(これは、架空のお話です。)
知人が亡くなったそうで、お通夜のお知らせを頂きました..とさ。
お知らせのメールには、あるお寺の場所と通夜の開始時刻が書いてあって、出来ればその時間に来てもらいたいとのことでした。...お寺だから住職の読経でもあるのかな? 香典の儀等は遠慮するとのこと、服装等も普段着で結構だそうで、ザックバランな彼の葬儀らしいと思いました。
お寺に着いて、受付を済ますと、チケットのようなものを渡されました。見ると会食の案内でした。本堂には椅子が並べて置かれていて前の方には簡単な演台が置かれています。適当な場所に座ってしばらく待ちました。
指定の時間になると、演台の所に男性が現れました。
「えー、皆様、本日はお忙しい中、我が友○○○○の通夜にお越し頂きありがとうございました。私は、阿仙詳爾と申します。当人の方から依頼されておりまして、葬儀を任されております。本日はご住職に代わりまして、というのもなんですが、少しお話申し上げたいと存じます。実は、遺体はここにはありません。適宜こちらで処置を致します。ご安心ください。で、代わりにと言っては何ですが、当人はそこに居ります。」
と言って指差す方を見ると、フヮーッと、白い、亡くなった彼の姿が浮かび上がり、ちょっと微笑んで手を振り、そしてまた、消えて行きました。
もちろん、ビックリした人は居たかも知れませんが、逃げ出す人が居なかったのは、通夜という特別な席だったからかも知れません。
「えー、今ご覧頂いたように、彼は亡くなっても、こうして霊的な体で存在しており、決して永久に消えて無くなってしまったわけではありません。いたずら好きの彼は、生前から、自分が亡くなったら、こうして皆様に、生命体としての人間の永久性を示したいのだと、私どもの仲間うちでは、常々語っておりました。いま願いが叶って満足している事でしょう。
私達の死は、単に地上の肉体を離れ霊体に戻るだけで、私達の生命にとって、この地上の物理的な世界の人生が全てではありません。寧ろ、地上で肉体に入っている時の方が、霊体、エネルギー体で居る時よりも、時間的に言えばずっと短いと言えます。
これから彼は、地上付近でしばらく過ごしたのち、自分が本来いる所である異次元の世界に移動していくことでしょう。これから地上の波動がますます高まり、次元間の境界が薄くなれば、また彼と会えることでしょう。友として、彼が肉体を離れたことを全く悲しくも思っていないのは、こういう理由からです。さあ、皆さん、彼もここに居ります。簡単ですが、お食事を用意しましたので、別室にお移りください。楽しくお過しください。」
というわけで、亡くなった彼と一緒にお食事をして、帰りました..とさ。
知人が亡くなったそうで、お通夜のお知らせを頂きました..とさ。
お知らせのメールには、あるお寺の場所と通夜の開始時刻が書いてあって、出来ればその時間に来てもらいたいとのことでした。...お寺だから住職の読経でもあるのかな? 香典の儀等は遠慮するとのこと、服装等も普段着で結構だそうで、ザックバランな彼の葬儀らしいと思いました。
お寺に着いて、受付を済ますと、チケットのようなものを渡されました。見ると会食の案内でした。本堂には椅子が並べて置かれていて前の方には簡単な演台が置かれています。適当な場所に座ってしばらく待ちました。
指定の時間になると、演台の所に男性が現れました。
「えー、皆様、本日はお忙しい中、我が友○○○○の通夜にお越し頂きありがとうございました。私は、阿仙詳爾と申します。当人の方から依頼されておりまして、葬儀を任されております。本日はご住職に代わりまして、というのもなんですが、少しお話申し上げたいと存じます。実は、遺体はここにはありません。適宜こちらで処置を致します。ご安心ください。で、代わりにと言っては何ですが、当人はそこに居ります。」
と言って指差す方を見ると、フヮーッと、白い、亡くなった彼の姿が浮かび上がり、ちょっと微笑んで手を振り、そしてまた、消えて行きました。
もちろん、ビックリした人は居たかも知れませんが、逃げ出す人が居なかったのは、通夜という特別な席だったからかも知れません。
「えー、今ご覧頂いたように、彼は亡くなっても、こうして霊的な体で存在しており、決して永久に消えて無くなってしまったわけではありません。いたずら好きの彼は、生前から、自分が亡くなったら、こうして皆様に、生命体としての人間の永久性を示したいのだと、私どもの仲間うちでは、常々語っておりました。いま願いが叶って満足している事でしょう。
私達の死は、単に地上の肉体を離れ霊体に戻るだけで、私達の生命にとって、この地上の物理的な世界の人生が全てではありません。寧ろ、地上で肉体に入っている時の方が、霊体、エネルギー体で居る時よりも、時間的に言えばずっと短いと言えます。
これから彼は、地上付近でしばらく過ごしたのち、自分が本来いる所である異次元の世界に移動していくことでしょう。これから地上の波動がますます高まり、次元間の境界が薄くなれば、また彼と会えることでしょう。友として、彼が肉体を離れたことを全く悲しくも思っていないのは、こういう理由からです。さあ、皆さん、彼もここに居ります。簡単ですが、お食事を用意しましたので、別室にお移りください。楽しくお過しください。」
というわけで、亡くなった彼と一緒にお食事をして、帰りました..とさ。
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