NOSTALGIA/郷愁

団塊世代の日記
Nat King Cole の TOO YOUNG を
しみじみ聞ける世代のBLOGです。

西沢渓谷

2010年04月17日 | 山の散策
mixiより転記、加筆

天気予報が外れて、今日(2010/04/14)は朝から快晴。甲府の単身赴任は来週で終わるので、休みを取って「西沢渓谷」へ。家を出たのが遅かったので、現地に着いたのは12時を回っていた。

 実はこの時期、西沢渓谷はまだ未整備で、一番奥の「七ツ釜五段の滝」まで行くのに木が倒れて道をふさいでいるところもあった。(本当は途中にロープが張ってあって五段の滝まではいけないことになっていたが。。)

 やはり、西沢渓谷は、初夏か、紅葉の秋に訪れるのがよさそうだ。ただ、その時期、多くの人が来て山道は渋滞するらしい。私が来たこの時期は平日でもあったので、出会った人は3組、4人だけ。
 山道入り口に来ると「滝めぐり」は「折り返し可」と掲示があった。あまり調べないで、ここに来たが、先に進みながらこの掲示の意味することを察知した。 たぶんこの先通行止めになっているのだろう。また、この細い山道はシーズン時は一方通行にしないと通れないな、と。案の定、前からアベックに出会った。聞くとロープがかかって通れなくなっているとのこと。やはりそうだった。兎に角行けるとこまで行こうと進んだ。

 「三重の滝」を越えると大木が道をふさいでいた。いたるところに落石が散乱していた。そして、川を渡る橋にロープと通行止めの看板が。「七ツ釜五段の滝」はまだこの先だ。自己責任でくぐって橋を渡ると、反対側にもロープと同じ看板が。ということは、この先から逆に来る人もいるのかな、と思い、多少気が落ち着いたが、不安はあった。ほどなく「七ツ釜五段の滝」着く。さすがに100名瀑だけあると思った。あのアベックはこの滝を見なかったかと思うとかわいそうな気もした。

 もう引き返す気はなく進んだ。しばらく行くと凍結箇所が山道を覆っていた。鎖につかまりながら慎重に越える。それでも滑って危なかった。不動の滝をちらりと見て、急坂を一気に登る。上の折り返し点についた時は、心臓破りというだけあって、しばらく横になって休んだ。

 帰りは、旧トロッコ道を通って帰った。いたるところにむき出しのレールが、廃線後42年の崩壊の跡を残していた。帰宅してからこの林鉄の探検Webを知って見たが、40年以上も経つと枕木、橋脚は朽ち、地盤は雨雪で崩壊した様子がわかった。

 今回、軽い気持ちで「西沢渓谷」行ったが、ここはハイキング気分で行けるところではないとわかった。崖の中腹を開いた山道は一歩踏み外すとがけ下に真っ逆さまというところも何箇所かあった。雪はなくなっていたが、落石箇所があり十分気をつけて歩いた。






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