昨日、放送大学で「藁」の話がされていました。
藁は、言うまでもなく米の葉と茎のところを乾燥させたものですが、
昔から、先人はお米を作ったあとに残った藁を、有効に利用していた
とのこと。お米からとれたものということで大事に扱ったらしい。
「藁」は「木より高い草」と書いてあがめられていたそうです。
神事の飾りには藁が使われている。
都会では、藁を使ったものを全くと言って、お目にかかることは
ありませんが、まだ田舎ではいろいろ使われているようです。
私が小学生の頃は、藁を使ったものが結構周りにありました。
・むしろ まだビニールシートなどというものはなく、むしろを敷く
ことが多かった。もっとも、もっと高級なゴザもあったけど。
・藁なわ 田舎で藁をよって縄にしているのを見たことがある。
機械で作っていた。手のひらでよって縄にするのも
見たが、やってみて難しかった。
・ぞうり これは時代劇によく出てくるが、いまはないでしょう。
神事では履くのかな。
・長ぐつ 北国の子供が雪の中で履いている写真を見るが、まだ履いて
いるのだろうか。
・米俵 今も使っているのかな。
・わら半紙 小学校、中学校までは、わら半紙が普通に使われていた。
ガリ版刷りのテスト用紙に、たまに「消化不良」の藁のカスが
残っていたことがあった。
・かべ材 細かく刻んだ藁を土壁に入れいていたのを、見たことがある。
・ストロー 藁なのかわからないが、植物の茎のものがあった。
・麦わら帽子 米の藁ではないのかな。
・むろ 小学校時代信州では、初冬に庭先に藁で「むろ」を作って
冬場の漬物や食べ物を貯えていた。
改めて藁が生活に役立っていたころを思い出した。
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