また、画像全体ではなく、一部分、例えば人物の顔の部分だけをぼかしたい、ってぇこともよくあります。
プロの写真家などは背景をぼかして、上手に撮影することもできますが、一般素人の撮影ではなかなかそうはいきません。そうした素人撮影写真であっても、画像編集ソフトを使えば、事後的にぼかし修正ができます。
Photoshop Elements では、そういう「ぼかし」には、フィルターがよく使われます。
「フィルター」メニューの中に、「ぼかし」があり、さらにそのサブメニューに
「ぼかし(ガウス)」
があるので、これを適用します。
ぼかし具合(ぼかしの程度)も、スライドバーで自由に変えることができます。
ちなみに、「ガウス」の意味をググってみると、「磁束密度の単位」 なんだそうです。
下の2枚の画像は、ぼかし前の元画像と、ぼかし加工後の画像とを、比較したものです。2枚の画像を見比べてみてください。
◆ Before ぼかし前
◆ After ぼかし後
効果を分かりやすくするために、ぼかしの程度をかなり強くしました。普通は、芸能雑誌じゃないんで、ここまでぼかすことはしないと思います。ほんのりとしたぼかしで、いいと思います。
なお、この画像のように、全体的にぼかしながら、一部だけをくっきり鮮明にしたいときは、「レイヤーマスク」が便利です。
この画像も、レイヤーマスクを使い、被写体のワンころと、芝生手前部分は、くっきり鮮明にしています。
その手順は、次のとおりです。
1 Ctrl+J でレイヤーをコピー
2 レイヤーマスクを追加
3 ぼかし(ガウス)を適用
4 鮮明にしたい部分をブラシで黒色に塗る
たったこれだけの作業です。2 レイヤーマスクを追加
3 ぼかし(ガウス)を適用
4 鮮明にしたい部分をブラシで黒色に塗る
レイヤーマスクに関しては、過去記事で詳しく紹介しています。
⇒ こちらの記事をご覧ください。
レイヤーマスクを使うと、マスクをかける(前面画像を透明にして、背面画像を見えるようにする)部分を自由自在に選べます。レイヤーマスクって、本当に便利です。
それでは、また次の記事で
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《2021年6月19日追記》
レイヤーマスクにグラデーションを使うことで、奥に行くほどぼかす、連続的にぼかしを強くする方法があります。
⇒ こちらの記事をご覧ください。