**乳製品**
1)市販の牛乳:20才以上での牛乳飲用に関して、50歳以上の男性1023人を調べた結果、男性では毎日コップ2杯以上(400cc以上)を5年間以上続けて飲用すると、血管プラークが明らかに多く溜まりますが、毎日コップ1杯以内であれば、牛乳を飲用していない人と比較して、血管プラークの程度は同じでした。(理由は、牛乳に含まれる脂質を多く摂取した事による相違によると思われます。牛乳の脂質が悪いのではありません。:2018年8月6日追記。) (その後の研究で・・牛乳摂取が多いと・・体内で乳酸発酵して乳酸菌が増え過ぎるのかもしれません。乳酸菌が増え過ぎると腸内細菌叢のバランスが破綻します。その結果、免疫の貪食能が低下して、プラークの掃除に支障が生じて・・プラークが肥厚する。・・・これが2022年8月時点の私の解釈です:既に後述)
女性の場合、50歳以上の1485名で調査したところ、プラークに関しては毎日牛乳を5年以上も飲んでいた群と、時々牛乳を飲んでいた群、ほとんど飲んでいなかった群で検討しました。
結果は、毎日牛乳を飲んでいた群の方はプラークが多く堆積していましたが、時々牛乳を飲用していた群のプラーク堆積が最も少なかった。つまり、女性の場合は牛乳を時々飲んでも動脈硬化は進行しないことが判明。(女性の場合も、牛乳により脂質摂取量が多くなればプラークが溜まりやすいと考えられます:2018年8月6日追記。)
女性の場合は、毎日の牛乳摂取は決して勧められませんが、時々(おおよそ週にコップ1~3杯)程度の牛乳摂取は全く問題ないと考えられます。ただし、低~無脂肪牛乳はお勧めできません(2022年8月1日記載)。
(牛乳と乳ガン・前立腺ガン・骨折・プラークに関する詳細は調査中→書籍に記載)
2)チーズ:牛乳とプラークに関する研究から、料理に少量使うことや、時々普通に食べても問題ありません。(チーズに関する詳細は2022年8月に後述)
3)ヨーグルト:RAP食の重要部分です。乳製品のヨーグルトまたは豆乳ヨーグルトでも、RAP食の摂取すべき規定量は・・『隔日に30g』(出来るだけ正確に)です。果物や味付けなしのプレーンヨーグルトです。“脂肪ゼロヨーグルト”は逆にNGです(後述)。今までの常識を覆すことで、動脈硬化(プラーク)の改善が現実になっています。(2022年8月1日記載)
4)アイスクリーム・ソフトクリーム:牛乳飲用とプラーク(T-max)との関係データから、たまに1個食べても大丈夫です。
注意):血管プラークを減らす努力が必要な方は・・
牛乳の場合は、上記の記述は事実です。
しかし、プラークがレベル3~4までに堆積している方は、プラークを減らすという治療目的から、脂肪0ヨーグルトの過食でプラークが悪化するという事実を踏まえ、適量の特定のヨーグルト以外の乳製品はお勧めできません。カルシウム、マグネシウム補給は塩無添加煮干しで対応ください(2020年5月以降の追記に詳細を記述)。
(2018年8月6日修正)(2020年7月20日:再修正)
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