前回の続きでVDOTアプリで算出された5つのトレーニングタイプの説明です。
①Eペース(イージーランニング)
ケガに対する耐性をつくる、心筋を強化する、血液の酸素運搬能力を改善する、筋繊維をランニングに有利な性質に導く、という効果があります。
ポイント練習とのつなぎやロング走はこのペースで行います。
②Mペース(マラソンペースランニング)
ジャックダニエルズ氏の著書では
「Mペースランニングをする目的は、実際のレースペースに慣れること、そしてそのペースで給水を取る練習をすることである。したがってMランニングの主な効果は、メンタル的なもの、つまり設定したペースで走る自信を高めるものと言っていい。」
と書かれていますが、今回はトラックレースなので週末のロング走の途中で負荷を上げて走る時に行います。
③Tペース(閾値走)
血中の乳酸を除去し十分処理出来る濃度に抑える能力を高め、持久力を向上させる目的で行います。
俺達の世代なら保健体育の授業で乳酸は疲労のもとと習いましたが、現代では血中の乳酸を処理してまたエネルギーに変換出来る事が分かっています。
このペースでの練習では、乳酸が出始めるペースを一定時間継続する事によって持久力をアップさせます。
④Iペース(インターバルトレーニング)
インターバルトレーニングはVO2max(最大酸素摂取量)をさせるために刺激を与える練習であります。
⑤Rペース(レペティション)
無酸素性作業能力、スピード、ランニングエコノミーを高める事にあります。
ざっと説明しましたが、実際の練習ではRペースでインターバルを行なったりします。
この辺はジャックダニエルズ氏の5000mでのトレーニングに関する特別な考えがあるのか?
日本とアメリカで言葉の使い方が違うのか?
ちょっと難しいです。
この後は直近の練習メニューについて書いていきます。
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