さくちゃんのデジタルライフ

パソコン初めて〇年、楽しいけど奥深い。
そんな日常のつぶやきごと

ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家~横浜美術館~

2013-02-04 | 日記

1月26日~3月24日までの間、横浜美術館で開催されている

「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」には、

第一次大戦後のスペイン内戦、第二次大戦時のノルマンディー上陸など、

私自身は歴史や映画でしか知らなかった出来事のリアルな写真が展示されていた。

今回は戦争や報道写真に、ど素人の私が、その写真に触れての感想を書こうと思う。

 

入り口を入ると正方形の写真が続いている。

これはライカ使用のキャパとローライ使用のゲルダを見分ける一つらしい。

正方形はゲルダの写真、遠くから見ると絵のように完成された構図。

兵士たちの姿はまるで映画のように格好良く立っている。

女性兵士が訓練で銃を構える写真は、そのまま本の表紙に使えるのではないかと思うほど綺麗。

しかし、展示が後半になると、亡くなったばかりの兵士の姿や悲しみにくれる女性・子どもの姿が厳しく撮影されており、

最初に見た絵画のような印象は、一変する。

彼女は20代で戦地を駆け回り20代の内に戦地で亡くなっている。

 

キャパの写真は、泥臭い(戦地なのだから当たり前だが)兵士の姿を伝えているものが多い。

ノルマンディー上陸作戦は、映画「史上最大の作戦」でしか知らなかったが、

彼は従軍カメラマンとして第一陣の上陸兵士とともに動いている。

間違いなく自分の背後から敵が銃を撃っているというのに、海から上陸する兵士を前から撮影した写真などは、

戦争をしっかりと伝えなくてはならない戦場カメラマンの真髄を見るようである。

どの表情も緊迫して息をのむ。あまりにもリアル・・・

 

ジョン・ウェインはかっこいいとか、ショーン・コネリーが若いとか、

そんな風に映画を見ていた私ですが、次にこの映画を見るときは、違った感想を持つかもしれないな。

戦争のリアルさは、平和ボケした日本人の私たち世代には、計り知れないものがあると感じられた。

戦地で戦う兵士の休日の顔、残された女性や子どもの悲痛な顔、時代にあきらめの表情を見せる人々。

死体を囲んで、激しく感情をむき出しにした人々・・・

写真がこれほど心に語りかけてくるとは・・・。

 

ロバート・キャパという名前は、最初に報道写真を売り出すときの二人の別名であったらしい。

本名は別にある。ゲルダ亡き後、彼が名前を一人で使い続けた。

展示の中に、ヘミング・ウエイの姿を発見。彼は作家として旅団に入り戦地に赴いていたそうだ。初めて知った。

こんな世の中だからこそ見ておきたい展示会。若い方がたくさん来ているのはいいことですね。

昨晩、NHKではキャパの特集をやっていた。見逃さず見れて良かった。

展示会を見てからだったからなおさらね。

 

 

横浜美術館は、横浜ランドマークタワーのすぐ横。帰りはお食事や買い物も便利です。

天気がよかったのでちょっと写真を撮りました。

 

ちょっと遊んで、白黒のモードで撮影したのがこちら。

 

こちらはランドマーク前の広場で、大道芸人を見ていた時撮影したもの。

Hard Rock CAFEのネオンです。

 

大道芸人さんも面白かったよ。外人の方で日本語ペラペラ過ぎ。

凄く高い一輪車に乗っていろいろやってました

 

今回はカテゴリー「デジカメ」とせずに、「日記」としました。

 


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