和の独り言=PART-2

(写真付きで)日記や趣味を書くならgooブログ

頑張れ三陸鉄道

2019-03-28 | 鉄道旅行

 2011年3月に東日本地帯を襲った地震とそれに伴う津波で不通になっていたJR山田線のリアス海岸区間が、今年(2019年)3月23日に三陸鉄道の営業区間として運航が再開された。翌日24日の新聞各紙も大きくページを割いて報道していた。
 地元紙の山梨日日新聞(山日)も社会面(P.30)の半分ほどに大槌駅での歓迎ぶり、MHK連続テレビ小説「あまちゃん」のヒロインのんさんが中村一郎社長に花束を手渡す写真も載っていた。
 朝日新聞デジタル(本紙は取っていない)で読んだが、「三陸鉄道 課題克服へ走れるか」と社説、天声人語では「駅と復興」の両方でも触れていた。

 私もこの区間を2回乗っている。
 最初は2008年6月、大人の休日俱楽部パスを利用して「岩手三陸の旅」をした。単独行である。
 東北新幹線を新花巻で降り、JR釜石線でいったん東北本線の花巻まで行き市内散策。再び釜石線で遠野まで乗って駅舎2階のフォルクローレ遠野に泊まる。翌日は釜石へ出てJR山田線で宮古へ、茂市まで路線バスを使いJR岩泉線で岩泉泊り。
3日目は龍泉洞を見物してから町営バスで小本へ、さらに路線バスで宮古へ戻り山田線で盛岡へとJR山田線を完乗した。ただしこの旅では三陸鉄道には乗っていない。

 2度目はこれも大人の休日俱楽部パス利用で、友人との弥次喜多道中「三陸海岸を北上する旅」である。
 2010年6月、東北新幹線一ノ関からJR大船渡線で大船渡泊り。翌日は同線を一駅乗って終点盛駅へ。三陸鉄道南リアス線盛駅はJRの駅舎の隣にこじんまりとして建っていた。ホームへ入ると36-1107号車が到着したが、これは車庫入り、代わって入線した36-202号車の行き先表示窓には「久慈」とある。

 この列車は盛から南リアス線で釜石へ、JR山田線に乗り入れて宮古へ、ここから三陸鉄道北リアス線を終点の久慈まで直通運転である。この旅では丁度北緯40度にある「はまゆり咲く」普代駅で途中下車している。久慈からはJR八戸線に乗り継ぎ、八戸市内のホテルに泊まり、3日目には青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道で二戸、岩手川口と乗り、路線バスで石川啄木記念館も見学している。

 山田線区間には思い出に残る駅名がある。まずは独立国?「吉里吉里」。

本州最東端の駅「岩手船越」(東経141度58分26秒)。

陸中海岸国立公園の本州最東端の岬に近い「津軽石」などなど。

 新たに「三陸鉄道リアス線」として開通したことは、場所は遠いけれどもローカル線の旅を愛するものにとってまことに嬉しいニュースである。開設当初と「あまちゃん」放映時など黒字営業だった時もあるとか。今度の直通163キロの一気通貫の営業を機会に団体客などを中心として暫くは利用客もあるだろうが、続けての営業努力を期待したい。

 2014年5月、先代社長の望月正彦さんの講演を、県内富士川町ますほ文化ホールでお聞きしたことがある。 

 私も三度目の三陸訪問を夢見ているが、いかにせん身体のほうが「動態保存」の状態である。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿