玄海原発の重大事故対策、規制委「一部修正を」
読売新聞 8月15日(木)20時52分配信
原子力規制委員会は15日、新規制基準を踏まえた原子力発電所の安全対策を審査する第9回会合を開いた。
九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県)の重大事故対策の一部が、新基準を満たしていないとして、修正を求めた。
玄海原発では、炉心損傷が起きて燃料が溶け落ちた場合に備え、事故後に原子炉圧力容器の下に水を張ることにしている。新基準では、水位などの情報を把握できるように求めているが、九電は水位計を設置していなかった。
また、複数必要な炉心損傷対策に使うポンプについても、ポンプを動かすのに必要な電気関連の機器を個別に用意していなかった。
一方、他の原発よりも審査が先行する四国電力伊方原発3号機(愛媛県)については、炉心損傷対策の確認をほぼ終えた。
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