昨晩は予報もいい感じだったので出撃しましたが、
2時頃までは結構雲があり、その合間を縫っての
レデューサー 実戦配備となりました。
合焦位置
Moonliteフォーカーサーはスペーサーを取り外して鏡筒ベースに
直付けしなおしましたが案の定ピントが出ません。
接眼部(スペーサーなし)に取り付け
ASI Air Proフォーカス画面(シリウスです)
で、仕方ないのでトラスを3cmほど下げて固定、
光軸修正しなおしてから再度確認したら
ピント合いました!!!
トラスを縮めたことで斜鏡から外れる光束分がどのくらいあるか
わかりませんが、とりあえずこれで使ってみます。
あと、ASI Air Proの焦点距離表示は1110mmとなってました。
計算上は1500×0.73で1095mmなのですが、プレートソルビング
からの逆算で1110mmとなったようです。
実戦開始
ガッツリ撮影ではなくライブスタックで電視観望的に試しました。
少し前にF5で撮影しているので比べてみようとばら星雲を撮影。
ばら星雲 10秒×1枚
Ipadの画面だともっと明るく見えるのですが、キャプチャー画像を
PCで見るとちょっと暗いですね。でも暗黒帯がよくわかります。
Ipadで見ていてもF5の時よりは確かに明るいです。
ばら星雲 10秒× 20枚
この画像だとよくわからないと思いますがIpadで見ているとかなり
滑らかです。
このあと50枚までライブスタックしましたが、Ipadの画面上では
20枚と50枚の違いはよくわかりません。
電子観望では20枚くらいで良いのではないかと思います。
ということで50枚スタックしたFITS画像を画像処理してみました。
ばら星雲拡大
クリックするとFlickrに飛びます
Skywatcher GOTO DOB 12' 口径305mm F5 1500mm
Ackermann 2インチコマコレクター・レデューサー×0.73
ZWO ASI294MC PRO gain 390 -10℃
QBPフィルター 10秒×50枚 総露光時間 500秒 ・・・ 8.3分!!!
QBPフィルター 10秒×50枚 総露光時間 500秒 ・・・ 8.3分!!!
以前F5で1190秒露光したものが以下ですが、半分以下の8.3分露光で
ここまで写ります。また、強調しても荒くなりません。
焦点距離が違うので解像感はF5の方が良いですが、
やはりアッカーマンレデューサー良いですね!!!
星像についてですが、この画像だと上の方の星像が伸びていますが、
この後撮影した画像では変形がなく最初に撮影したばら星雲のみ
変形していました。
なので、カメラが傾いていた可能性が高いです。
このあとカメラを回転させた際に傾きが治ったと思われます。
以前F5コマコレで撮影したばら星雲 10秒×119枚
次に馬頭星雲です 。
馬頭星雲10秒1枚
馬頭星雲 10秒×20枚
これもIpad画面だともっと明るく見えます。
50枚スタック画像を画像処理しました。
馬頭星雲 10秒×50枚
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Skywatcher GOTO DOB 12' 口径305mm F5 1500mm
F5コマコレクタ- ZWO ASI294MC PRO gain 390 -10℃
QBPフィルター 10秒×50枚 総露光時間 500秒
F5コマコレクタ- ZWO ASI294MC PRO gain 390 -10℃
QBPフィルター 10秒×50枚 総露光時間 500秒
これも8.3分露光ですが、露光時間のわりにかなり良く写っていると
思います。あと、星像の変な伸びもなくなりました。
(やはりカメラが傾いていたようです)
次はM42
gain390だとM42では明るすて中心が飽和するので、
gain240の5秒で撮影しました。
M42 5秒×1枚
M42 5秒×20枚
ちなみにgain390で10秒だとこんな感じです
M42 10秒×20枚 (gain390)
やっぱりM42は明るいですね。
で、せっかくgain390の10秒とgain240の5秒の両方で撮影したので
HDRっぽく画像処理してみました。
(ただし、gain390の方はFITSファイルを保存し忘れたので、
Ipadのキャプチャー画像を使っています・・・なので解像感ないです)
M42(gain390-10秒×20枚 + gain240-5秒×20枚)
クリックするとFlickrに飛びます
Skywatcher GOTO DOB 12' 口径305mm F5 1500mm
F5コマコレクタ- ZWO ASI294MC PRO QBPフィルター
F5コマコレクタ- ZWO ASI294MC PRO QBPフィルター
gain 390 10秒×20枚、gain240 5秒×20枚 -10℃ 総露光時間300秒
ということで最初は冬の散光星雲でお試ししてみました。
ピントが出なかった時はどうなるかと思いましたが、
なんとかレデューサーのファーストライトができました。
性能の片鱗はうかがえたかと思います。
さすがにRASA並みとはいかないですが、お試しの短時間露光で
これなので、もっと枚数増やしたらどうなるかとても楽しみです。
またキャプチャー画像をPCで見ると暗いですが、Ipadではもっと
明るく見えるので、電子観望もかなりいけると思います。
(ただ、ASI Air Proは画面の表示設定があまり細かくできないので、
Sharpcapの方が良いかもですね)
このあと春の銀河をいくつか撮影しましたので
次回その結果をUpしたいと思います。
(こちらは100枚程度までライブスタックしてみました)