海に近い井戸から高濃度の放射性物質…福島第一
読売新聞 6月29日(土)20時4分配信
東京電力福島第一原子力発電所の1、2号機タービン建屋海側にある井戸の地下水から高濃度の放射性物質が見つかった問題で、東電は29日、海の近くに新たに掘った井戸から、地下水1リットル当たり3000ベクレルの高濃度の放射性物質を検出したと発表した。
東電は、これらの井戸付近で2年前に漏れ出た汚染水が広範囲に広がっているとみており、海への拡散を防ぐため護岸などの地盤改良工事を急いでいる。
東電によると、新たに掘った井戸は、今月19日に高濃度の放射性物質が検出されたと発表した最初の井戸から19メートル海側にあり、海まで6メートルの位置にある。28日に採取した水を分析した。放射性物質の種類を調べている。同じ日に最初の井戸から採取した地下水からは、同1400ベクレルの放射性物質が検出された。
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