東京電力は26日、福島第一原子力発電所3号機の使用済み核燃料一時貯蔵プールを冷やす装置を、30日に稼働させると発表した。
5月31日に運転を始めた2号機に次いで2基目。事故収束に向けた工程表では、冷却装置の稼働は、10月中旬から来年1月中旬までの間を目指しており、前倒しで実施することになる。
一方、高濃度汚染水を浄化した水を原子炉の冷却に再利用する「循環注水冷却」については、27日午後に開始する見通しだと発表した。すでに淡水化処理を終えた水が約1500トンたまっており、この水を1~3号機の原子炉に注水する。
3号機のプールは定期的に注水して水の蒸発分を補ってきたが、水温は推定75~80度。建屋のコンクリートは65度以上にさらされると劣化が早まる。原子炉建屋に隣接する廃棄物処理建屋に熱交換機を新設し、プールにつながる配管を接続。建屋の外に空冷式の冷却塔を置き、熱交換機を流れる水をファンで冷やせるようにした。
残る1、4号機のうち、1号機は7月中に冷却装置の設置に着手できる見通しだが、建屋の爆発で配管が損傷した4号機はめどがたっていない。
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5月31日に運転を始めた2号機に次いで2基目。事故収束に向けた工程表では、冷却装置の稼働は、10月中旬から来年1月中旬までの間を目指しており、前倒しで実施することになる。
一方、高濃度汚染水を浄化した水を原子炉の冷却に再利用する「循環注水冷却」については、27日午後に開始する見通しだと発表した。すでに淡水化処理を終えた水が約1500トンたまっており、この水を1~3号機の原子炉に注水する。
3号機のプールは定期的に注水して水の蒸発分を補ってきたが、水温は推定75~80度。建屋のコンクリートは65度以上にさらされると劣化が早まる。原子炉建屋に隣接する廃棄物処理建屋に熱交換機を新設し、プールにつながる配管を接続。建屋の外に空冷式の冷却塔を置き、熱交換機を流れる水をファンで冷やせるようにした。
残る1、4号機のうち、1号機は7月中に冷却装置の設置に着手できる見通しだが、建屋の爆発で配管が損傷した4号機はめどがたっていない。
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