2nd Stageトラバース

50代で転職し、第二の人生スタート。
もがいて、笑って頑張るおやじをお届けします。

野宿 “完ソロ” 自分なりの旅の楽しみ(後編)

2021-06-06 19:07:22 | グレートトラバース
どだい、金が勝負の世界で背伸びをするから、楽しむ事が出来ない。
高級ホテルや温泉に行っても何かにつけて料金ばかりが気になり、自分が「貧乏人だなぁ」と思い知らされる。


歩いて、ソロキャンプで旅を続けられれば金の土俵で戦う必要は無くなる。


「しっかり寝られれば、自分なりの旅に近づけるのに」



少しでも寝られるように灯りを消したが寝つけませんでした。




何時間も寝つけませんでした。



外を覗くとうっすら空が白んでいた。



ガッカリして横になっていると、
10分間だけ怖い夢を見ました。



「この世のものではない化け物が出て来たから、間違いなく夢だ。10分間だけ、間違いなく寝る事ができた」





出発までに朝食を食べる。
あんパンとお茶。





テントの中身、寝袋、マット、レインフライヤーから片付ける。

これが大変で、暗がりの作業だが、あっという間に空が明るくなる。





ここまで出来たら、撤収までは造作も無い。



「作業は物理的なものだが、“寝る”のだけは心の問題もあるからね。練習と言うよりソロキャンプに慣れないと・・・」
「でも、10分間は寝られたよ。成長したな」



撤収作業完了。





“金じゃ買えない楽しさ”なんて、
上から目線の言葉など、とても言えたものではない。





「旅の醍醐味を味わうに、自分はこういうやり方しか出来ないということだ」






さぁ、家まで歩いて帰ろう。








市原市のランドマーク。養老川河口の炎の煙突。


朝もやに、
車に遮られず・・・。





「寝られなかったけど、来なきゃ見られなかったぜ」

野宿 “完ソロ” 寝るのも訓練(前編)

2021-06-05 20:02:17 | グレートトラバース
野宿と言ってもテントの中で殆ど寝る事が出来ず、前回の野宿は、次の日の20㎞ウォークが本当にキツかった。


「テントや寝袋持っていても寝られなければ意味ないね」




野宿で“寝る”特訓をすることにした。


30㎞先の市原市に大きな公園があるので野宿“寝る”特訓に向かう。



「もう夏日だな。ロングウォークも疲れるよ。でもこれを乗り越えテントを設営できるようにならないと」




自宅近くの公園でも野宿の練習はいくらでも出来るが、見知らぬ土地の野宿は緊張感が違うので、県内にて足を伸ばすことにした。


公園到着。


公園によっては野宿禁止のところもある。要確認。


野宿は、公園利用者が怖がるので、植栽の裏にテント設営。


表から見ると殆どわかりません。

素早く蚊取り線香を設置。


テントの中を整理整頓。
前回は緊張感と疲れで、これが出来なかった。

19:00に終了。まだ外は明るいです。

これから長い夜の始まりだ。




前回の野宿では怖くてテントの扉を閉められなかったが、今回は早々に閉じて覚悟を決めた。





「リラックスして早く寝よう」





テントシートの向こう側は闇と静寂に包まれました。