東日本大震災で、宮城県女川町の笠貝(かさがい)島を襲った津波の高さ(遡上高(そじょうだか))が43メートルに達していた可能性があることが、東京大学地震研究所の都司嘉宣准教授の分析でわかった。
これまでの調査では岩手県大船渡市の40メートルが最大だったが、それを上回る可能性がある。
笠貝島は、町中心部から約13キロ沖合の無人島。県の天然記念物「球状斑れい岩」が産出するため、島への出入りが制限されている。
都司さんは1月、笠貝島の南2・5キロにある江島から、笠貝島の津波の痕跡を望遠カメラで観察した。
海岸付近の樹木がなくなり、頂上付近も枯れたり、折れたりしていた。津波で浸水したとみられる場所の最高点は、島内にある測量標識の高さ(31・9メートル)と比べると43メートルに達していた。都司さんは「笠貝島に向かって津波が集中したため、高くなったのではないか」と分析している。
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これまでの調査では岩手県大船渡市の40メートルが最大だったが、それを上回る可能性がある。
笠貝島は、町中心部から約13キロ沖合の無人島。県の天然記念物「球状斑れい岩」が産出するため、島への出入りが制限されている。
都司さんは1月、笠貝島の南2・5キロにある江島から、笠貝島の津波の痕跡を望遠カメラで観察した。
海岸付近の樹木がなくなり、頂上付近も枯れたり、折れたりしていた。津波で浸水したとみられる場所の最高点は、島内にある測量標識の高さ(31・9メートル)と比べると43メートルに達していた。都司さんは「笠貝島に向かって津波が集中したため、高くなったのではないか」と分析している。
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