2nd Stageトラバース

50代で転職し、第二の人生スタート。
もがいて、笑って頑張るおやじをお届けします。

野宿で睡眠2 (前編) 試される適応能力

2021-06-13 19:11:35 | グレートトラバース
千葉県野田市に無料のキャンプ場があるので、野宿の練習のためそこで一泊する計画を立てた。


「暴漢に襲われないか、警察を呼ばれないか」
一晩中、そんな事を考えているから眠られないと思い、それではキャンプ場ならそんな心配も少なかろうと考えた。



千葉某所から野田市スポーツ公園へ34㎞のロード開始。




Googleマップはこういう道までもルート表示してくれるから凄い。


国道ルートを外れているので旅をしている気分に浸れる。



しかし、夏日なのでペースが上がらず、バテバテになってしまった。


予定より遅いが、野宿の場合、テント設営で他の利用者の奇異な目を避けるためにも、到着は少し暗いくらいの方がいい。


それを想定していたが、予想以上に体力を消耗し、到着時刻は19:00。

「テント設営が終わったら、きっと真っ暗だな」




「よし、設営地はここ。時間がないから迷ってる場合じゃないぞ!急げ」





闇が覆う前、ギリギリ間に合ったが、体はヘトヘト。テントに潜り込み、エアマットを膨らまし、夕飯。


「美味しいふかふかフレンチトースト」と謳ってあったが、豆腐じゃないのか」




消化で胃に血液が行くと、頭に血が行かず眠くなるよ。



野宿の場合、そんな事は無いな。




夕飯を終えて体はリラックスしているが、頭がギンギンに冴えている。




「こりゃまた寝られないよ、きっと」




二時間経過。


「野宿で寝る練習に来たんだろ。頑張れ。寝ろ」




四時間経過。

「真っ黒なブログの写真なんてあり得ないが、このリアル感が大事だな」


「余計な写真撮らずに、早く寝ろ!」






「自衛隊員の適応能力って凄いよ。何処に派遣されても生き抜いちゃうよ」


どこかの奥さんが井戸端会議でそんな事を言っていたなぁ。





六時間経過。
「あーあ、また今日もだめか。寝られない」




時計は午前1:30。




目の前のスマホ。
風の音。
遠くに聞こえる救急車。




思考回路は止まっているが、感覚だけはビンビンだ。




自分の体なのにコントロール出来ないって、

「脳ミソってめんどくせぇ作りになってんなぁ」