パソコン悪戦苦闘記録

日付挿入WordマクロのVBAコード

 先日(2023年1月4日)、このブログに、日付挿入マクロの記事を書きました。
 アイコンのワンクリックで、本日の日付が和暦で、カーソル位置に挿入されるWordマクロです。

  その記事は、
   こちらをご覧ください。

 込み入ったものではなく、ごく簡単なマクロです。
 そのVBAコードは、次のとおり、たったの一行だけです。

 Selection.TypeText StrConv(Format(Date, "ggge年m月d日"), vbWide) 






 Wordマクロではありますが、Excelマクロとほぼ共通です。
 Excelマクロを作ることができる方であれば、上記コードの内容は理解できるはずです。

 なので、解説するまでもないのですが、上記コードの内容について、簡単な説明を付け加えてみます。

【1】Date
 現在のシステムの日付を取得する関数です。分かりやすく言うと、パソコン内部で管理されているカレンダーのデータから、今日の日付データを取り出してくれるものです。

【2】Format
 書式変換の関数です。データを指定した書式に変換します。どのような書式にするかは、表示書式指定文字で設定します。
 これを使えば、Date関数で取得した今日の日付データを、和暦表示にも変換してくれます。
 和暦表示に使用する表示書式指定文字は、「ggge年m月d日」です。

【3】StrConv
 文字列中の大文字を小文字へ、また半角文字を全角文字へなど、さらにそれらの逆方向へと変換してくれる文字列関数です。
 Format(Date, "ggge年m月d日") では、「令和5年1月6日」と半角文字となります。これを、StrConv関数で、全角文字「令和5年1月6日」へと変換させることができます。

【4】Selection
 文書内で現在選択されている範囲を表すオブジェクトで、何も選択されていないときは、カーソル位置を示します。
 このオブジェクトを使用することで、文書中のカーソル位置に今日の日付を入れることができます。つまり、これによって、文字を入れたい任意の箇所を、その都度指定することができます。


 このように、使いこなすことができれば、Wordマクロは非常に便利な道具です。
 これまで、Wordマクロに関する記事を、いくつかこのブログで書いています。よかったら、参照してみてください。





それでは、また次の記事で
goosyun
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「VBAプログラミング・マクロ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事