見出し画像

パソコン悪戦苦闘記録

Windows機にWSL2でUbuntu24.04インストール

 年が明けて2025年は、いよいよPC用のOS、Windows10のサポートが終了する年です。
 Win10のサポート終了時、古いPCにはUbuntu Linux を入れることにしています。

 Windows11機もすでに新規購入しているから、そうなると、WindowsとLinuxの両刀使いとなります。
  古いPCはLinux
  新調PCはWindows
の、二刀流です。

 二刀流といったって、私の場合は、どちらかと言えば素人の部類ですから、
   ”なんちゃって二刀流
   ”お遊びの二刀流
かもしれませんが・・・。

 Linuxの導入に備えて、Linux操作の勉強をしていたら、その過程でLinuxの便利さを知り、その魅力に引き付けられました。Windowsでできないことが、Linuxではできる、そういった場面に何回か遭遇しました。

 そうすると、
1 いつもはWindowsを使うけれども、たまにLinuxを使いたい、
2 Linuxを使うためにわざわざ別のPCを起動するのは面倒、
3 だから、1台のPCでWindowsもLinuxも両方を使いたい、
と、当然そうなってきます。

 そんな悩みを解決してくれるのが、WSL 2Windows Subsystem for Linux 2)です。
 WSL 2を使えば、Windowsの中にフル機能のLinuxをスムーズに起ち上げ、両方の世界を簡単に行き来できます。両方が同時に使えて、双方間をシームレスに往来できるなんて、これは便利です。
 まさに、WSL 2は、私の要望をかなえてくれる機構、仕組みです。





 そこで、年末休暇2日目の今日(2024年12月29日)、Windows11PCに、WSL 2 と、Ubuntu 24.04LTS をインストールしました。
 少し前までは、WSLの導入のためには、いろいろな作業が必要だったから、かなり面倒でした。
 それが、ぐっと改善されて、最近はごくごく簡単に導入できるようになっています。
 どれほど簡単かっていうと、たった一つのコマンドを打ち込むだけ、ただそれだけなのです。コマンドを打ち込めば、後は必要なものが自動で入っていきます。いろいろとむつかしいことを調べて、設定作業をすることは不要です。
 そのように、今は、煩わしい作業から解放されています。
 「本当にこれだけ?」というくらいあっけなく終わるから、拍子抜けします。

 ネット上には、WSL導入システムが今のように簡略化される前の、古い情報を掲載のWebサイトも残っています。そんな古い情報には振り回されないようにする必要があります。


 インストールの具体的な作業は、
 1 Windows PowerShell を管理者権限で起動
 2 >の後ろに、「wsl --install」と打ち込み、Enterキーを押す
たったのこれだけです。
 上記のコマンドを打ち込むだけで、WSL2ばかりか、Ubuntuまでもインストールされます。

 この関係の解説は、
  ⇒ こちらの記事をご覧ください。

  ⇒ こちらの記事もご覧ください。


 
 WSLの導入作業は、私にとってはこれが2度目です。ですが、今回は一つだけ、新たな疑問がありました。
 その疑問とは・・・、
  インストールするUbuntu のバージョンのことです。
  Ubuntu 24.04 LTS を入れるには、どうすればよいのか、です。
 つまり、旧バージョン22.04ではなく、新バージョン24.04をインストールしたいわけです。

 上記のとおり、wsl --install のコマンドによって、WSL2の本体ばかりでなく、その一連の流れの中でUbuntuも一緒にインストールされるのですが、少し前までは、Ubuntu のバージョン 22.04 LTS がインストールされていました。
 2024年4月にバージョン 24.04 LTS がリリースされて、もう8か月が経過しています。ですから、さすがに現時点でインストールされるUbuntuのバージョンは、最新のもの24.04 と推測はされます。
 ・・・けど、・・・どうも確信がありません。
 もし、前バージョンのUbuntu 22.04 が入ってしまえば、いったんアンインストールした上で、新バージョンをインストールし直すことになります。

 はてさて・・・と、悩んだわけです。
 調べてみたら、確実にUbuntuの最新バージョンをインストールする方法が分かりました。
 その方法は、
   wsl --install -d Ubuntu-24.04 
と打ち込む、というものです。


 具体的には、
 1 Windows PowerShell を管理者権限で起動
 2 >の後ろに、「wsl --install -d Ubuntu-24.04」と打ち込む
 3 Enterキーを押す

という流れです。
 上記1~3の途中で、「アプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか。」と聞いてくるので、当然、「はい」をクリックします。

 これで、インストールが開始されます。画面上の進行をしばらく待つと、以下のメッセージが表示されます。



 「変更を有効にするにはシステム再起動が必要」と促されるので、PowerShellを閉じて、Windowsを再起動します。
 Windowsを再起動すると、Windowsのスタートメニューに、Ubuntuが登録されています。その新しくインストールされたばかりのUbuntuを起動します。
 すると、次のように、ユーザー名とパスワードの設定を求められます。



 ここで、自分で決めた任意のユーザー名、パスワードを入力します。
 ここまでくれば、Windows11PCへの、WSL2とUbuntu 24.04 LTS の導入は成功です。
 
 なお、Windows10が入っていた古いPCは、そのサポート終了後は、WSL2も使えません。古いPCは、Ubuntu専用機になります。これは仕方ないところです。



実践Ubuntu 第2版


それでは、また次の記事で
goosyun


《2025年1月6日追記」》
 WSL2をインストール後の
1 日本語化作業は、こちらの記事をご覧ください。
2 ターミナル設定は こちらの記事をご覧ください。

コメント一覧

goosyun
thread32 さん

 コメント、ありがとうございます。
 本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 Ubuntuは、Web上などに情報が多いので、困ったときなどにたすかります。
 Linux Mint にも魅力を感じるので、そのうち、触ってみたいと思っています。
thread32
明けましておめでとうございます

 本年も、どうぞよろしくお願いいたします

 二刀流ですね
 Win10 22H2 は、今年10月でサポート終了ですね
Win11もバージョンによっては、今年サポート終了ですよね
 Win11 23H2 が、今年11月にサポート終了です

 Ubuntu使いやすいですか?
 向井、少し使っていましたが、今は、Linx Mint を使用してますよ
 まぁ中身的には、UNIX系なんで、ほぼほぼ同じような機能があるとは思います
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「OS_Windows」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事