思い出のポッターズエンゼル

ベテランアクアリスト曰く「この魚をはじめてみたときこの世のものとは思えない
美しさに感動した」というのは全く正鵠を得ていると思います。私もその一人です。
2008年はじめて８月の暑い日某ショップでお盆セールで１匹購入しました。
かなり高額でしたがセールの割引もあり手に届く範囲に収まったから飛んでいきました。

しかしこれが大変なストレスを誘発することになったのです。

ポッターズエンゼルはどの本を見ても丈夫で餌つきも良いとされて飼いやすいケントロピーゲとされています。しかし現実は私は決してそうではないと思います。私の水槽は４５センチの水槽ながらろ過をできるだけ万全にするため、底面ろ過、外部ろ過２個　、プロテインスキマー、微量オゾンなどで固め、水質を測定するとアンモニア０　亜硝酸０　硝酸塩　２５ミリで魚水槽としては優秀な水質と自己満足で胸を張っていましたがこれは見事打ち破られました。専門書を見るとポッターは水にうるさくハワイ諸島の水温の低い海域で生息するので日本の夏には高水温にきわめて弱い魚であると注釈があったのです。

事実、当初は全く餌をうけつけず、水温を下げ、三日目ぐらい徐々に岩や水槽のコケをついばみはじめ、貝殻にシュア－を塗りつけたものをそっと置いてやるとすこしづつたべはじめました。この子は８ヶ月生きましたが飛び出し事故で２００９年の春に天に召されました。

その独特な美しさは捨てがたく、もっと生きて欲しかったですが、いままで色々魚を飼いましたがこれほど手を焼いた魚はなかったというのが正直な印象です。