「マクロとは何ぞや」という「マクロ入門」の記事を書いたので、詳しくは、
⇒ こちらの記事をご覧ください。
プログラムですから、コンピューター(PC)の動きを指示するための、命令文が中味になります。
このコンピューターに対する命令文はコードと呼ばれます。
そして、コードは、プログラミング言語を使って書かれます。
ExcelマクロやWordマクロのコードを記述するためのプログラミング言語が、
「Visual Basic for Applications」
(ビジュアル ベーシック フォー アプリケーションズ)
です。略して、VBA(ブイビーエー)と呼ばれます。
Microsoft社の製品であるExcelやWord、Access 等のマクロのコードを記述するためのプログラミング言語なのです。当然、Microsoft社が開発した言語です。
このネーミングは、
for Applications(アプリケーションを動かすための)
Visual Basic(目で見て分かるベーシック)
ということなんでしょうか。
ところで、ここで少しだけ、脱線します。
コンピューターが直接、理解・解釈できるのは、0と1の羅列の命令文で、『機械語』(又は、マシン語)と言います。この数字の羅列では、人間が理解することはむつかしい。そこで、その命令文を人間でも理解できるように設計された言語が、プログラミング言語です。
プログラミング言語で書かれたコードは、最終的には機械語(0と1の羅列)に変換されて実行されますが、人間がプログラムするに当たっては、人間が理解できる言語を使って記述すればよいのです。
プログラミング言語のおかげで、人間でも意味を理解でき、そのおかげで学習して身に着けることができます。
プログラミング言語は、実に多くの種類があるようです(私は、専門外なのでその辺のことはよく知りません。)。
C言語、COBOL、Fortran、Java・・・・・などなど。
最近、目にすることが多いのが、Python(パイソン)という言語ですね。
以上で、脱線を終わります。
このように、実に多くのプログラミング言語があるのですが、その中でVBAは、Microsoft社のOffice製品の中だけで通用する言語です。
そういった意味では、プログラミング言語の中では、特殊な位置にあると言えます。
VBAは、専門家でなくても、素人でも扱えます。
Word VBA で書かれた、
Selection.Range.InsertAfter "ほげほげ"
というコードを見れば、
「選択された領域の後ろに、『ほげほげ』という文字列を挿入しなさい。」
という命令文であることが理解できますから。
プログラムを書いてコンピューターに指示を与え、その指示どおりにコンピューターが動き、意図したとおりの結果が実現したときの達成感は、ものすごく大きいものがあります。自分で自分自身に感動することだってあります。
(私にとっては、いいボケ防止策になっています。)
ぜひ、VBAを習得し、この"感動"を味わってください。
できる大事典 Excel VBA 2016/2013/2010/2007 対応 (できる大事典シリーズ) | |
国本温子,緑川吉行,できるシリーズ編集部 | |
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それでは、また次の記事で。