「こうのとり」有人船化に意欲…古川宇宙政策相
読売新聞 7月21日(土)20時17分配信
国産大型ロケット「H2B」3号機によって打ち上げられた無人補給船「こうのとり(HTV)」は21日夕、軌道調整のためのエンジン噴射を行った。
星出彰彦宇宙飛行士(43)の待つ国際宇宙ステーション(ISS)に向け、順調に飛行している。
打ち上げ後、種子島宇宙センター(鹿児島県)での記者会見で、古川宇宙政策相は「こうのとりに人を乗せて、戻ってくる技術も将来的に持てるようにしていきたい」と述べ、有人宇宙船の開発に意欲を示した。
こうのとりには、気圧を一定に保った部屋があり、ISSに結合中は宇宙飛行士が出入りする。しかし、現在は大気圏突入時に燃えてバラバラになる構造のため、人を乗せて地上へ戻ることができない。
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