１１月２２日

23日0時に失効が迫っていた日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)が、韓国側が
執行手続きを停止したため、当面続くことになりました。アメリカの圧力が
功を奏したと言われていますが、韓国が日本の輸出管理政策をどうとらえ、
対応するかで、再度破棄する方向で動くのか予断を許しません。
韓国側から見れば、日本の輸出管理政策は徴用工判決の報復と思われており、
政策を見直し、徴用工判決を受け入れてもらいたいはずです。また、北朝鮮
との統一も視野に入れているとも言われています。同じ民族が南北に分断
されるのはおかしいと思いますが、北朝鮮主導で統一するとアメリカ軍が
朝鮮半島を追われる可能性もあります。
北朝鮮の核問題も完全に決着していないうえ、中国の軍事力が年々増強されて
いる中の韓国の行動は日米双方がおかしいと思っているでしょうし、個人的にも
冷静になってほしいと思っていたので、ひとまず安心しています。もっとも
徴用工判決への対応など日韓間の溝は相当広がっており、問題の解決まで一
波乱二波乱あるのではないでしょうか。