パソコン悪戦苦闘記録

VirtualBox上のUbuntuにGuest Additionsをインストール

 WindowsPCに、VirtualBox(バーチャルボックス)をインストールし、ゲストOSとして Linux Ubuntu (ウブントゥ)を入れました。



 これによって、1台のPCで、Windows10 と Ubuntu 20.04 LTSの両方が使えるようになりました。
 1台のPCのリソース(CPUの性能やメモリ容量)を2つのOSで分け合うために、VirtualBox上では動きが遅いという問題は確かにあります。それでもターミナル(端末)を起動してコマンドラインの学習をするような使い方であれば、それほど気になる遅さではありません。
 それにVirtualBoxを使う方式だと、1台のPCでWindowsとUbuntuの両方のOSとも同時に起ち上がった状態なので、両方を同時に使えます。これはもう便利というほかありません。両OSをシームレスに使えるわけです。
 Windows側でコピーしたデータを、Ubuntu側のアプリに貼り付けたりできます。
 クリップボード共有という機能で、クリップボードに格納されたデータを、両OS間で共有できるわけです。

 このクリップボード共有などの機能を利用するには、ゲストOSに Guest Additions (ゲストアディッションズ)というモジュールをインストールしておく必要があります。Guest Additions をゲストOSに導入することで、格段に使い勝手が向上します。

 また、Guest Additions を入れていない状態では、ゲストOSの画面が狭いために、使い勝手が悪くて困ってしまいます。Guest Additions をインストールすることで、ディスプレイドライバの問題が解消されます。これによって画面を自由に広げたり、狭めたり、さらにはフルスクリーンにだってできます。

 これに関しては、前回の記事に書いたとおりです。
 ⇒ こちらの記事をご覧ください。

 ぜひ、VirtualBoxをインストールした後には、このGuest Additions もインストールしましょう。
 
 この Guest Additions のインストール先は、ゲストOSです。
 ・・・・ということは、
  インストールの方法が、「ゲストOSが何であるか」によって変わってきます。
(1) ゲストOSがWindowsであれば、Windowsのやり方でインストールし、
(2) ゲストOSがLinuxであれば、Linuxの方式でインストール
することになります。
 インストールの方式が、ゲストOSに依存するわけです。

 VirtualBoxは、Macユーザーに使われることも多く、Mac機にWindowsを入れる手段としても多く使われているようです。ですから、Web上では、そういう方がアップされた情報が割と検索上位に挙がってきます。
 Guest Additions のインストールについて解説した記事も、ホストOSがMacで、ゲストOSがWindowsというパターンのものが、割と検索上位にヒットします。
 このパターンですと、Windowsのインストールの方式を使って、Guest Additions を入れることになります。
 Windowsは普段使い慣れているから、
  「なんだ、簡単だ。むつかしいことは何もない。」
と思って、作業に取り掛かりました。

 ところが、私の場合は、
  ホストOSは、Windows10 ですが、
  ゲストOSは、Ubuntu です。
 つまり、Ubuntuの機能を使用して、Guest Additionsをインストールすることになります。

 作業を始めたら、あらかじめ予習していたWindows方式とは違う画面が展開されたので、一瞬、あせりました。

 が、Ubuntu は、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)が充実しています。
 出現したダイアログボックスの「実行」ボタンをクリックすることで、自動的にターミナルが起動して、その上、自動的にコマンドが実行されます。ただ、画面を眺めて、待っているだけでインストールが完了してしまいました。
 おぉ、ワンダホー!・・・なぁ~んて、親切な設計なんでしょう。
 おおいに感心ました。そして、おおいに、たすかりました。

 以下は、Guest Additionsをインストールする手順です。
 念押ししておきますが、以下に掲載の手順は、ゲストOSがUbuntu の場合の手順です。

1 VirtualBoxを起動
2 ゲストOSのUbuntuを起動
3 VirtualBoxのメニューから
  デバイス > Guest Additions CDイメージの挿入...
 を選択
4 CDイメージがゲストOSにマウントされる
5 以下のメッセージが掲載のダイアログボックスが出現
 「”VBox_GAs_6.1.8”には自動的に起動するソフトウェアが含まれています。実行しますか。」
6 「実行」ボタンをクリック
7 認証画面が出るので、
  Ubuntu へのログインパスワードを入力
8 ターミナルが起動して、自動的にコマンドが実行される
 (ある程度の時間を要するので、終わるまで気長に待つ)
9 「Press Return to close this window …」の行が出る
10 ReturnキーつまりEnterキーを押して、ターミナル画面を閉じる
11 ゲストOSのUbuntu を再起動させる
 以上で、ゲストOSのUbuntu に、Guest Additionsがインストールされます。



 インストールが完了したら、念のため、Guest Additionsが、正常に動作しているのか確認しましょう。
 Ubuntu ターミナルを起動させて、次のコマンドを打ち込みます。
 $ sudo rcvboxadd status
 次のメッセージが出てくれば、runningですから、OKという意味です。
 The VirtualBox Additions are currently running.

 なお、インストールしたGuest Additionsのバージョンは、
 $ VBoxControl --version
というコマンドで確認できます。
 表示されるGuest Additionsのバージョンが、VirtualBoxのバージョンと一致しているのかを確認しましょう。
 もし、一致していなければ、不具合が出るようです。


次の中古PCはいかがでしょう。

  VirtualBoxでの2つのOSの共存、なかなか便利です。
 お勧めできます。

 なお、今回のブログ投稿の途中でトラブルが発生して、最初からまた記事を書き直す事態になりました。
同じ記事を2回も書くことに・・・・。疲れました。
 トホホホ・・・・

 それでは、また次の記事で。
goosyun
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