NHKの西郷どんは日本史の教科書より面白い番組と思います。
高校の日本史は覚えることが多すぎて、何々の変や戦争がいつ起こったという事実だけを書いており事情は数行で終わってしまっており・・正直な所、犬猿の仲の薩摩藩と長州藩が「薩長同盟」で手を結ぶことや「禁門の変」のような肝要なことはすべて授業でスルーされており考えてみると日本の歴史教育は欠陥だらけです。
井伊の大老の「安政の大獄」 100人以上斬首切腹など徹底的に処罰
桜田門外の変 大老はかごからひきづりおろされ薩摩の刺客により斬首
薩摩藩の壮絶な内輪もめ「寺田屋事件」 薩摩藩の穏健派と過激派の壮絶な刃傷沙汰
長州藩の失態「禁門の変」 薩摩藩水戸藩に対抗し長州藩は惨敗、長州藩は仕返しに京都3万戸を焼き払うことに朝廷は激怒、長州藩征伐が下る
池田屋事件 長州藩の動きを封じるために新撰組が長州藩士を虐殺。
たった数行書いただけで実に政局はおおゆれであったことがうかがいしれます。
朝廷の長州藩の征伐が本当に行われていたら色々な歴史も変わっていたかもしれません。
日本も外国の植民地になっていたかも。
個人的な感想ですが当時の幕府の立場なら長州征伐はしっかりやっておくべきでした。薩摩藩も策士が多すぎと思います。当時の慶喜公の激怒からくる判断は正しいと思う。戦争を回避した西郷さんも結局民の為とはいえ晩年は新政府に裏切られて西南戦争で自決の運命をたどる哀れさ。(これからどう描かれるか見もの)
いずれの時も民の為という美辞麗句は結局封印され、権力闘争ばかりが人の世の常なのでしょう。
西郷さんも人が良すぎたというのが私の感想です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます