福島原発トンネル内の汚染水210トン抜き取り
読売新聞 8月24日(土)20時17分配信
東京電力福島第一原子力発電所で汚染水が海に流れ出している問題で、東電は24日、流出源の一つと見られる2号機の電源ケーブル用トンネルから汚染水を抜き取り、2号機タービン建屋の地下に移送する作業を終えたと発表した。
汚染水の海への流出を防ぐのが目的で、今後、コンクリートを注入してふさぐ。
一昨年の原発事故の直後に海側のトンネルに流れ込んだ汚染水は推定1万5000トン。このうち、大量の汚染水がたまるタービン建屋とつながっていないトンネルで22日からポンプでくみ上げる作業を始め、計210トンを抜き取った。
これ以外のトンネルはタービン建屋とつながっているため、汚染水を抜き取っても、建屋からまた汚染水が流入する可能性がある。東電は「処理方法の検討を急ぎたい」としている。
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