アイコンのワンクリックで、本日の日付が和暦で、カーソル位置に挿入されるWordマクロです。
その記事は、
⇒ こちらをご覧ください。
込み入ったものではなく、ごく簡単なマクロです。
そのVBAコードは、次のとおり、たったの一行だけです。
Selection.TypeText StrConv(Format(Date, "ggge年m月d日"), vbWide)
Wordマクロではありますが、Excelマクロとほぼ共通です。
Excelマクロを作ることができる方であれば、上記コードの内容は理解できるはずです。
なので、解説するまでもないのですが、上記コードの内容について、簡単な説明を付け加えてみます。
【1】Date
現在のシステムの日付を取得する関数です。分かりやすく言うと、パソコン内部で管理されているカレンダーのデータから、今日の日付データを取り出してくれるものです。
【2】Format
書式変換の関数です。データを指定した書式に変換します。どのような書式にするかは、表示書式指定文字で設定します。
これを使えば、Date関数で取得した今日の日付データを、和暦表示にも変換してくれます。
和暦表示に使用する表示書式指定文字は、「ggge年m月d日」です。
【3】StrConv
文字列中の大文字を小文字へ、また半角文字を全角文字へなど、さらにそれらの逆方向へと変換してくれる文字列関数です。
Format(Date, "ggge年m月d日") では、「令和5年1月6日」と半角文字となります。これを、StrConv関数で、全角文字「令和5年1月6日」へと変換させることができます。
【4】Selection
文書内で現在選択されている範囲を表すオブジェクトで、何も選択されていないときは、カーソル位置を示します。
このオブジェクトを使用することで、文書中のカーソル位置に今日の日付を入れることができます。つまり、これによって、文字を入れたい任意の箇所を、その都度指定することができます。
このように、使いこなすことができれば、Wordマクロは非常に便利な道具です。
これまで、Wordマクロに関する記事を、いくつかこのブログで書いています。よかったら、参照してみてください。
それでは、また次の記事で
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