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言霊って...何?2

2017年01月07日 | 言霊について

前回のご説明では、最初の微かなエネルギー粒子の振動が、「す~」という音になっていったということでした。これが日本語の「素」という言葉のもとであることは、お分かりでしょう。

そして、そのあとですが、その「す~」の音が、「す~ぅ」から「す~う」のように音末が大きくなって、「う」の音を生じ、それが「うぁ~ん」とか「うぉ~ん」のように響いて、「あ」や「お」の音を生じた、具体的にはこういうことになろうかと思います。

この後に、「あ」の音と「お」の音は回転を始めて、これが「ま」の音、そして回転を始めた「あ」の音と「お」の音は衝突して「た」の音「か」の音を生じます。そして、その衝突が繰り返され拡がる様子を表わす音が「は」という音なんです。この「は」の音は、跳ねる、弾ぜる、速い、などの言葉のもとになる音でしょうね。この「は」の運動が伝わって、ぐるぐると宇宙中をめぐっていく様が「ら」の音、つまり螺旋状のことなんです。

これで、「た」と「か」と「あ」と「ま」と「は」と「ら」の音が生じたわけですが、この音、どこかで見たことがありますね。そうなんです。「タカアマハラ」、つまり、あの「高天原(たかまがはら)」の音になるんです。このようにしていろんな音声が生じ、結果的には七十五声と呼ばれる音霊が生じます。これはいわゆる五十音に、濁音と半濁音を加えた音ですね。

この、タカアマハラの六音が生じる段階までが、宇宙の物質化以前の状態であり、このタカアマハラ、すなわち、いわゆる高天ヶ原が生じてからが、宇宙に物質的世界が生じて行く段階に入ることになります。それ以前は、全てが霊的な世界だったわけです。

このタカアマハラの音は、その後、鳴り響き続けて光を放ち、最初に紫色の光の世界を生じます。そして、それが青い光の世界を生じ、赤や緑など色んな色の世界を生じ、それがついには、明るく輝く霊界の太陽を生じます。

このようにして、言霊が宇宙に様々な存在を創り出して行くわけですが、大事な点は、これらが、全て意識や意思、そして記憶でしょうか、そういうものを持っているということですね。それは私達人間と全く同じなんです、と言いますか、私達の方が寧ろそれの小規模なものであるわけです。

これまでの物理学が、単なる物として、原子や分子、素粒子などについて想定していたり、あるいは、宇宙が無の空間であるように考えて来たかも知れませんが、でも実際はそうではない、ということなんです。


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