【ウッドランズ(米テキサス州)=山田哲朗】探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから持ち帰った微粒子の詳しい分析結果が10日、米テキサス州で開催中の月惑星科学会議で初めて公表された。宇宙に漂い、やがて集まってイトカワになる岩石の破片は、700度前後の高温にさらされていたことがわかった。
宇宙航空研究開発機構や大阪大学などが調べた結果、微粒子に含まれていた斜長石などの結晶の大きさや形から、700度程度の高温になったことがわかった。イトカワくらいの小さな天体だと、地球のように内部が高温になるとは考えにくく、イトカワができる前に微粒子は加熱されていたらしい。加熱された原因としては、〈1〉もともと他の天体内部にあった〈2〉激しい衝突を経た――などが考えられるという。
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宇宙航空研究開発機構や大阪大学などが調べた結果、微粒子に含まれていた斜長石などの結晶の大きさや形から、700度程度の高温になったことがわかった。イトカワくらいの小さな天体だと、地球のように内部が高温になるとは考えにくく、イトカワができる前に微粒子は加熱されていたらしい。加熱された原因としては、〈1〉もともと他の天体内部にあった〈2〉激しい衝突を経た――などが考えられるという。
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