和の独り言=PART-2

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茨城県を訪ねた記録

2019-01-31 | 国内旅行

 12月の旅は茨城県水戸から福島県郡山へ通じるJR水郡線を完乗するのが一つの目的だった。1日目に泊まった水戸の駅ビル内書店で、文庫版の「これでいいのか茨城県」を購入し今月に入って読み終えた。
 KKマイクロマガジン社発行の地域批評シリーズ15で、著者は岡島慎二、鈴木士郎の編、副題は-南北対立! 格差拡大!! まとまらない茨城県-とある。帯には-魅力ワーストでも無視できない茨城県の底力-。表紙にもいくつかのキャッチフレーズが書かれている。

 山梨育ちの私、在職中には東京、神奈川、大阪にも住んだ経験があるが、さて茨城県とはどんな関わりがあったのか。この機会に思い出を辿ってみた。

1.KDD名崎電話送信所での工業実習 1955(昭和30)年7~8月
 理工系学部では3・4年次に工業実習と称する過程を経なければならなかった。多くの学友はメーカーや研究所などを選んだが、私は国際短波通信の現場を選んだ。先輩がおられた現場でもあるし、会社にお願いしたら快く受け入れてくださった。
 国鉄東北本線で唯一茨城県内にある古河駅から、これも確か国鉄バスだったと思うが土浦方面への2路線があった。同送信所へは北側路線では尾崎、南側を通る路線では恩名という停留所からスイカ畑の中を歩いた。所在地は猿島郡名崎だった。小さな川を挟んだ西側の村には同社の八俣送信所もあり、実習期間中に訪れたこともある。
 いずれも現在は合併して古河市に属している。
 国鉄バスを利用して筑波山を日帰りで訪れた。女体山も男体山も登ったのではないか。

2.波崎の海の家で遊ぶ 1980(昭和55)年夏
 会社が季節的に契約した「海の家」に職場の仲間たちと1泊で海水浴を楽しんだ。場所を正確には覚えていないが、国鉄成田線の銚子から路線バスで銚子大橋を渡り近くのバス停から鹿島郡波崎町の宿まで歩いた。
 太平洋に面した浜辺は遠浅だったので、泳げない私でも波打ち際から結構沖まで歩いてみた。浜でも見たが、それまで見たことがないような大きなハマグリが食卓に出て食べたことを思い出す。

3.取手市郊外で先輩の話を聞く 2003(平成15)年2月
 私は「通信社を支えた通信技術の発達史」に興味を持ち、定年退職されていた先輩を訪ねて彼が従事されていた当時の経験や苦労話を取材するためご自宅を訪ねた。
 経路は常磐線取手から関東鉄道常総線で二つ目、新取手までを往復した。
   法網郵便局:取手ボックスビル内、取手寺田    =2局

4.福島県いわき市で先輩から聞き取り  2003(平成15)年4月
 前項と同じ目的でいわき市を訪ね、浜街道方面を旅した。常磐線勝田で途中下車し茨城鉄道(現ひたちなか海浜鉄道)港線を阿字ヶ浦までを往復完乗。海岸近くに平磯電波観測所を眺め、仕事で利用していた対地ごとの利用可能周波数帯情報を出している役所だと親しみを感じた。
 勝田へ戻り常磐線をいわき(旧平)まで乗り、先輩と懇談。翌日は磐越東線で郡山、東北線で宝積寺から烏山線までも乗るという旅だった。
   訪問郵便局:ひたちなか、阿字ヶ浦簡易  =2局

5.茨城県浜通りの旅  2005(平成17)年1月
 成田線香取乗り換えの鹿島線で鹿島神宮へ、この駅始発の臨海鉄道大洗鹿島線で大洗途中下車して市内・大洗港など散策。その日は水戸駅南口の川の土手沿いにあるホテルへ泊まる。夜は勝田市内に住む同級生と、彼の行きつけの料理屋であんこうの肝などを肴に懇談。
 翌日は水郡線で常陸太田へ、昨夜の同級生の車で西山荘など見学して日立電鉄の駅へ。大甕で途中下車したりして終点の鮎川まで同線を完乗(日立電鉄は2005年3月末で廃線)。鮎川駅から国道6号線(陸前浜街道)まで歩く。四つ角にあるバス停名=油縄手=が読めなくて、一緒に待ち合わせていた男性に教えて頂いたが忘れてしまった。バス車内で彼が〝徳川家康によって秋田へ移封された佐竹の殿様が美人を連れて行ってしまい・・・”との話だが、終点日立駅前などで行き交った女性を見てもそんな感じはしなかった。その日は磯原駅西口の旅館に泊まる。
 旅館の人に聞くと歩いて10分ぐらいというので国道を北上し、野口雨情の生家や記念館を訪ねたが私の足では倍以上を要した。
 翌日は磯原駅東口のカラクリ時計を一巡り、常磐線を一駅乗って大津港へ。戦時中に風船爆弾を放流した場所をタクシーの運転手氏と探したが、海岸の崖の上に記念碑があるものの、それらしき戦争遺跡は分からなかった。
 帰りには高萩にも途中下車。沿線はさすが日立製作所の本拠地だけに関連会社・工場が並び、引き込み専用線にはジーゼル機関車がまだ現役の姿で各所に見受けられた。
 水戸を過ぎて内原で途中下車、路線バスで満蒙開拓団養成所の資料館を見学、さらに一駅乗って友部から水戸線で小山まで同線を完乗。筑波山を北側から眺めるのも初めて、走行中なので写真は撮れなかった。
   訪問郵便局:鹿島神宮前、大貫、茨城県大洗、水戸駅前、水戸中央、
        常陸太田栄町、常陸太田駅前、常陸太田駅前、大甕駅前、
        日立鮎川三、日立、日立幸町、北茨木、茨城県大津、
        茨城県高萩、高萩東本町、内原、友部駅前   =18局

6.取手市を訪ねて  2005(平成17)年5月
 同期入社の社友の葬儀が我孫子駅近くの斎場で行われ出席した。そのあと近くに住む友人の車で利根川を渡り取手市を訪れた。
   訪問郵便局:取手    =1局

7.つくばエクスプレスTXに乗る  2005(平成17)年9月
 秋葉原からつくばエクスプレスTXで終点つくばを往復。
   訪問郵便局:筑波学園   =1局

8.鹿島鉄道を訪ねて  2007(平成19)年1月
 常磐線で石岡下車、鹿島鉄道に乗り玉造で途中下車。終点鉾田を往復して同線完乗。帰りは霞ヶ浦の岸辺を走り筑波山を遠望できた。夕方だったので途中駅で交換した上り下りの列車前後が電飾されているのが思い出に残る。(同線は2007年3月末で廃止)
   訪問郵便局:石岡、玉造、鉾田駅前、鉾田  =4局

9.関東鉄道竜ケ崎線  2008(平成20)年2月
 常磐線佐貫から関東鉄道竜ケ崎線の終点竜ケ崎を往復して完乗。
   訪問郵便局:佐貫駅前、竜ケ崎米町、竜ケ崎  =3局

10.水戸、土浦をドライブ  2010(平成22)年10月
 友人の誘いでワゴン車に十数名が載り、水戸市立博物館で開催中の「ひめゆりの塔展」を見学、帰途に土浦海軍航空隊跡や予科練平和祈念館も見学。

11.水郡線に乗る  2018(平成30)年12月
 常磐線特急いわきにて品川から水戸へ、1泊目。2日目は水郡線を水戸から郡山まで完乗、袋田の滝観光は次回にと見送る。郡山から東北線普通電車で福島、白石を経て仙台へ。3日目は新幹線で宇都宮へ移り、最終日は東武宇都宮線を完乗して小山・東京と経由して山梨へ帰着。
   訪問郵便局:茨城県内はなし。

 思いついた旅の記録は以上、最初に紹介した本の内容と頷ける点もあるが、垣間見た土地柄だけに実態はよく分からない。
 ローカル線を訪ねるのが道楽とする鉄爺として 関東鉄道常総線の北取手~結城の区間、真岡鉄道全線が未乗線区として残っている。この齢で山梨から乗りに出掛けられるか分からない現状ではある。


   

 



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