文部科学省は、東京電力福島第一原子力発電所から20キロ圏内の警戒区域内で、事故発生後の1年間で浴びる放射線の推定積算量をまとめた。
最も高かったのは、第一原発から西南西に3キロ離れた福島県大熊町小入野の508・1ミリ・シーベルト、同町夫沢でも393・7ミリ・シーベルトという高い推計値となった。500ミリ・シーベルトは一般の人が余分に浴びて良いとされる放射線量の500年分にあたる。
同省では、警戒区域内の50地点で放射線量を測定、住民が1日を屋外で8時間、木造住宅で16時間過ごすと仮定して、1年間に浴びる放射線の合計量を推定した。
50地点のうち、第一原発がある大熊町や双葉町を中心とする35地点で、計画的避難区域などの指定の目安となる年間20ミリ・シーベルトを超えた。一方、同県南相馬市や浪江町の一部の地点では3~4ミリ・シーベルト程度で、同じ警戒区域内でも推計値に相当にばらつきが出る結果となった。
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最も高かったのは、第一原発から西南西に3キロ離れた福島県大熊町小入野の508・1ミリ・シーベルト、同町夫沢でも393・7ミリ・シーベルトという高い推計値となった。500ミリ・シーベルトは一般の人が余分に浴びて良いとされる放射線量の500年分にあたる。
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