和の独り言=PART-2

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常磐線・水郡線・東北線・東武線の旅(その2)

2018-12-13 | 旅日記

 朝食はホテルのヴァイキング、名物の納豆を味わいたくて和食とする。身支度をしてホテルを出発、改札口へ。左奥のホームへ下りると4両編成のキハE130系ジーゼル列車が待機している。後ろから2両目に席をとったが、連結口上部のディスプレーには常陸大子までしか行き先案内が流れない。ホームにいた運転手さんに聞くと、郡山まで行くのは先頭車1両だけだという。早速に先頭車キハE130-8号車に席を移す。

 列車は定刻09:22に発車。常磐線から離れて北上、上菅谷で常陸太田方面と左方向に分岐する。常陸太田には今は廃線となった日立電鉄に乗った時に訪れている。
 郡山行きはしばらくの間、関東平野を走る。左右に見える田圃は稲の収穫が終わっているが、一つの区画が大きい。それに隣同士の段差が分からないほどまっ平に見える。田圃を潤す水はどっちに流れているのだろう。水郡線の愛称は「奥久慈清流ライン」、鉄橋やトンネルを交えて川の流れと絡み合っていて、窓から見える景色も楽しい。
 右の窓から見える風景は八溝山地に近づいていることを感じさせる。紅葉も盛りを過ぎているようだ。今回は念願の「袋田の滝」観光は見合わせだ。次の郡山行きは約4時間後なのだ。
 袋田を過ぎると次の常陸大子で後ろの3両を切り離し、郡山方面へは先頭の1両だけになる。社内アナウンスを聞いて数名の乗客が連結口を通って移って来た。それでも席には余裕が見られる。

 二つ目の矢祭山から福島県に入る。駅ごとに利用者が増え、空いていた車内も座れずに立ったもまの人が増えてくる。常陸大子での切り離しも、せめて2両づつにしてくれたらナア・・・と思うのだが。東北線との接続駅安積永盛(あさかながもり)では大勢の高校生がホーム一杯に待っていた。この季節に授業が午前中で終わったのか、試験中でもあるのか。社内は満員状態になってもホームには乗り切れない生徒たちが沢山残っている。諦めて東北線への階段を登っていった。

 郡山に着いたが乗り換え案内など社内でもホームでも一切ない。ここで私としたところで大ミスをしてしまった。
いったん階段を下り隣のホームへ上ってみると、そこは磐越西線。振り返ると元来たホームには両側に列車が、乗客が乗り始めているではないか。すぐに戻ったのだが、私はザックだけだけど妻はゴロゴロと荷物を引っ張っている。階段の上り下りではゴロゴロを手で持ち上げながらの行動である。やっと福島行きに間に合ったものの、妻はしばらく息苦しく喘いでいた。
 もう一つ。下りホームに上りの黒磯行が、上りホームに福島行き(12:42発)がいるのだ。最後部のドア近くの人に確認して乗り込んだ。

 福島では構内に入っているのに信号待ちで動いたり止まったり。すぐ接続する列車を諦め、休憩をとることにして改札を出た。天井の工事中だったが、支柱の合間からVie de Franceを見いだし、パンとコーヒーとで軽くランチとする。

 仙台行き14:40発は改札を入った1番線からの発車。郡山から乗ったのと同じ700系(仙セン)である。白石着15:12、こきで途中下車する。目的は白石駅前郵便局での旅行貯金だ。今度の旅での最初の訪問郵便局である。

 数年前に青森県弘前を旅した際、弘南鉄道弘南線の終点黒石を訪ねている。これで黒石と白石を訪れたことになるのだが、午前中に乗った水郡線には黒白石なる駅があったっけ。

 白石15:36始発の仙台行きは721系(仙セン)、セミクロス車である。ゆったりと窓の外を楽しめた。途中の槻木は第3セクターの阿武隈急行線に乗った時、乗り換えたところだが最寄りの郵便局は駅から遠い。そのまま乗り続けて仙台に定刻の16:24着。改札を出て切符に途中下車印をもらいながらJR系ホテルへの道順を聞いた。しかし教えられた付近を歩くのだが見つからない。1階の正面をうろついたが分からない。同じところを徘徊した結果、通路の床に敷いたマットにホテル名が書いてあるのを発見。上ばかり眺めまわしていたのだが足元にも目を当てないと、良い勉強になりました。
 歩き回ったショッピングモールで寿司の詰め合わせを求め、ホテルの部屋で晩飯とする。

=続く= 

 



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