原発周辺4市町村、10地点でプルトニウム確認
読売新聞 8月21日(火)20時44分配信
文部科学省は21日、東京電力福島第一原子力発電所事故で拡散したとみられる放射性物質のプルトニウムの調査結果を発表した。
原発100キロ・メートル圏内の62地点の土壌を分析した結果、福島県南相馬市、大熊町、浪江町、飯舘村の4市町村の計10地点でプルトニウムが確認された。このうち原発から最も遠いのは、約32・5キロ・メートル離れた飯舘村の地点だった。
検出濃度は、プルトニウム238が1平方メートルあたり11~0・44ベクレル。最高値の11ベクレルは、大気圏内核実験の影響が大きかった1970年代の水準の4分の1程度にあたる。一方、プルトニウム239と240は合わせて同12~1・6ベクレルで、最近11年間に全国で観測された値の範囲内だった。
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