房総半島を一周しようとすると大体280キロを踏破しなければならない。
連日相当な距離を歩かなければゴールのたどり着けない。
一週間ごとの休みを利用し、
「この前の続きからスタート」では意味がない。
グレートトラバース3は毎日人力踏破。一週間、鋭気を養って再出発なんて路線外れだ。
「連日歩いて、宿も用意して、お金かかるなぁ。まとまった休みが取れるわけでないし」
房総半島を眺めていたら「あっ!」と閃いた。
自分の家を山小屋に見立てれば行ったところで家(山小屋)に帰り、次の日電車で朝早くにその駅まで行って歩き始めればよし。
「家と電車を山小屋に見立てれば、連日踏破が出来るじゃないか!」
宿を探す力もなく、テントもやったことがない。しかし、房総半島は内房線、外房線があり、それを横断で繋ぐ電車がある。
房総半島一周グレートトラバースは
宿が無くても連日踏破ができる地形と交通機関が整っている。
すごいぞ千葉は。
すごい発見。
サラリーマンでまとまった休日がなかなか取れず、何日も連泊するお金がないなら、毎日家(山小屋)に帰ればいい。また次の日、昨日終わった地点からスタートすれば、連日踏破のグレートトラバースになるのだ。
千葉県の独特な形だからこそできること。
サラリーマンでも冒険心を掻き立てられる、素晴らしい土地だ。
発想を変えればいくらでも楽しめる。
この連休、ゴールはできないが、連日踏破で木更津越えが目標。
仕事を終えてワクワクしながら帰って来た。