ヒトラーのパーキンソン病
ナチス・ドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーは、パーキンソン病を患っていた可能性が高いとされています。
パーキンソン病は神経変性疾患の一種で、手足のふるえや動作の遅さ、筋肉の硬さなどの症状が現れます。ヒトラーの映像には、安静時振戦や仮面様顔貌などパーキンソン病の特徴的な症状が確認されており、神経内科医の小長谷正明氏はヒトラーにパーキンソン病の可能性を指摘しています。また、ヒトラーの症状は年々悪化していき、安静時の手のふるえが増強したり、書く文字が小さくなったりしたというエピソードも伝えられています。
パーキンソン病は完治する病気ではなく、対症療法が主です。ヒトラーは医師から覚せい剤を処方されていたとされていますが、気分の振幅が激しくなったり誇大な妄想にとらわれたりする副作用が生じたと指摘されています。
パーキンソン病は進行性の疾患ですが、生命予後は一般より2~3年短いだけと言われています。
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