本当の自由って．．．何？4

宇宙の創造のエネルギー、即ち創造主の産んだ子供たちである、私たち、宇宙の全てのエネルギー体は、本来、創造主の手足、感覚となって活動すべく求められている存在です。そして、その本来の目的の為に、それぞれの全てが、本来は完全な自由というものを、平等に与えられている、というのが真実だということで、それを、宇宙の法ということでご説明して来ました。

ところが、その、私たちの活動の場である地球上は、生活の細部に至るまで細かく規定され、がんじがらめにされているのが実情です。そして、それを、当然のことと思い込み、お互いに、非常に不自由な状態にし合っているのが現情なわけです。そのようなことは本来なら、全く必要もないようなことを、大事に守りながら、それが人生というものなのだ、という思い込みで、一生と呼ばれる活動期間を過ごしている場合が、非常に多い、と言うことなんです。

その例を逐一挙げていくと、おそらく、人生、という言葉で括られる生活の枠組みの殆んどが、その中に入ってしまうことでしょう。それは、社会であり、職業であり、政治であり、教育であり、宗教であり、経済であり、国であり、自治体であり、．．もう全ての概念の中に織り込まれていると言ってもいいほどです。

ところが、こうして、その例を挙げていくと、非常に大きな抵抗を示される場合も多いんです。これをお読みになって如何でしょうか。大丈夫でしょうか。つまり、この世、という言葉で表わされる地上に出て以来さらされる社会的環境、教育などなどが、もうそれを受け容れなければ存在出来ない、と思わ（さ）れる所まで、固められてしまっているという事も、あるにはあります。

でも、これは完全に完成されたものではないことは、お分かりになるのではないでしょうか。

その証拠として挙げられるのが、私たちが日々感じるところの、非充実感、不満足感、喜びの足りなさのような感覚ですね。それは、創造主が私たちに与えた本来の叡知が、そうさせているということなんです。つまり、その、ささやかな導きに従っていけば、本来のあるべき世界に向かって行けるということです。

それは、もっと、こうだったらいいのに、という自分の思いに、素直に従っていくということではないでしょうか。まず、そのへんが始まりになりそうですね。