーラーが必要でしょう。(CR3は補助機として使用予定)

とりはずしたところで器具をドライバーで分解しフアンにたまった埃を全部除去しました。
こうすることで再度冷却能力が復元すると思います。ファンやそのまわりにべっとりとした埃がついていましたので毎年これは掃除しなくてはならないのでしょう。

つぎにスキマーSA2011はオリジナルでもかなり細かいアワがてて充分なようですがオゾンをエアアシストで投入するとさらに効果は倍増し超強力スキマーに変身。微細なゴミや白点菌を吹き飛ばしています。毎分26リッターのRIO1100のポンプで駆動していますがプロペラシャフトはデトリタスやバクテリアフイルムでぬるぬるしますのでこれは除去すると効果は元通りになります。

エーハイム500は30cm 45cmの二つに使用していますがこれは実に安定した性能を発揮しています。ただしデトリタスはおもったより溜まってくるのでスポンジの部分を綺麗に洗いますと水流が元通りになり強力ろ過も元通りです。本日は二つとも掃除しました。しばらくはNO3の値が上昇すると思います。しかし数日すると5mg/liter以下に落ちると思います。


器具の掃除をすると性能が復元しますので面倒ですが必要なことなのでしょう。

SA-2011 レポート6 4ヶ月経過

2010-09-29 20:38:44 | 飼育器具評価



スキマーSA2011を使用してから数ヶ月になりますが良いところ悪いところが見えてきましたので率直なレポートをしておきたいと思います。

・モーター カミハタRIO1100

ドライブモーター RIO1100 は毎分26リッターの水量を排出する強力ポンプですが弱点が見られます。ポンプ本体の耐性は悪くなく秀逸ですが、マグネットローターにデトリタスやバクテリアスライムがつき出力が落ちることです。3ケ月ほどほうっておくと20~30%程度は落ちているように感じます。ワングレード高いRIO1400の方が良いかもしれません。もっともそれでも20リッターの水量を揚水しますのでたった50リッターにも満たない水槽には充分です。

・本体

パイプはそれぞれ分離しますが、たてつけが緻密でないので パイプの接続部分から 水シミが出てきます。また本体の底の部分はスポンジなどで綺麗に掃除できないことも悩みの種です。
石灰藻もついているのは頭が痛いです。


・ベンチュリー管

これもデトリタスがつくと水の流れが落ちる上、細かい気泡が出にくくなるので分解掃除が必要です。


全体の良い点

メンテナンスは大変だが2~3ヶ月程度はそのままほうっておいても、まぁ、まぁ、うまく機能する。ベンチュリーで巻き上げた気泡はあまり微細でないのでウッドストーンでエア補助をすると超強力なスキマーになりおそらくHSやベルリンターボ(SPEC上での話)にも互角のスキマーとして機能します。それでいて本体5000円程度 ポンプ3500円程度であったから充分高性能なスキマーが1万円もしない格安で得られたと思います。


全体の悪い点

総合的にメンテナンス性はシークロンやプリズムより劣る。水シミがおこる。たてつけが悪い。安っぽい。



しかし良くデトリタスを除去するので総合的には悪くないというのが印象です。