2nd Stageトラバース

50代で転職し、第二の人生スタート。
もがいて、笑って頑張るおやじをお届けします。

房総半島グレートトラバース 挫折

2020-10-20 23:30:50 | グレートトラバース
炎天下の房総半島トラバースは本当にきつかった。






雨傘を日傘代わりに使い、朝7:00からさしっぱなしだ。



目標中継点の長浦を前に、1時間も予定をオーバーしてしまう。



手前の姉崎イトーヨーカドーに入ってからだを冷やさせて頂いた。
イートインコーナーでたむろっているおばちゃんたちは、異様なおっさんが汗まみれで乱入して来たので呆気にとられている。





「1日30キロまでしか歩けないよ」





うとうと10分、2回も寝入ってしまった。







イトーヨーカドーに感謝。






先を見れば炎天下に続く直線道路。




ここまでに水を4リットル、おにぎりを食べる気がしない。





木更津川崎アクアラインを見ても胸に沸き上がるものもなし。






明日、歩けないよ。





木更津駅に着いたのは17:30。


予定を2時間オーバー。






挫折感満載だ。






もっと鍛えなきゃ。もっと歩く練習しなければ。重いバックパックを背負って・・・。






練習と計画のやり直し。




次はせめて富津まで。
館山は遥か彼方の目的地に思える。







銚子までのグレートトラバース。






お土産がない木更津でアサリのつくだ煮を買った。







「自分への慰めか・・・」






千葉行き電車の案内掲示板を見たら思わず泣けてきた。




甘く考え過ぎた。無謀だね。
敗者には挫折しかない。

東京ミニトラバース 遠距離使いっ走り②

2020-10-20 07:58:36 | グレートトラバース
御徒町アメ横でマグロのサクを買って来て、と頼まれ25キロのトラバース、春日通りを上って行く。



春日通り。



「春日通り」なんて自分もさも知ったように言っているが、その上は「蔵前通り」その先が本所吾妻橋、なんて有名処を平然と説明出来る人がどれほどいるのだろう。



「四つ目通り」「三つ目通り」は耳にしたことがあるがどからどこまでの道で、その位置関係がどうなっているのかさっぱりわからない。


「二つ目通り」はあるのか。



やはり江戸の香りが残っていると粋でカッコいいと思ってしまう。




何故その位置関係がわからないのか。
何故有名処が線で結べないのか。



歩いていないのも一つだが、はっきり言って、亀戸、錦糸町、上野、浅草、御徒町、なんて、ガキが遊んではいけないところだったから。



ガキにとって“怖い街”だった。
大人の世界の街で、ガキが入り込む余地などなかった。




だからこの界隈の事を知らないのだ。





隅田川を渡ると浅草や御徒町だ。



アメ横ではマグロのサクは他の魚とセットで売り付けられ、結局高く買わされたり。
百貨店では手に入らない宝物が手に入ったり。
チンピラにウソの映画チケットつかまされたり。



胡散臭さや情念が渦巻く人間臭さがブンブンした。




浅草や御徒町を歩くと
「俺も大人になったぜ」なんて肩で風切りいきがったりしてね。





やっとたどり着いたアメ横は、外国人の露店が大半を占め、コロナ禍でマグロサクの一本も売ってないありさまだ。



「お前もお高くとまった東京に成り下がったか。つまんねぇ街」





マグロのサクの件はカミさんに詫びた。







疲れた体にアメ横の寂寥感はお似合いだった事だろう。



「当分、来ることはねぇな」