2nd Stageトラバース

50代で転職し、第二の人生スタート。
もがいて、笑って頑張るおやじをお届けします。

野宿の睡眠 第一空挺師団の優しい目

2021-06-08 17:50:34 | 日記
空挺師団はパラシュートで敵の最前線や後方に投入される精鋭部隊だ。

訓練も半端ではないだろうから、野宿で寝るコツを伺ったら、野宿睡眠のいいヒントになるかも知れない。



職場に空挺師団を退役した人生の先輩がいるのを思い出し、どうしたら野宿でぐっすり寝られるのかコツを伺ってみた。




「夜営の訓練は厳しいよ。“寝ろ”と言われたらすぐ寝ておかないと次の訓練で体が動かないんだ」




「“寝ろ”と言われてすぐ寝られるもんですか」




「最初から問題無く寝られたよ。性格だね」


「空挺師団でも寝られない人がいるんですか」


「いるよ。辛そうだったね。100㎞くらい歩く時もあるからね。寝られないと辛いだろうな」


「怖くないですか。敵が襲ってくるとか考えないんですか」


「うーん、寝ちゃうんだな、これが。今の仕事でも“寝ろ”と言われたら寝る自信がある。鈍感なんだよ。鈍い、図太いんだな。寝る訓練、コツなんかないよ。周りや、他人を気遣わない鈍感、図太さだね」




欠点と言われる性格が、長所になるんだな。


「野宿で寝られないのは繊細だからさ。違う自分、性格を手に入れる機会だね。慣れればできるよ。人生得したじゃないか」



「ハハハ・・・」


「頑張りなハハハ・・・」



何かを達観した、精鋭部隊の優しい目が微笑んでいた。