米大統領選挙に関連する不正アプリをGoogle Playで確認、情報漏えいも(トレンドマイクロ)
ScanNetSecurity 9月24日(月)8時0分配信
トレンドマイクロ株式会社は9月20日、「Google Play」上でユーザの個人情報を漏えいするAndroid向けの不正アプリを確認したとブログで発表している。TrendLabsでは、Google Playおよび特定の非公式のアプリ配布サイト上で、Android端末向けアプリを4つ確認した。これらのアプリは、インストールされるとユーザの承認を得ずに特定の端末情報を入手する。この結果、ユーザは、情報漏えいの被害に遭う可能性がある。
今回確認したアプリのひとつは、すでにGoogle Play上からは削除済みであるが、非公式のサイト上ではいまだに公開されている。これらのアプリは、2012年11月6日に実施される米国大統領選挙および選挙の2人の候補者、バラク・オバマ氏およびミット・ロムニー氏に便乗して作成されているもの。なお、ユーザはこれらのアプリを無料でダウンロードできる。「Obama vs Romney」と呼ばれるアドウェアは、ユーザが2人の候補者の中から選択できる投票サービスとして設計されていた。全体の投票結果を即座に表示されるかのようにうたっているが、実際には説明ページが表示されるのみで、広告に悩まされる結果となる。同アプリは、9月18日までに非公式のアプリサイトから300回以上、Google Playからは推定500~1,000回のダウンロードがなされたという。
(吉澤亨史)
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