千葉県野田市に無料のキャンプ場があるので、野宿の練習のためそこで一泊する計画を立てた。
Googleマップはこういう道までもルート表示してくれるから凄い。
しかし、夏日なのでペースが上がらず、バテバテになってしまった。
予定より遅いが、野宿の場合、テント設営で他の利用者の奇異な目を避けるためにも、到着は少し暗いくらいの方がいい。
「テント設営が終わったら、きっと真っ暗だな」
「よし、設営地はここ。時間がないから迷ってる場合じゃないぞ!急げ」
闇が覆う前、ギリギリ間に合ったが、体はヘトヘト。テントに潜り込み、エアマットを膨らまし、夕飯。
「美味しいふかふかフレンチトースト」と謳ってあったが、豆腐じゃないのか」
夕飯を終えて体はリラックスしているが、頭がギンギンに冴えている。
「野宿で寝る練習に来たんだろ。頑張れ。寝ろ」
「脳ミソってめんどくせぇ作りになってんなぁ」
「暴漢に襲われないか、警察を呼ばれないか」
一晩中、そんな事を考えているから眠られないと思い、それではキャンプ場ならそんな心配も少なかろうと考えた。
千葉某所から野田市スポーツ公園へ34㎞のロード開始。
Googleマップはこういう道までもルート表示してくれるから凄い。
国道ルートを外れているので旅をしている気分に浸れる。
しかし、夏日なのでペースが上がらず、バテバテになってしまった。
予定より遅いが、野宿の場合、テント設営で他の利用者の奇異な目を避けるためにも、到着は少し暗いくらいの方がいい。
それを想定していたが、予想以上に体力を消耗し、到着時刻は19:00。
「テント設営が終わったら、きっと真っ暗だな」
「よし、設営地はここ。時間がないから迷ってる場合じゃないぞ!急げ」
闇が覆う前、ギリギリ間に合ったが、体はヘトヘト。テントに潜り込み、エアマットを膨らまし、夕飯。
「美味しいふかふかフレンチトースト」と謳ってあったが、豆腐じゃないのか」
消化で胃に血液が行くと、頭に血が行かず眠くなるよ。
野宿の場合、そんな事は無いな。
夕飯を終えて体はリラックスしているが、頭がギンギンに冴えている。
「こりゃまた寝られないよ、きっと」
二時間経過。
「野宿で寝る練習に来たんだろ。頑張れ。寝ろ」
四時間経過。
「真っ黒なブログの写真なんてあり得ないが、このリアル感が大事だな」
「余計な写真撮らずに、早く寝ろ!」
「自衛隊員の適応能力って凄いよ。何処に派遣されても生き抜いちゃうよ」
どこかの奥さんが井戸端会議でそんな事を言っていたなぁ。
六時間経過。
「あーあ、また今日もだめか。寝られない」
時計は午前1:30。
目の前のスマホ。
風の音。
遠くに聞こえる救急車。
思考回路は止まっているが、感覚だけはビンビンだ。
自分の体なのにコントロール出来ないって、
「脳ミソってめんどくせぇ作りになってんなぁ」